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大川橋蔵さんの残した最後の言葉【歌舞伎役者】1929年4月9日~1984年12月7日

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「おれの命はあと3日だ」 12月4日、大川さんは突然、「おれの命はあと3日だ」と言われ、その言葉通り、3日後の12月7日に他界されたのでした。 (最後の言葉) 東京都出身の歌舞伎役者、のち時代劇の俳優。本名は丹羽 富成、旧姓は小野。 1966年5月からフジテレビで『銭形平次』が放映開始。映画では長谷川一夫主演によるシリーズで知られるが、以後終生にわたる当たり役となった。 1960年を過ぎるとテレビは家庭に浸透しており、それに伴う観客の目減りを押さえるのに必死だった映画会社は五社協定によってテレビに映画俳優を貸さない姿勢を強めていた。フジテレビでは橋蔵をテレビ時代劇にと考え頼んだが東映は貸さないと断った。別の俳優だったらと里見浩太朗へ話を持って行くが里見がVTRにこだわった為、橋蔵に白羽の矢が当たったという。 映画会社が貸し渋る俳優のなかにはいざ解禁しても時既に遅し、鮮度を失った俳優も多くいたためで、橋蔵の銭形平次は映画スターが茶の間で見られる事と映画当時の橋蔵ファンが結婚して家庭でテレビを見られる世代へとそのままスライドし高視聴率に繋がった。 1984年4月4日、『銭形平次』が最終回を迎え、18年間で888回に及ぶ長期シリーズに終止符を打った。この時点で「1人の俳優が同じ主人公を演じた1時間ドラマ」としては世界最高記録となり、ギネスブックに認定されている。