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星野哲郎さんの残した言葉【作詞家】1925年9月30日~2010年11月15日

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「才能というのは、触発してくれる人がいて初めて花咲くものです。」 「歌詞は出だしの2行で決まる」 日本の作詞家であり、戦後歌謡界を代表する作詞家の一人。各所で「星野哲朗」という表記がされることがあるが、「哲郎」が正しい表記。「有田めぐむ」「阿里あさみ」など、数多くのペンネームが存在する。 山口県大島郡森野村出身で、東京都小金井市に在住していた。 星野節とも称される、自分の実体験をベースにした独特の世界観を持つ作風で知られる。船村や石本と銀座に繰り出しては音楽論を戦わせ、そのとき思い浮かんだフレーズをコースターにしたため、翌朝までに夫人がそれを清書した物を作詞の下地としていたという。 こういった形で生まれた歌詞を星野自身は「演歌」と称さず、遠くにありて歌う遠歌、人との出会いを歌う縁歌、人を励ます援歌などと称していた。星野哲郎記念館でも、これらをまとめて星野えん歌と表現している。 なかにし礼によると、性格は大変穏和で「荒っぽい大声はついぞ聞いたことがなく、後輩でも丁寧に扱った」という。

岩谷時子さんの残した言葉【愛の讃歌】1916年3月28日~2013年10月25日

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「右手だけでは何も書けない。左手で紙をおさえて初めて字が書ける。左手あってこそ右手が自由に働ける。夫婦も友人も人間はみな互いに右手と左手のようなものなのかもしれない。」 日本の作詞家、詩人、翻訳家。本名:岩谷 トキ子。歌手・越路吹雪のマネージャーを務めたことでも知られる。 マネージャーとして活動する一方で、1952年に越路が出演していたシャンソンショー「巴里の唄」の劇中歌として『愛の讃歌』で時子にとって自身初めてとなる訳詞・作詞をした。以降、『愛の讃歌』をはじめとする越路が歌うシャンソンの訳詞を手がけたのをきっかけとして作詞家・訳詞家としても歩み始める。ザ・ピーナッツ『恋のバカンス』、岸洋子『夜明けのうた』、弘田三枝子『夢見るシャンソン人形』、沢たまき『ベッドで煙草を吸わないで』、園まり『逢いたくて逢いたくて』、加山雄三『君といつまでも』、佐良直美『いいじゃないの幸せならば』、ピンキーとキラーズ『恋の季節』など数多くのヒット曲を生み出してきた。

阿久悠さんの残した言葉【作詞家】1937年2月7日~2007年8月1日

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「時代を思い出す最初の扉が歌であればいいな。」 「心を砂漠にしてはいけない、乾いた心に夢は湧かない。」 「常識は嫌いだ。非常識はもっと嫌いだ。超常識が良い。」 日本の放送作家、詩人、作詞家、小説家。本名、深田 公之。淡路島出身。第2回横溝正史ミステリ大賞、第45回菊池寛賞受賞。紫綬褒章、旭日小綬章受章。

山川啓介さんの残した言葉【作詞家】1944年10月26日~2017年7月24日

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「人は誰でもひとりで生まれひとりで星になる。」 日本の作詞家。本名・井出 隆夫。長野県佐久市出身。長野県上田高等学校、早稲田大学文学部卒。作詞家・脚本家・音楽構成家・舞台構成家・訳詞家として活躍。 ペンネームの山川啓介名義の他、本名の井出隆夫名義で『おかあさんといっしょ』をはじめとした子供向け番組向けの楽曲への作詞、脚本・構成も手がけている。特に『おかあさんといっしょ』では、1982年4月から放送された『にこにこぷん』で10年半、1992年10月から放送された『ドレミファ・どーなっつ!』で7年半、計18年間でおよそ3500話を超える脚本を執筆し、劇中歌全てを作詞した。作詞家としては更に、既存のクラシック曲とキッズソングの融合にも挑戦しており、モーツァルトの『トルコ行進曲』におかあさんといっしょの楽曲や番組に関連した歌詞を付けた『おかあさんといっしょのトルコ行進曲』、『ハンガリー舞曲第5番』に歌詞をつけた『ハンガリー舞曲第5番 〜ふしぎなバイオリン〜』を手がけた。『ドレミファ・どーなっつ!』終了以降も、晩年まで『おかあさんといっしょ』のコンサートの脚本を手がけた他、同じくNHKで2011年から2016年まで放送された、『フックブックロー』(再構成された5分版の『ミニ』のみ2018年3月まで継続)の原作・脚本・劇中歌作詞を山川啓介名義で担当。更に、『にほんごであそぼ』では、2012年から同番組の公開イベント収録として始まった元気コンサートに携わる一方で、自身の代表作である『北風小僧の寒太郎』から引用したペンネーム『寒 太郎』として、番組内ユニット『ちーむ・をとめ座』の為に口語体と文語体を織り交ぜた「恋そめし」、「あさき夢みし」の2曲を書き下ろした(いずれも作曲は服部隆之)。作曲家の福田和禾子と組んだ作品が多い。福田と組んだ作品は、「みんなのうた」の「母さんは雪おんな」の他に、「おかあさんといっしょ」の「レインマン」「風とパレード」「みらいくんとゆめみちゃん」など。