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アリストテレスさんの残した言葉【万学の祖】紀元前385年~紀元前322年3月7日

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「We are what we repeatedly do; excellence, then, is not an act but a habit.」 (人は物事を繰り返す存在である。従って、優秀さとは行動によって得られる物ではない。習慣になっていなければならないのだ。) 「Man is a goal seeking animal. His life only has meaning if he is reaching out and striving for his goals.」 (人間は、目標を追い求める動物である。目標へ到達しようと努力することによってのみ、人生が意味あるものとなる。) 「We are what we repeatedly do.Excellence, then, is not an act, but a habit.」 (人は物事を繰り返す存在である。従って、優秀さとは行動によって得られる物では) 「Courage is the first of human qualities because it is the quality which guarantees the others.」 (勇気は人間の第一の資質である。なぜなら、他の資質の土台となる資質であるから。) 「Happiness is the meaning and the purpose of life, the whole aim and end of human existence.」 (幸福は人生の意味および目標、人間存在の究極の目的であり狙いである。) 「Dignity does not consist in possessing honors, but in deserving them.」 (威厳とは、名誉を得ているという事ではなく、名誉に値するという事から成る。) 「For one swallow does not make a summer, nor does one day; and so too one day, or a short time, does not make a man blessed and happy.」 (一羽のツバメが来ても夏にはならないし、一日で夏になることもない。このように、一日もしくは短い

プラトンさんの残した言葉【西洋哲学の祖】紀元前427年~紀元前347年

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「Love is a serious mental disease.」 (愛は重度の精神疾患である。) 「The eyes which are the windows of the soul.」 (目は心の窓である。) 「Wise men speak because they have something to say; Fools because they have to say something.」 (賢者は、話すべきことがあるから口を開く。愚者は、話さずにはいられないから口を開く。) 「The first and best victory is to conquer self.」 (自分に打ち勝つことが、最も偉大な勝利である。) 「Be kind, for everyone you meet is fighting a harder battle.」 (親切にしなさい。あなたが会う人はみんな、厳しい闘いをしているのだから。) 「The beginning is the most important part of the work.」 (はじまりは労働の最も重要な部分である。) 「The madness of love is the greatest of heaven’s blessings.」 (恋という狂気こそは、まさにこよなき幸いのために神々から授けられる。) 「There are three classes of men; lovers of wisdom, lovers of honor, and lovers of gain.」 (人間の最も基本的な分類として、「知を愛する人」「勝利を愛する人」「利得を愛する人」という三つの種類がある。) 「Rhythm and harmony find their way into the inward places of the soul.」 (リズムとハーモニーは、魂のもっとも深いところに至る道を持っている。) 「Nothing in the affairs of men is worthy of great anxiety.」 (人間のことは何にてあれ、大いなる心労に値せず。) 「Science is nothing but perception.」 (科学は、知覚以外の何物でもなし

ヴォルテールさんの残した言葉【哲学者】1694年11月21日~1778年5月30日

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「Each player must accept the cards life deals him or her: but once they are in hand, he or she alone must decide how to play the cards in order to win the game.」 (人は誰でも、人生が自分に配ったカードを受け入れなくてはならない。しかし、一旦カードを手にしたら、それをどのように使ってゲームに勝つかは、各自が一人で決めることだ。) 「Judge a man by his questions rather than his answers.」 (人を判断するには、どのように答えるかより、どのような問いをするかによるべきである。) 「One always speaks badly when one has nothing to say.」 (人間は言うことが無くなると、必ず悪口を言う。) 「It is better to risk sparing a guilty person than to condemn an innocent one.」 (無実の人間を有罪にするより、罪ある人間を救う危険をおかすほうがよい。) 「I disapprove of what you say, but I will defend to the death your right to say it.」 (私はあなたの意見には反対だ。だがあなたがそれを主張する権利は命をかけて守る。) 「歴史は、自由な国においてのみ真実に書かれうる。」 「Love truth, but pardon error.」 (真実を愛せ。ただし過ちは許せ。) 「Tears are the silent language of grief.」 (涙は、もの言わぬ悲しみの言葉である。) 「何はともあれ、我々は我々の畑を耕さなければなりません。」 「疑い深い人は、自ら招いて、裏切られることになる。」 「その年齢の知恵を持たない者は、その年齢のすべての困苦を持つ。」 「Prejudice is an opinion without judgment.」 (偏見は、判断を持たない意見である。) 「結婚とは、臆病者のまえに用意されたたった一つの冒険

