ヴォルテールさんの残した言葉【哲学者】1694年11月21日~1778年5月30日

「Each player must accept the cards life deals him or her: but once they are in hand, he or she alone must decide how to play the cards in order to win the game.」

(人は誰でも、人生が自分に配ったカードを受け入れなくてはならない。しかし、一旦カードを手にしたら、それをどのように使ってゲームに勝つかは、各自が一人で決めることだ。)


「Judge a man by his questions rather than his answers.」

(人を判断するには、どのように答えるかより、どのような問いをするかによるべきである。)


「One always speaks badly when one has nothing to say.」

(人間は言うことが無くなると、必ず悪口を言う。)


「It is better to risk sparing a guilty person than to condemn an innocent one.」

(無実の人間を有罪にするより、罪ある人間を救う危険をおかすほうがよい。)


「I disapprove of what you say, but I will defend to the death your right to say it.」

(私はあなたの意見には反対だ。だがあなたがそれを主張する権利は命をかけて守る。)


「歴史は、自由な国においてのみ真実に書かれうる。」


「Love truth, but pardon error.」

(真実を愛せ。ただし過ちは許せ。)


「Tears are the silent language of grief.」

(涙は、もの言わぬ悲しみの言葉である。)


「何はともあれ、我々は我々の畑を耕さなければなりません。」


「疑い深い人は、自ら招いて、裏切られることになる。」


「その年齢の知恵を持たない者は、その年齢のすべての困苦を持つ。」


「Prejudice is an opinion without judgment.」

(偏見は、判断を持たない意見である。)


「結婚とは、臆病者のまえに用意されたたった一つの冒険である。」


「汝の幸せは、他人の幸せによってつくれ。」


「Originality is nothing but judicious imitation.」

(独創力とは、思慮深い模倣以外の何ものでもない。)


「Paradise on earth is where I am.」

(私がいるところ、それが地上の楽園だ。)


「迫害されるのは英雄の運命である。」


「大衆はモノを書かない批評家である。」


「The secret of being a bore is to tell everything.」

(人を退屈させる秘訣は、すべてを語ることである。)


「うまいしゃれは、しゃれるつもりがない時に生まれる。同様に、我々が心を動かされるのは、その人にこちらの心を動かそうというつもりが、まったくない時である。」


「Love is a canvas furnished by nature and embroidered by imagination.」

(恋は自然によって与えられ、想像によって刺繍されたカンバスである。)


「Nature has always had more force than education.」

(自然は常に教育よりも一層大きな力を持っていた。)


「男がありとあらゆる理屈を並べても、女の一滴の涙にはかなわない。」


「真の欲求なくして真の満足はない。」


「あまりに早くにあげた名は、何と重荷になることか。」


「寛容の精神は我々すべてを兄弟にする。しかし不寛容の精神は人間を野獣にする。」


「It is dangerous to be right when the government is wrong.」

(悪い政府の元で、正しくあることは危険だ。)


「数の威力は、それが理解できなければできないだけ、いっそう恐れられる。」


「寛容とは何か。それは人間愛の所有である。我々はすべて弱さと過ちから作られているのだ。我々の愚かさを許し合おう。これが自然の第一の掟である。」


「慎重な人は自分のために良いことをなし、徳のある人は人のために良いことをなす。」


「船が入港するまで待つな。船に向かって泳げ。」


「休息はよいことであるが、倦怠はその兄弟である。」


「思考はヒゲのようなものである。成長するまでは生えない。」


「立派にやり遂げたことに対する最大の報酬は、それをやり遂げたことそのものにある。」


「労働はわれわれを三つの大きな悪から逃れしめる。つまり、退屈、悪徳、欲求から。」


「History is only the register of crimes and misfortunes.」

(歴史とは、犯罪と災難の記録にすぎない。)


「If God has made us in his image, we have returned him the favor.」

(もし神がイメージどおりに我々をお創りになったのなら、きっと神にそのお返しをしているのであろう。)


「医術は患者を慰めることにあり、自然は病気を治す。」


「友情は魂の結びつきである。」


「絶望した側が戦いに勝つことがよくある。」


「有益な書物とは、読者に補足を要求せずにはおかぬような書物のことである。」


「神は現世におけるいろいろな心配事の償いとして、われわれに希望と睡眠を与えた。」


「All men are equal; it is not their birth, but virtue itself that makes the difference.」

(あらゆる人は同等である。それを異なるものにするのは生まれではなくて、徳にある。)


「運命は我々を導き、かつまた我々を翻弄する。」


「食事もほどほどにしておかないと、コックも毒を盛る人になってしまう。」


「自尊心とは、空気でふくらませた風船である。ちょっと突いただけで炸裂して風になってしまう。」


「Man is free at the instant he wants to be.」

(自由であろうと望んだ瞬間に、人は自由となる。)


「世間を知り、世間に寛大であれ。世間を楽しむためには、世間をかすめて生きるべきだ。」


「長いこと論争している場合は、たいてい彼らは何を論じ合っているのか彼ら自身分からなくなっている証拠である。」


「ヴェネツィアの統領には彼の悲しみがあり、ゴンドラ乗りには彼らの悲しみがある。」


「Common sense is not so common.」

(常識はそれほど一般的ではない。)


「教育は、さまざまな能力を伸ばしはするが、創り出しはしない。」


「虻が刺したくらいでは、威勢よく走っている馬をとめることはできない。」


「If God did not exist, it would be necessary to invent him.」

(もし神が存在しないなら、神をつくり出さなくてはならない。)


「When it is a question of money, everybody is of the same religion.」

(ひとたび金の問題になると、誰もかれも同じ宗派になる。)


「現在から、未来は生まれ落ちる。」


本名フランソワ=マリー・アルエは、フランスの哲学者、文学者、歴史家である。歴史的には、イギリスの哲学者であるジョン・ロックなどとともに啓蒙主義を代表する人物とされる。また、ドゥニ・ディドロやジャン・ル・ロン・ダランベールなどとともに百科全書派の学者の一人として活躍した。

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