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井上雅博さんの残した言葉【ヤフー創業者】1957年2月12日~2017年4月25日

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「今回は売上責任の一本化など明確な狙いがあっての組織変更なのですが、僕はそもそも組織は5年も続いたら意味があろうがなかろうが、変えた方がいいという考えを持っています。」 「変えることにより何かが生まれます。実際、エンジニアの開発組織を統合したことで重複の無駄が見えるようになってきました。僕は組織にベストというものはないと考えています。ひとつのやり方をずっと続けるのではなく、とにかく変えてみること。それに伴って改善の余地も生まれてきますし、人が変われば違う目で見ることもできます。」 「新しい事業プランを考えるのは、僕を含めヤフーの人間にとっては日常の仕事です。だから、これまでは社員に対しても取り立てて発想のための仕組みは作ってきませんでした。しかし、人数も増えたところで少し体系的に取り組もうと、昨年末に登竜門という名の制度をスタートさせました。全社員が応募できる事業プラン・コンテストです。2週間程度の短い募集期間だったのですが、合計888件の応募があり、一次選考、最終選考の結果、何件かの事業化を決めました。」 「インターネットというのは、絶対、利用者に強制できません。強制せずに大勢の人に使ってもらうには、そのサービスの何が面白くて、どこが便利なのか、人々は何を楽しんでいるのか正しく理解することが不可欠です。」 「アメリカでこのサイトが流行っている。韓国では大勢の人がこれを使い始めている。などと聞けば、必ず自分で利用してみます。『多分たいしたことないだろう』と先入観は持ちません。流行っていること自体、必ず何か理由があるはずです。問題なのは、自分が理解できるかどうかです。どうしても面白さがわからなかったら、他の人に尋ねます。」 「ヤフーは創業時から、コストに関してはケチケチでやってきました。稟議書は今でも1万円からです。会社の規模も大きくなったのだから、10万円にしたらという話しも時々出ますが、僕は必要なお金なら1万円だろうが、1億円だろうが要求して使えばいいといっています。ポイントは、稟議という手続きが入ることで、本気度の少ないものは『面倒だな』となる点です。どうしてもやりたい仕事なら面倒な手続きも苦にしないはずです。変えるときは変えますが、変えないことにも意味があります。」 「ヤフーをもう一段、成長させるために、何割かは壊して進まなければならない。」 「