アダム・スミスさんの残した言葉【道徳感情論】1723年6月5日~1790年7月17日

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「The real tragedy of the poor is the poverty of their aspirations.」 (貧しさの真の悲劇は、希望を持つことが出来ないことだ。) 「人間とは取り引きをする動物なり。犬は骨を交換せず。」 「労働の賃金は勤勉への奨励であって、勤勉とは他のすべての人間の資質のように、それが受ける奨励に比例して進歩するのである。」 「利己心の発揮は見えざる手を通じて社会の利益を増大させる。」 「我々が食事をできるのは、肉屋や酒屋やパン屋の主人が博愛心を発揮するからではなく、自分の利益を追求するからである。」 「いやしくても大財産があれば、必ず大不幸がある。ひとりの富者があるためには、五百名の貧者がなくてはならない。」 「社会の利益を増進しようと思い込んでいる場合よりも、自分自身の利益を追求する方が、はるかに有効に社会の利益を増進することがしばしばある。」 「群衆の一員でいることは、まったく気楽なことだ。」 「大同のそばでひなたぼっこをしている乞食の有する安心感は、もろもろの王様が欲しても得られないものである。」 「最小の努力をもって最大の欲望を満たすことが人間の経済行為の基礎原理である。」 「最大の使用価値を持つものでも、ほとんど交換価値を持たないことも多く、反対に最高の交換価値を持つものでもほとんど使用価値のないものもある。」 「最小の労力をもって最大の欲望を満たすことが、人間の経済行為の基礎原理である。」 「我々が夕食を食べられるのは、肉屋や酒屋、パン屋の慈悲によってではない。各々が自らの利益を追求した結果なのだ。」 「多くの場合、個人の利益の追求こそが社会を豊かにするのだ。それは豊かな社会を目的とするよりもずっと効果的だ。私は公益のために商売をなした者が成果を上げた例を知らない。」 「消費はすべての生産の唯一の目標であり目的であって、生産者の利益は、それが消費者の利益を促進するのに必要である限りでのみ留意されるべきである。この命題は完全に自明であり、それを証明しようと試みるのはばかげているだろう。ところが重商主義では、消費者の利益はほとんど常に生産者の利益の犠牲にされており、消費でなく生産がすべての産業や商業の究極的な目標であり、目的だと考えているように思われる。」 「人は自分自身の安全と利

ヴォルテールさんの残した最後の言葉【哲学者】1694年11月21日~1778年5月30日

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「静かに往生させてもらいたい」 (病床で司祭の「あなたはまもなくご臨終です。死の前にイエス・キリストの神性を認める気はありませんか?」という問に「イエス・キリスト?」とつぶやいたあとの言葉が最後の言葉となった。) (最後の言葉) 本名フランソワ=マリー・アルエは、フランスの哲学者、文学者、歴史家である。歴史的には、イギリスの哲学者であるジョン・ロックなどとともに啓蒙主義を代表する人物とされる。また、ドゥニ・ディドロやジャン・ル・ロン・ダランベールなどとともに百科全書派の学者の一人として活躍した。

アダム・スミスさんの残した最後の言葉【道徳感情論】1723年6月5日~1790年7月17日

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「私は皆さんと一緒にいたいのですが、お別れしてあの世に行かなければなりません」 (最後の言葉) イギリスの哲学者、倫理学者、経済学者である。スコットランド生まれ。主著に倫理学書『道徳感情論』と経済学書『国富論』がある。 生涯に『道徳感情論』と『国富論』という2冊しか書物を遺していないが、『国富論』が経済学に属する本であるのに対して『道徳感情論』は倫理学に関する本とされる。

