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デヴィット・ヴィスコットさんの残した言葉【心理学者】1938年5月24日~1996年10月10日

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「To love and be loved is to feel the sun from both sides.」 (愛し愛されることは、両側から太陽を浴びるようなものだ。) アメリカの心理学者、著者、経営者、メディアパーソナリティー。1959年にダートマス、タフツ・メディカル病院を卒業、またボストン市内の大学病院で修業。1968年に精神病治療法の個人開業を始め、その後、カリフォルニア州立大学ロサンジェルス大学で精神病治療の教授として務めたロサンジェルスに1979年に移った。ビバリーヒルズ、ニューポートビーチ、パサデナ、カリフォルニアにナチュラルセラピー・ヴィスコットセンターを創立、経営に携わった。

エーリッヒ・フロムさんの残した言葉【社会心理学者】1900年3月23日~1980年3月18日

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「愛は技術だろうか。技術だとしたら、知識と努力が必要だ。」 「自分に与えなければならない課題とは、安心感を抱くことではなく、不安定な状況にも耐えられるようになることである。」 「一人でいられる能力こそ、愛する能力の前提条件なのだ。」 「人生にはただ一つの意味しかない。それは生きるという行為そのものである。」 「権力欲は強さでなく弱さに根ざしている。」 「失敗する自由がなければ、本当の自由があるとはいえない。」 「過去の危険は人間が奴隷になることだった。未来の危険は人間がロボットになるかもしれないことだ。」 「自分の役に立たないものを愛する時にはじめて、愛は開花する。」 「母の愛は安らぎである。それは獲得する必要がなく、受け取る資格も問われない。」 「未熟な愛は言う、『愛してるよ、君が必要だから』と。成熟した愛は言う、『君が必要だよ、愛してるから』と。」 「たくさん持っている人が豊かなのではなく、たくさん与える人が豊かなのだ。」 「愛においては、二人が一人になり、しかも二人でありつづけるというパラドックスが起きる。」 「現代では、集中力を身につけることは規律よりもはるかにむずかしい。」 「何かをもらうために与えるのではありません。与える事自体がこの世で一番の喜びなのです。」 「たいていの母親は『乳』を与えることはできるが、『蜜』も与えることのできる母親はごく少数しかいない。蜜を与えるためには、母親はたんなる『良い母親』であるだけではだめで、幸福な人間でなければならない。」 「愛は、人間のなかにある能動的な力である。人をほかの人々から隔てている壁をぶち破る力であり、人と人を結びつける力である。」 「人生において人がなすべき主な仕事とは、自分自身を誕生させることである。可能性としての自分を実現することである。人の努力のもっとも重要な成果とは、その人自身のパーソナリティである。」 「集中力を身につけるためには、くだらない会話をできるだけ避けることが大事だ…くだらない会話を避けることに劣らず重要なのが、悪い仲間を避けるということである。」 「人間が自分で意味を与えないかぎり、人生には意味がない。」 「人は愛する者のために働く生き物なのです。」 「人間が

ウィリアム・ジェームズさんの残した言葉【心理学原理】1842年1月11日~1910年8月26日

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「Act as if what you do makes a difference. It does.」 (自分の行ないが変化をもたらすかのように行動しなさい。それが変化をもたらすのだ。) 「Wisdom is learning what to overlook.」 (知恵とは、何に目をつぶるかを学ぶこと。) 「Compared with what we ought to be, we are only half awake.」 (あるべき姿と比べて、私たちは半分しか目覚めていない。) 「The greatest use of life is to spend it for something that will outlast it.」 (一生の最もすぐれた使い方は、それより長く残るもののために費やすことだ。) 「We don’t laugh because we’re happy – we’re happy because we laugh.」 (楽しいから笑うのではない。笑うから楽しいのだ。) 「This life is worth living, we can say, since it is what we make it.」 (この人生は生きる価値があると言えるだろう。なぜなら、人生は自分で作るものであるからだ。) 「There is no more miserable human being than one in whom nothing is habitual but indecision.」 (優柔不断以外の習慣を持たない人間ほど惨めなものはない。) 「The deepest principle in human nature is the craving to be appreciated.」 (人間の本性の最も根源的な特長は、自分を評価して欲しいという欲求である。) 「Believe that life is worth living, and your belief will help create the fact.」 (人生は生きる価値があると信じなさい。その信念が、その事実を生み出すことになる。) 「不快な状況に対峙するなかれ。我慢ならなくとも、受け入れよ。そうするよう心掛ければ、うまくいく。」 「Pessimis

