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瀧本哲史さんの残した言葉【エンジェル投資家】~2019年8月10日

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「書店には、成功した人物が書いた自慢話風の『天国のような話』が並んでいます。しかし、本当に天国に行く方法を知りたいのであれば、地獄を見た人の『血と汗』で書かれた本を読むべきです。」 「読書とは、著者の考え方を無批判に受け取るものではありません。著者の語っていることを『本当にそうなのか』と疑い、自分の考えをつくる知的プロセスです。」 「古典として残っている本の多くは、格闘する価値のある『良書』です。ただ、読みこなすためには歴史を知る必要があります。『君主論』を読むにはローマ史の知識が不可欠ですが、ほとんどの読者にその時間はないでしょう。その場合、上質な解説書に目を通しておくと、古典を読むうえで大きな助けになります。」 「若いうちは自分をどう使うかが最も重要。資産としての自分って何かというと『時間』です。そして時間は有限です。このことを常に意識して、『自分の運用』をしっかり考えなければいけない。」 「限られた時間を投資するという前提で人生を計画した場合、投資のパフォーマンスは何で決まるかというと、1個1個の案件の成果ではなく、タイミングの良し悪しでもなく、実は長い目で見たらポートフォリオで決まります。配分の割合で勝負がほとんどついている。個別の案件がうまくいったりいかなかったりしても、長期で見れば平均的にならされてしまうので、全体としてどこにどういう割合で投資したのかが大きく効いてきます。」 「投資の世界でも、ファンドマネジャーと株の銘柄を探してくる人は別なんですよ。ファンドマネジャーはいろいろな人が持ってきた『いい会社の株』の中からどれを採用するかを決めて、全体としてバランスが取れているかをチェックします。そうでないと、『この会社、いいね』とどんどん買っていって、気づいたら電機メーカーばっかりだったということになりかねない。個人の仕事の場合も、たまにはファンドマネジャーモードになって全体を見ないと必ずバランスが悪くなってきます。」 「私は仕事の計画を3年周期で考えています。これは投資家の周期と同じ。1年目は、とりあえずたくさんのものに時間を投資していろいろなことを試してみます。2年目は、その中でうまくいったものにドーンと大きく集中投資する。3年目は投資を回収します。」 「人間はなぜかうまくいかないものを一生懸命やろうとするんです。簡単にうまくいくものはす