カントさんの残した最後の言葉【近代哲学の祖】1724年4月22日~1804年2月12日

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「よろしい」 (友人からスプーンで、葡萄酒と水を甘く割った飲み物を差し出され、飲んだ際に発した言葉が最後の言葉となった) (最後の言葉) プロイセン王国の哲学者であり、ケーニヒスベルク大学の哲学教授である。『純粋理性批判』、『実践理性批判』、『判断力批判』の三批判書を発表し、批判哲学を提唱して、認識論における、いわゆる「コペルニクス的転回」をもたらした。フィヒテ、シェリング、そしてヘーゲルへと続くドイツ古典主義哲学の祖とされる。 彼が定めた超越論哲学の枠組みは、以後の西洋哲学全体に強い影響を及ぼしている。

ジョン・ロックさんの残した言葉【統治二論】1632年8月29日~1704年10月28日

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「Our incomes are like our shoes; if too small, they gall and pinch us; but if too large, they cause us to stumble and to trip.」 (収入は靴のようなものである。小さすぎればわれわれを締めつけ、わずらわす。大きすぎればつまずきや踏み外しの原因となるのだ。) 「What worries you, masters you.」 (あなたを心配させるものが、あなたを支配する。) 「I have always thought the actions of men the best interpreters of their thoughts.」 (人間の行動は思考の最上の通訳者だ、とわたしは常に考えた。) 「人間を強制的に救済することはできない。だから彼ら自身の良心に委ねるよりいたしかたない。」 「言われるままに信じるだけの知識は、ただの切れ端に過ぎない。切れ端としては立派でも、それを集める人の知識の蓄えを少しも増しはしない。」 「New opinions are always suspected, and usually opposed, without any other reason but because they are not already common.」 (新しい意見は常に疑われ、たいてい反対される。まだ一般的ではないという理由だけで。) 「No man’s knowledge here can go beyond his experience.」 (いかなる人間の知識も、その人の経験を超えるものではない。) 「Reading furnishes the mind only with materials of knowledge; it is thinking that makes what we read ours.」 (読書は単に知識の材料を提供するだけである。それを自分のものにするのは思索の力である。) 「There is frequently more to be learned from the unexpected questions of a c

フランシス・ベーコンさんの残した言葉【4つのイドラ】1561年1月22日~1626年4月9日

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「Knowledge is power.」 (知識は力なり。) 「A wise man will make more opportunities than he finds.」 (賢者はチャンスを見つけるよりも、みずからチャンスを創りだす。) 「Good fame is like fire; when you have kindled you may easily preserve it; but if you extinguish it, you will not easily kindle it again.」 (名声は炎のようなものだ。一度つければ、保つのは簡単だが、もし消してしまえば、もう一度燃え上がらせるのは難しい。) 「It is impossible to love and to be wise.」 (恋をして、しかも賢くあることは不可能だ。) 「Reading maketh a full man, conference a ready man, and writing an exact man.」 (読むことは人を豊かにし、話すことは人を機敏にし、書くことは人を確かにする。) 「Silence is the virtue of fools.」 (沈黙は愚者たちの美徳である。) 「They are ill discoverers that think there is no land, when they can see nothing but sea.」 (海のほか何も見えないときに、陸地がないと考えるのは、けっしてすぐれた探検家ではない。) 「Natural abilities are like natural plants; they need pruning by study.」 (生来の才能とは自然の植物のようなものである。研鑚によって余計なものを刈り取らなければならない。) 「By far the best proof is experience.」 (最上の証明とは経験である。) 「Death is a friend of ours; and he that is not ready to entertain him is not at hom

