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ロバート・フロストさんの残した言葉【詩人】1874年3月26日~1963年1月29日

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「Love is an irresistible desire to be irresistibly desired.」 (愛というのは抑えきれない欲望を抱かれたいという、抑えきれない欲望。) 「The difference between a job and a career is the difference between 40 and 60 hours a week.」 (仕事とキャリアの違いは、週に40時間働くか60時間働くかの違いである。) 「Take care to sell your horse before he dies. The art of life is passing losses on.」 (馬は死ぬ前に売ってしまうことだ。人生のコツは、損失を次の人に回すことだ。) 「Education is the ability to listen to almost anything without losing your temper or your self-confidence.」 (教育とは、立腹したり自信を喪失したりせずにほとんどすべてのことに耳を傾けられる力のことだ。) 「A jury consists of twelve persons chosen to decide who has the better lawyer.」 (陪審というのは、どちらにすぐれた弁護士がいるか決めるために選ばれた12人で構成されている。) 「You’ve got to love what’s lovable, and hate what’s hateable. It takes brains to see the difference.」 (愛すべきものを愛し、憎むべきものを憎みなさい。この違いを見分けるには、頭が必要になる。) 「A mother takes twenty years to make a man of her boy, and another woman makes a fool of him in twenty minutes.」 (母親は子供を男に育て上げるのに20年かかるというのに、他の女性は20分で男をバカにしてしまう。) 「By working faithfully eight hours a day, you may e

オードリー・ロードさんの残した言葉【詩人】1934年2月18日~1992年11月17日

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「When I dare to be powerful ? to use my strength in the service of my vision, then it becomes less and less important whether I am afraid.」 (私が力を得たいとき、私の目標を達成するために力を使うのであれば、私にとって恐怖はとても小さなことになる。) 「Life is very short and what we have to do must be done in the now.」 (人生はとても短い。だから私たちがしなければいけないことは、まさに"今"なされなければならない。) 「我々を分け隔てるのは、我々の違いのせいではない。その違いを認識し、受け入れ、称えることができない無能さこそが、我々を分け隔てるのである」 アメリカの作家、フェミニスト、女性主義者、司書、公民権活動家でした。彼女は自称「黒人、レズビアン、母親、戦士、詩人」であり、人種差別、性差別、階級主義、異性愛主義、同性愛恐怖症の不正に立ち向かい対処することに彼女の人生と彼女の創造的な才能の両方を捧げました。

ジョージ・ゴードン・バイロンさんの残した言葉【バイロン卿】1788年1月22日~1824年4月19日

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「And, after all, what is a lie? ‘Tis but the truth in masquerade.」 (嘘とは何か。それは変装した真実にすぎない。) 「There is something pagan in me that I cannot shake off. In short, I deny nothing, but doubt everything.」 (私の中にはふるい落とすことのできない無宗教的なものがある。私は何も否定しないが、すべてを疑う。) 「I love not man the less, but Nature more.」 (私は人を愛する心が浅いのではない。自然を愛する心が深いのだ。) 「There’s music in the sighing of a reed; There’s music in the gushing of a rill; There’s music in all things, if men had ears;」 (草のそよぎにも、小川のせせらぎにも、耳を傾ければそこに音楽がある。) 「In her first passion, a woman loves her lover, in all the others all she loves is love.」 (女は初恋では恋人に恋するが、その後は恋に恋する。) 「Man’s love is of man’s life a thing apart, ‘Tis woman’s whole existence.」 (男の恋は、その人生とは別のもの。でも女にとっては、それがすべての生き甲斐。) 「Sorrow is knowledge, those that know the most must mourn the deepest, the tree of knowledge is not the tree of life.」 (知恵は悲しみである。最も多く知る者は、最も深く嘆かねばならない。知恵の樹は生命の樹ではない。) 「Opinions are made to be changed – or how is truth to be got at?」 (意見は変え

