野沢那智さんの残した言葉【声優】1938年1月13日~2010年10月30日
「技術と感性の両方が揃ってなければ、演技は出来ないんです。」 日本の男性声優、ナレーター、ラジオパーソナリティ、俳優、演出家、実業家。 東京府出身。オフィスPAC元代表。身長167cm、体重52kg。血液型はAB型。父は作家の陸直次郎、妻は女優の成瀬麗子、長男は俳優の野沢聡、姪はタレントの野沢直子、大姪は格闘家の真珠・野沢オークレアー。 本名は野沢 那智。 主に青年役を担当しているが、時に中年・老人役も演じる。声質からアニメやゲーム作品においては、『キングダムハーツ Re:チェインオブメモリーズ』(ヴィクセン)や『ルパン三世 ルパン暗殺指令』(ジョン・クローズ)のような悪役を演じるイメージが強いが、『チキチキマシン猛レース』(ナレーター〈実況〉)のような熱血漢、洋画吹替ではアラン・ドロンなどの二枚目役、また雰囲気を変えた三枚目もこなす。本人によれば「狂人が得意分野」とのことで、「キレるのはそう難しくないんです」と語ったこともある。『悟空の大冒険』で担当した三蔵法師がいわゆる「おかま」になったのはアドリブからである。 クリストファー・ウォーケンやデニス・ホッパーといった狂気がかった役の吹き替えが多いが、本人はジェラール・フィリップとトム・ハンクス全出演作を吹替えるという夢を持っていた。前者はナレーションを担当した『星の王子さま』で一部実現したが後者は一本も担当したことがなかった。笑いの要素が好きで演技にも感動させられると語っていた。