ルネ・デカルトさんの残した言葉【近世哲学の父】1596年3月31日~1650年2月11日

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「実際に人々が何を考えているのかを理解するには、彼らの言葉ではなく、行動に注意を払えばよい。」 「楽観主義者は何もないところに明かりを見るが、なぜ悲観主義者はいつだってその明かりを吹き消そうとするのだろうか?」 「不決断以外に深く後悔させるものはない。」 「ひとたびでもわれわれを欺いたものを完全には信じないことは思慮深さのしるしである。」 「疑いは知のはじまりである。」 「だれかが僕の感情を害するとき、悪意が届かないように自分の魂を高く上げるんだ。」 「良き書物を読むことは、過去の最も優れた人達と会話をかわすようなものである。」 「精神を向上させるためには、学ぶことよりもより多く熟考していくべきである。」 「自然は人間を嫌う。」 「世界ではなく、自分自身を征服せよ。」 「人間の誤りの主な原因は、幼少期に身に付いた偏見である。」 「我思う、ゆえに我あり。」 「架空の喜びはしばしば本物の悲しみよりも価値がある。」 「欠陥はいつも、それを取り除くために必要な変化よりはずっと耐えやすいものとなっている。」 「難問はそれを解くのに適切かつ必要なところまで分割せよ。」 「秀でたる知性を有するだけでは十分ではない。大切なのは、それをうまく活用することである。」 「あらゆるものは自明である。」 「真理を探究するのであれば、人生において一度は、あらゆる物事をできる限り深く疑ってみる必要がある。」 「決断ができない人間は、欲望が大きすぎるか、悟性が足りないのだ。」 「怒りによって赤くなる人々は、怒りによって青くなる人々よりも怖ろしくない。」 「最も優れた人間は、最高の美徳だけではなく最大の悪徳も持つ。」 「我々は、すべてのものが我々のためにつくられたのだと思ってはならない。」 「経験というものは、人が知識において進めば進むほど、その必要性を感じさせるものである。」 「理性によってのみわれわれは人間となる。」 「精神を思う存分働かせたいと願うなら、体の健康に留意することだ。」 「自分自身の思考を除いて、我々の中で絶対的な力など存在しない。」 「哲学はあらゆることについて、まことしやかな話をし、学の浅い人々の称賛を博する手段を与え

ジャン=ポール・サルトルさんの残した言葉【ノーベル賞を拒否した哲学者】1905年6月21日~1980年4月15日

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「人間は自由であり、つねに自分自身の選択によって行動すべきものである。」 「ひとは各々の道を創り出さなくてはいけない。」 「もっといい時代はあるかもしれないが、これは我々の時代なのだ。我々はこの革命のただなかに、この生を生きるよりほかはないのである。」 「成功とは品性と知性の証拠であり、また、神聖な保護を受けた証拠である。」 「Man is not the sum of what he has already, but rather the sum of what he does not yet have, of what he could have.」 (人間は現在もっているものの総和ではなく、彼がまだもっていないもの、これからもちうるものの合計である。) 「青春とは実に奇妙なものだ。外を見ると赤く輝いているが、内から見ても何も感じられない。」 「人間は状況によってつくられる。」 「Hell is other people.」 (地獄とは他人のことだ。) 「When the rich wage war, it’s the poor who die.」 (金持ちが戦争を起こし、貧乏人が死ぬ。) 「まず第一に理解しなければならないことは、自分が理解していないということである。」 「Everything has been figured out, except how to live.」 (すべての答えは出ている。どう生きるかということを除いて。) 「批評家とは、他人の思想について思考する人間である。」 「嘘とは私がつくったものではなく、階級に分かれた社会に生まれたものである。だから、私は生まれながら嘘を相続している。」 「自由とは、自由であるべく、不自由になることである。」 「人間は自らの行動の中で、自らを定義する。」 「Che was the most complete human being of our age.」 (チェ・ゲバラは20世紀で最も完璧な人間だ。) 「悲しむことはない。いまの状態で何ができるかを考えて、ベストを尽くすことだ。」 「人間は、時には自由であったり時には奴隷であったりすることはできないであろう。人間は常に全面的に自由であるか、あるいは常に全面的に自由でないか、そのいずれかである。」 「人間の運命は人間の

オットー・ボルノーさんの残した言葉【教育哲学者】1903年3月14日~1991年2月7日

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「過去には感謝を。現在には信頼を。未来には希望を。」 ドイツの教育哲学者。シュテッティン生まれ。長くテュービンゲン大学教授で知られる。 彼の思想の特徴は、理性とロマン主義、生の哲学と実存主義といった相対立する概念・思想の一方を排するのではなく、その両者の緊張関係を維持しながら、自らの思想を新たな危険にさらす開かれた態度にあるとされ、それはあたかも「二つの椅子の間に座る」ようであるとされた。