ジョージ・ゴードン・バイロンさんの残した最後の言葉【バイロン卿】1788年1月22日~1824年4月19日

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「Now I shall go to sleep. Goodnight.」 (さあ、眠ることにしよう。お休み。) (最後の言葉) イングランドの詩人。バイロン卿として知られ、単に「バイロン卿」というとこの第6代男爵を指すことが殆どである。

北原白秋さんの残した言葉【天才詩人】1885年1月25日~1942年11月2日

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「自分の弱さを心から知り得たとき、人は真から強くなる。真の自分を見出す。」 「他流を知ることは自己を知ることである。」 「苦悩は我をして光らしむ、苦悩は我が霊魂を光らしむ。」 「師は選ぶべきである。が、また弟子も選ばるべきである。」 「この心いよよはだかとなりにけり涙ながるる涙ながるる。」 「誰もみな善い美しいものを見たときに、自分もまた善くならなければならない。と考へる貴重な反省。最も秀れた精神に根ざしたものは、人心の内奥から涙を誘ひ、洗ひ清めるのである。」 「言葉の一つ一つはかの黒の朱のてんとう虫の如く、羽立てて鳴る。微かに鳴る。言葉の一つ一つはすべてが生ける言霊である。生物である。」 「二人デ居タレドマダ淋シ。一人ニナツタラナホ淋シ。シンジツ二人ハ遣瀬ナシ。シンジツ一人ハ堪ヘガタシ。」 「草を見る心は己自身を見る心である。 木を知るる心は己自身を識る心である。」 「子供に還らなければ、何一つこのかたじけない大自然のいのちの流れをほんとうにわかる筈はありません。」 「薔薇ノ木ニ 薔薇ノ花サク ナニゴトノ 不思議ナケレド。」 日本の詩人、童謡作家、歌人。本名は北原 隆吉。 詩、童謡、短歌以外にも、新民謡の分野でも傑作を残している。生涯に数多くの詩歌を残し、今なお歌い継がれる童謡を数多く発表し、活躍した時代は「白露時代」と呼ばれ、三木露風と並んで評される、近代の日本を代表する詩人である。

島崎藤村さんの残した言葉【詩人】1872年3月25日~1943年8月22日

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「人の世に三智がある。学んで得る智、人と交わって得る智、みずからの体験によって得る智がそれである。」 「今日まで自分を導いてきた力は、明日も自分を導いてくれるだろう。」 「皆一緒に学校を出た時分──あの頃は、何か面白そうなことが先の方でわれわれを待っているような気がした。こうしているのが、これが君、人生かね。」 「弱いのは決して恥ではない。その弱さに徹しえないのが恥だ。」 「結婚するのに精神の勇気を要するならば別れるのにとっては猶更精神の勇気を要する。」 「親はもとより大切である。しかし自分の道を見出すということは猶大切だ。人は各自自分の道を見出すべきだ。」 「この世にあるもので、一つとして過ぎ去らないものは無い、せめてその中で、誠を残したい。」 「文章を添削することは心を添削することだ。その人の心が添削されない限りは、その人の文章が添削されようがない。」 「ずっと年をとってからの日のために、雪が降ったから茶でも飲みにお出で下さいと言えるような、そういう老後の友達を三、四人つくって置きたい。」 「愛の舞台に上って馬鹿らしい役割を演じるのは、いつでも男だ。」 「すべて、徹底を願うことは、それにともなう苦痛も多い。しかしそれによって与えられる快感は何ものにも見出すことが出来ない。」 「人間のためと言いましても、自分のすぐ隣にいる人から始めるよりほかに仕方がない。」 「寂しい道を歩きつづけて来たものでなければ、どうしてそれほど餓え渇いたように生の歓びを迎えるということがあろう。」 「ああ、自分のようなものでも、どうかして生きたい。」 「病のある身ほど、人の情の真と偽とを烈しく感ずるものは無い。」 「ユーモアのない一日は、極めて寂しい一日である。」 「旅じゃ有りませんか、誰だって人間の生涯は。」 「私たちの不安は、何一つ自発的に働きかけるようなものを持たないで、ただただ受け身の位置にあることを暗示させられるところからくる。」 「生命は力なり。力は声なり。声は言葉なり。」 「わきめもふらで急ぎ行く 君の行衛はいずこぞや 琴花酒のあるものを とどまりたまえ旅人よ。」 「人生は大いなる戦場である。」 「明日は、明日はと言って見たところで、そんな明日は