アルフレッド・アドラーさんの残した言葉【嫌われる勇気】1870年2月7日~1937年5月28日

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「叱られたり、褒められたりして育った人は、叱られたり、褒められたりしないと行動しなくなる。そして、評価してくれない相手を、敵だと思うようになるのだ。」 「人は過去に縛られているわけではない。あなたの描く未来があなたを規定しているのだ。過去の原因は『解説』になっても『解決』にはならないだろう。」 「ほかの人の自分に対する評価は、その人の個人的な意見であり、自分の評価そのものには、関係しない。」 「それが『あなたの課題』ならば、たとえ親に反対されても従う必要はない。自分の課題に足を踏み込ませてはいけないのだ。」 「他人からの賞賛や感謝など求める必要はない。自分は世の中に貢献しているという自己満足で十分である。」 「愛の課題とは、異性とのつきあいや夫婦関係のことである。人生で一番困難な課題であるがゆえに、解決できれば深いやすらぎが訪れるだろう。」 「全ての悩みは対人関係の課題である。仙人のような世捨て人でさえも、実は他人の目を気にしているのだ。」 「幸福な人生を歩む人のライフスタイル(=性格)は、必ずコモンセンス(=共通感覚)と一致している。歪んだ私的論理に基づく性格では、幸せになることはできないだろう。」 「人はライフスタイル(=性格)を10歳くらいまでに、自分で決めて完成させる。そして、それを一生使い続けるのだ。」 「カッときて自分を見失い怒鳴ったのではない。相手を支配するために、怒りという感情を創り出し利用したのだ。」 「悲しいから涙を流すのではない。相手を責め、同情や注目を引くために泣いているのだ。」 「叱ると一時的には効果がある。しかし、本質的な解決にはならない。むしろ相手は活力を奪われ、ますます言うことを聞かなくなるだろう。」 「人の育て方に迷ったときは、自分に質問するといい。『この体験を通じて、相手は何を学ぶだろうか』と。そうすれば、必ず答えが見つかるだろう。」 「自分のことばかり考えてはいないだろうか? 奪う人、支配する人、逃げる人、これらの人は幸せになることができないだろう。」 「『仕事で失敗しませんでした。働かなかったからです』『人間関係で失敗しませんでした。人の輪に入らなかったからです』。彼の人生は完全で、そして最悪だった。」 「勇気とは困難を克服する活力のことだ。勇気のない人が困難に出会うと、人生のダークサイドへと落ち

ジュディス・リッチ・ハリスさんの残した言葉【子育ての大誤解】1938年2月10日~2018年12月30日

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「大人の形成には遺伝子も仲間も重要だが、親は重要ではない」 「私たちの思いどおりに子どもを育て上げることができるという考えは幻想にすぎない。あきらめるべきだ。子どもとは親が夢を描くための真っ白なキャンパスではない。育児アドバイザーの言葉に気をもむことはない。子どもには愛情が必要だからと子どもを愛するのではなくて、いとおしいから愛するのだ。彼らとともに過ごせることを楽しもう。自分が教えられることを教えてあげればいいのだ。気を楽に持って。」 アメリカ合衆国の心理学者。親は子の発達にとって最も重要な要因であるという信念を批判し、それらを否定する証拠を提示した『子育ての大誤解』の著者である。 1970年代後半に、後年the journal Perception and Psychophysicsに載ることになる二つの論文の基礎となる数学的な視覚情報処理モデルを開発した。 1981年以降、ハリスは発達心理学のテキスト執筆に焦点を合わせた。1984年にロバート・リーバートと共同で『The Child』を、1992年には『Infant and Child』を執筆した。 1994年に、ハリスは子どもの発達について、家族よりもピアグループ(同年代の友人・仲間たちとの関係)に焦点を当てた新しい理論を提唱した。この理論は、基礎心理学における傑出した著作として1995年にアメリカ心理学会からジョージ・ミラー賞を受賞する論文の基盤となった。皮肉なことに、ジョージ・ミラーは1960年にハリスの「独創性と独立性」がハーバードの基準に合わないとして、ハリスを博士課程から除籍した心理学部長である。 ハリスの最も有名な業績は、1998年に出版された『子育ての大誤解』(邦訳は2000年)である。本書はハーバード大学の心理学者スティーブン・ピンカーの薦めによって書かれ、ピンカーは序文を書いている。ハリスはこの本で、人の人格が主に両親にどう育てられたかで決まるという考えに挑戦している。彼女は親の子育て環境の影響を示すと主張する研究を調べ、ほとんどの研究が遺伝的影響の考慮を怠っていると主張する。例えば、攻撃的な親から攻撃的な子が育ちやすいとしても、親の子育ての影響を支持する証拠とはならない。遺伝を通して攻撃性を受け継いでいるかも知れない。多くの養子は養父母の個性とわずかな相関関係しか示さず