アルトゥール・ショーペンハウアーさんの残した言葉【哲学者】1788年2月22日~1860年9月21日

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「Every man takes the limits of his own field of vision for the limits of the world.」 (誰もが自分自身の視野の限界を、世界の限界だと思い込んでいる。) 「We forfeit three-fourths of ourselves in order to be like other people.」 (我々は、他の人たちと同じようになろうとして、自分自身の4分の3を喪失してしまう。) 「Wealth is like sea-water; the more we drink, the thirstier we become; and the same is true of fame.」 (富は海水のようなものだ。飲めば飲むほどに渇きをおぼえる。名声についても同じである。) 「熟慮を重ねることによってのみ、読まれたものは、真に読者のものになる。食べ物は食べることによってではなく、消化によって我々を養うのである。」 「Talent hits a target no one else can hit; Genius hits a target no one else can see.」 (才人は、誰も射ることのできない的を射る。天才は、誰にも見えない的を射る。) 「To live alone is the fate of all great souls.」 (孤独は優れた精神の持ち主の運命である。) 「Almost all of our sorrows spring out of our relations with other people.」 (悲しみのほぼすべては他人との関係から生まれる。) 「In our monogamous part of the world, to marry means to halve one’s rights and double one’s duties.」 (結婚とは、男の権利を半分にして、義務を二倍にすることである。) 「卑しい人たちは、偉人の欠点や愚行に非常な喜びを感じる。」 「人はなんでも忘れることができるが、自分自身だけは、自分の本質だけは忘れることはできない

カントさんの残した言葉【近代哲学の祖】1724年4月22日~1804年2月12日

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「崇高なものは我々を感動させ、美しいものは我々を魅了する。森は夜崇高であり、昼美しい。」 「We cannot learn philosophy. We can only learn to philosophize.」 (哲学は学べない。学べるのは哲学することだけである。) 「真面目に恋をする男は、恋人の前では困惑したり拙劣であり、愛嬌もろくにないものである。」 「Thoughts without content are empty, intuitions without concepts are blind.」 (内容のない思考は空虚であり、概念のない直観は盲目である。) 「That all our knowledge begins with experience there can be no doubt.」 (すべての知識は経験に基づく。) 「あらゆる事物は価値を持っているが、人間は尊厳を有している。人間は決して目的のための手段にされてはならない。」 「徳にとってまず要求されることは、自己自身を支配することである。」 「人間はすべて、文明が進めば進むほど俳優になっていく。つまり、人間は他人に対する尊敬と好意、典雅と無私の風を装うが、それにたぶらかされる人はいない。」 「He who is cruel to animals becomes hard also in his dealings with men. We can judge the heart of a man by his treatment of animals.」 (動物に対して残酷な人は、人間関係においても容赦ない。我々は動物の扱い方によって、その人の心を判断することができる。) 「我が行いを見習えと、誰にでも言い得るよう行為せよ。」 「Science is organized knowledge. Wisdom is organized life.」 (科学とは体系化された知識で、知恵とは整理された生活である。) 「高慢な人は常に心の底では卑劣である。」 「互いに自由を妨げない範囲において、我が自由を拡張すること、これが自由の法則である。」 「友情関係は同等関係である。」 「笑いは消

シモーヌ・ド・ボーヴォワールさんの残した言葉【女性解放思想の草分け】1908年1月9日~1986年4月14日

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「One is not born, but rather becomes, a woman.」 (人は女に生まれるのではない、女になるのだ。) 「In the face of an obstacle which is impossible to overcome, stubbornness is stupid.」 (どうにも乗り越えられない障害にぶつかった時は、頑固さほど役に立たないものはない。) 「Change your life today. Don’t gamble on the future, act now, without delay.」 (あなたの人生を今日から変えなさい。未来に賭けてはいけません。今すぐに行動を起こすのです。) 「Man is defined as a human being and a woman as a female – whenever she behaves as a human being she is said to imitate the male.」 (男は人間として定義され、女は女性として定義される。女が人間として振る舞うと男のまねをしているといわれる。) 「女はたえず背後をふりかえって、歩んできた道程の長さを測っているから、跳進力がそがれてしまう。」 「男は女にすべてを与えよと求む。女がそのとおりにすべてをささげ、生涯をかけて献身すると、男はその重荷に苦しむ。」 「男性は相手を自分の存在に取りこもうとするが、自分の全存在をもって相手にのめりこもうとはしない。」 「人間は誰もが考えている。インテリだけがそれを自慢しているのだ。」 「If you live long enough, you’ll see that every victory turns into a defeat.」 (長生きすると、勝利がことごとく敗北へと変わっていくのを見る羽目になる。) 「When an individual is kept in a situation of inferiority, the fact is that he does become inferior.」 (劣悪な環境に置かれていると、実際に人も劣ってしまうのだ。) 「化粧は

