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土居健郎さんの残した言葉【精神科医】1920年3月17日~2009年7月5日

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「日本人は一方を極端に愛し、他方を極端に憎むということはあまりしない。その代わり、同一人に対し、陰では悪口をいいながら表向きはお世辞を言うことが社会的に許容され、私には親愛の情を寄せながら公ではつれなく当たることが当然のように受け取られ、アンビバレンス(二律背反)をさばいているように観察される。」 「人間は何ものかに所属するという経験を持たない限り、人間らしく存在することができない。いいかえて、人間はかつて甘えるということを経験しなければ、自分を持つことができない、といってもよいであろう。」 日本の精神科医、精神分析家。東京大学名誉教授、聖路加国際病院診療顧問。東京生まれ。東京帝国大学医学部卒業後、米国メニンガー精神医学校、サンフランシスコ精神分析協会に留学。キリスト教 カトリック教会の信徒であった。