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蜷川幸雄さんの残した言葉【演出家】1935年10月15日~2016年5月12日

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「(仕事の幅や人間の幅を広げる方法は)嫌いなことをやることだ。」 「自分が正しいと思ったら、なにがなんでも突き進め。」 「右と左の道があって、みんなが右に行って、たった一人でも左に行きたいと思ったら左に行ける人間になりなさい。」 「自分の力で状況を判断し、人とコミュニケーションをしたい欲求を持ち、勉強する人間になってほしい。」 「平均点をちゃんと出せるような子ってつまらないよね。いくらでも替えがきくんだよそういう俳優は。」 「何とかしてその人じゃなきゃダメっていう俳優を作りたい。」 「生意気だったんだけど、その生意気さに実力がともなわないから、おもしろがられた。」 「内面の問題の抱え方とか、勉強の仕方とか。日常生活のたくさんのことが舞台に表れてくるわけだから、それをちゃんとやれ。というような指導を演出家がやってくれない限り、俳優は育たないと思っているわけです。」 「人と違うことをやることで、なんとか自分の存在証明をしたかったんでしょうね。人と違う、すごいものを作りたいっていう思いだけはありました。」 「自分たちが直接やったわけではないけども、やはりシンパシーを持って時代と共に走ったことについての心情的な責任をとらなきゃいけないなっていうことがあるんです。」 「商業演劇へ行ったら、あまりのひどさに驚いたんです。脇役の俳優たちの横暴さ、自覚のなさに。なんだ、演劇全体が腐ってる、と思いましたね。」 「今、上演中の『海辺のカフカ』でも、『それは想像力の問題なんだ。夢で荷担した人は、その夢に責任をとらなきゃいけない』という台詞があるんですけど、まさしくそういうことを、自分たちの集団でやりたかった。」 日本の演出家、映画監督、俳優。桐朋学園芸術短期大学名誉教授。