フリードリヒ・ニーチェさんの残した言葉【哲学者】1844年10月15日~1900年8月25日

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「Perhaps I know best why it is man alone who laughs; he alone suffers so deeply that he had to invent laughter.」 (孤独な人間がよく笑う理由を、たぶん私はもっともよく知っている。孤独な人はあまりに深く苦しんだために笑いを発明しなくてはならなかったのだ。) 「Love is more afraid of change than destruction.」 (愛が恐れているのは、愛の破滅よりも、むしろ、愛の変化である。) 「Thus do I counsel you, my friends: distrust all in whom the impulse to punish is powerful!」 (私はあなたに助言する。友よ、人を懲らしめたいという強い衝動を持つ者を信用するな!) 「Experience, as a desire for experience, does not come off. We must not study ourselves while having an experience.」 (経験は、経験に対する欲望のように消えることはない。私たちは経験を積む間は、自らを探求しようとしてはいけない。) 「Everything that one thinks about a lot becomes problematic.」 (考え過ぎたことはすべて問題になる。) 「The true man wants two things: danger and play. For that reason he wants woman, as the most dangerous plaything.」 (男が本当に好きなものは二つ。危険と遊びである。男が女を愛するのは、それがもっとも危険な遊びであるからだ。) 「To forget one’s purpose is the commonest form of stupidity.」 (目的を忘れることは、愚かな人間にもっともありがちなことだ。) 「When marrying, ask yourself this quest

アンリ・フレデリック・アミエルさんの残した言葉【アミエルの日記】1821年9月27日~1881年5月11日

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「決心する前に、完全に見通しをつけようとする者は、決心することはできない。」 「嫉妬は利己心の一番情熱的な形式、自分を忘却し、自分を従属させることができない専制的な気難しい虚栄心の強い自我の高揚である。」 「他者を幸福にすることは、一番確実な幸福である。」 「社会生活では習慣は格言に勝る。習慣は生きた格言が本能となり、肉となったものである。」 「民衆を自分の道具にするために民衆に媚びるというのが普通選挙の手品師・ペテン師の業である。」 「生活とは、習慣の織物である。」 「将来を思い煩うな。現在為すべきことを為せ。その他は神の考えることだ。」 「信用は鏡のガラスのようなものである。ひびが入ったら元通りにはならない。」 「いかに老年に成長するかを知ることは英知の傑作であり、生活の偉大な技術における最も難しい章のひとつである。」 「心が変われば態度が変わり、態度が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わり、人格が変われば人生が変わる。」 「幸福の真の名前は『満足』である。」 「正直にしよう。正直であることは雄弁と徳業との秘訣であり、正直であることには道徳的な影響力がある。」 「革命とは何か。それは自分の旗に記したある主義の名のもとに、権力の把握に成功した暴徒のことである。」 「才ある人間は才のみしか認めず、才しか許さない。すべての権威を嘲笑し、すべての迷信を面白がり、すべての掟に反抗したい気持ちを起こす。」 「女はなぜとか、何のためにとかいった理由なしに愛されることを望むものだ。つまり、美しいからとか、善良であるとか、聡明であるとかいった理由によってではなく、彼女が彼女自身であるという理由によって愛されることを望むものだ。」 スイスの哲学者、詩人、批評家。30年にわたって書かれ、死後に出版された「アミエルの日記」が有名である。 アミエルは数多くの詩集、歴史研究や哲学研究の著作、哲学的エッセイを刊行している。それらはドイツ観念論の影響を受けたものである。彼が存命時に出版した最も世間の評判をとった作品は、愛国主義的で戦争賛歌的な詩、Roulez, tambours! である。アミエルが有名になったのは、その『日記』による。これは彼の死後発見されたものである。発見されて間もな

