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アレクサンドル・グロタンディークさんの残した言葉【数学者】1928年3月28日~2014年11月13日

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「夢を失うことは泉を失うことだ。」 主にフランスで活躍した、ドイツ出身のユダヤ系フランス人の数学者である。 日本の数学界では彼は「グロタンディク」、「グロタンディック」、「グロタンディエク」、「グロタンディエック」、「グロテンディーク」、「グローテーンディーク」などと表記されている。 主要な業績にスキームの考案による代数幾何学の大幅な書き直し、l-進コホモロジー(エタール・コホモロジー)、クリスタリンヌ・コホモロジーの発見によるヴェイユ予想への貢献、モチーフおよびモチヴィック・ガロア群の考察、遠アーベル幾何学の提唱、子供のデッサン(Dessins d'enfants)の考察等、基本的かつ深い洞察から多くの新たなる分野を開拓した。他降下理論、グロタンディーク群によるK理論への貢献、トポスの理論、アーベル圏によるホモロジー代数の統合、ガロア圏および淡中圏によるガロア理論の一般化などの業績がある。またドリーニュ、イリュージー、ベルテロ等多くの有名な数学者を育てた。数論幾何という用語を提案したのもグロタンディークである。

伊理正夫さんの残した言葉【数学者】1933年~2018年8月13日

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「論文は数ではなく質が重要である。しかし、論文が質であると主張するためには、一定以上の量を書かなければいけない。」 日本の数学者・工学者。東京大学名誉教授、元同大学工学部長・中央大学理工学研究所所長。工学博士。専門は数理工学、応用数学。 1955年3月、東京大学工学部応用物理学科(数理工学専修コース)を卒業。1960年3月、東京大学大学院数物系研究科応用物理学専門課程博士課程を修了し、同年工学博士号を取得。 1960年4月より九州大学工学部通信工学科助手に就任し、同年12月、助教授となる。1962年10月、東京大学工学部計数工学科助教授に転任。1973年4月に教授に就任し、1993年3月まで務める。1993年5月、東京大学名誉教授となる。 1987年4月、東京大学工学部長に就任(1989年3月まで)。1989年4月より1991年3月まで東京大学総長特別補佐(副学長)を務めた。この間、1991年10月に西安電子科技大学から名誉教授の称号を授与されている。 1991年には日本応用数理学会・計算の品質研究部会(精度保証付き数値計算を扱う部会)の主査を務める(その後、大石進一に引き継がれる)。 1993年4月より2003年3月まで中央大学理工学部情報工学科教授。1994年4月より2002年3月まで中央大学理工学研究所長。 日本オペレーションズ・リサーチ学会会長、日本応用数理学会会長、地理情報システム学会会長、財団法人日本測量調査技術協会会長などを歴任した。 1995年には紫綬褒章を、2007年には瑞宝中綬章を受章した。