ラルフ・ワルド・エマーソンさんの残した言葉【超越主義】1803年5月25日~1882年4月27日

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「Live in the sunshine, swim the sea, drink the wild air.」 (日光の中で生きなさい。海で泳ぎなさい。自然の空気を吸いなさい。) 「Do not go where the path may lead; go instead where there is no path and leave a trail.」 (敷かれた道を進むより、道なきところに自らが道を築いて進みなさい。) 「What you do speaks so loudly that I cannot hear what you say.」 (あなたの行動はあまりに雄弁なため、私には、あなたの言うことが聞こえないのだ。) 「Our greatest glory is not in never failing, but in rising up every time we fail.」 (最大の栄光とは失敗しないことではない。失敗するたびに立ち上がることにある。) 「To be yourself in a world that is constantly trying to make you something else is the greatest accomplishment.」 (絶えずあなたを何者かに変えようとする世界の中で、自分らしくあり続けること。それがもっとも素晴らしい偉業である。) 「Envy is ignorance; imitation is suicide.」 (嫉妬は無知のしるしであり、人真似は自殺行為である。) 「We judge of man’s wisdom by his hope.」 (人の賢さは、その人が何を望むかで計ることができる。) 「Whatever course you decide upon, there is always someone to tell you that you are wrong. There are always difficulties arising which tempt you to believe that your critics are right. To map out a course of act

トーマス・クーンさんの残した言葉【哲学者】1922年7月18日~1996年6月17日

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「ある意味で、競争するパラダイムの提唱者は、それぞれ異なった世界で仕事をしている。そうとしか、説明のしようがない…。異なった世界で仕事をしている科学者の二つのグループは、同じ地点から、同じ方向を見ていても、異なったものを見ている」 「次世代のパラダイム(枠組み)に早くから気づくためには、ほとんどの場合、多くの反証を切り捨てなければならない。新しいパラダイムがまだ多くの問題を抱えているそのときに、古いパラダイムに打ち勝つことを確信しなければならない。このような判断は直感によってのみ到達しうるものである」 「天動説が主流を占めていた頃、天動説に根ざして天文学的な事象を予測するさまざまなモデルが開発された。地動説に立つならば、それらの数式やモデルがもっと無理なく使えるということは、コペルニクスとケプラーが登場するまでわからなかった。彼らが登場してはじめて、天文学におけるパラダイム・シフトが起こり、学問上の飛躍的な進歩が見られるようになったのである」 「いついかなる分野においても、科学者というのは世の中の動きについての基本的な見方を共有するものだ。その見方はその時点で支配的なパラダイムなのである。ほとんどの実験は、その見方の枠内で行われいくつかの小さな進歩が生まれる」 アメリカ合衆国の哲学者、科学者。専門は科学史及び科学哲学。 米国オハイオ州シンシナティ市のドイツ系ユダヤ人移民の家庭に生まれる。 ハーバード大学で物理学を専攻し、1943年にBachelor of Science、1946年にMaster of Science取得。そして、大学院在学中に科学史・科学哲学研究に転じ、1949年に科学史の研究でDoctor of Philosophyを取得した。ハーバード大学在学中は物理学者のジョン・ヴァン・ヴレックの指導を受けている。博士号を取得したのち、カリフォルニア大学バークレー校の教授となり、哲学部及び歴史学部の両方で、科学史と科学哲学を教えた。1964年からはプリンストン大学の教授を務め、1969年から1970年にはアメリカ合衆国の科学史学会会長、1979年からはマサチューセッツ工科大学の教授も務めている。そして1994年、肺癌と診断され、1996年に死亡した。

ウラジミール・ジャンケレヴィッチさんの残した言葉【哲学者】1903年8月31日~1985年6月6日

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「L'homme détaché écrit le testament du bonheur le jour même de sa naissance.」 (超然とした人というものはまさに生まれた時にもう遺書を書くものだ。) 「哲学なしでは、世界は魂が抜けたものになることだろう、世界は物言わぬ彫像になることだろう。」 「人生はいつだって未完成から始まるのだ。」 フランスの哲学者。 独特の思考を展開した、「分類できない哲学者」。その思考の源泉は古代ギリシア、教父哲学、モラリスト、近代合理論哲学、近代ドイツ哲学、いわゆる「生の哲学」などをはじめ、極めて多様である。また、ドビュッシー論やラヴェル論などの音楽論でも著名。