高見順さんの残した言葉【死の淵より】1907年1月30日~1965年8月17日

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「傷ついたのは、生きたからである。」 「欠点のない人間はないだろう。友人の欠点をとがめ立てていたら、この世に友人というものはないだろう。」 「女の為に総べてを捧げる、そういうことだって男子一生の快事なのじゃありませんか。」 「ひとを愛するということは、自分を愛するということから始めなければならないのだ。ひとを愛するということは自分を愛するということなのだ。自分を愛することができないものがどうしてひとを愛することができようか。」 「生の完全な燃焼が死だ。」 「この世が 人間も自然も 幸福に満ちている。だのに私は死なければならぬ。だのにこの世は実に幸せそうだ。それが私の心を悲しませないで かえって私の悲しみを慰めてくれる。私の胸に感動があふれ 胸がつまって涙がでそうになる。」 「友人というものは、ただ黙って向かい合って座っているだけでも、自ずと心が暖められる。」 「悲しみは いつも真っ直ぐ心に来る。」 「枯れて 生きる 生きて 枯れる」 「悔いにみちたこの人生こそ私の人生で、それ以外に私の人生はありえなかったのだ。」 「ぶどうに種があるように 私の胸に悲しみがある 青いぶどうが酒になるように わが悲しみよ、よろこびになれ。」 「客観的に私の人生がどうあろうと、私のこの人生しか私にはなかったのだ。人生とは私にとって、私の人生しかないのだ。」 「死については、すでにもう人によって考えつくされている。しかし私なりにやはり考えてみよう。」 「悔いにみちた人生ではあるが、それが私にとって私の人生なのだ。私としては精一杯生きてきた人生である。それと違った人生を、はたして私が持ちえたかどうか。」 「自分を、違う人間にしうると考え、自分の考えている理想像に近づけることが生長であると考えた。(中略)私というものは、けっきょく、私になりえたということに過ぎない。(中略)私が私になりえたら、大したことではないか。私ははたして私になりえたか。」 日本の小説家、詩人。 饒舌体と呼ばれる手法で『故旧忘れ得べき』を『日暦』に発表、第1回芥川賞候補となり、作家としての地位を確立した。

北原白秋さんの残した最後の言葉【天才詩人】1885年1月25日~1942年11月2日

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「なに、負けるものか、負けないぞ」 「ああ蘇った。隆太郎、今日は何日か。11月2日か。新生だ、新生だ。この日をお前達よく覚えておおき。私の輝かしい記念日だ。新しい出発だ。窓をもう少しお開け。ああ、素晴らしい」 「一度安心したせいか、もう打ち勝つ気力もない。駄目だ、駄目だよ」 (最後の言葉) 日本の詩人、童謡作家、歌人。本名は北原 隆吉。 詩、童謡、短歌以外にも、新民謡の分野でも傑作を残している。生涯に数多くの詩歌を残し、今なお歌い継がれる童謡を数多く発表し、活躍した時代は「白露時代」と呼ばれ、三木露風と並んで評される、近代の日本を代表する詩人である。

島崎藤村さんの残した最後の言葉【詩人】1872年3月25日~1943年8月22日

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「涼しい風が吹いてくる。」 (最後の言葉) 日本の詩人、小説家。本名は島崎 春樹。信州木曾の中山道馬籠生まれ。 『文学界』に参加し、ロマン主義詩人として『若菜集』などを出版。さらに小説に転じ、『破戒』『春』などで代表的な自然主義作家となった。

高見順さんの残した最後の言葉【死の淵より】1907年1月30日~1965年8月17日

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「はじめも終りもありがとうございました、としかいえません。一世一代の大風呂致を広けっ放しで病に倒れましたが、どうか末長く頼みます」 (設立のために奔走した「近代文学館」の起工式のメッセージ。翌日の8月17日午後5時32分、導師の『喝』の声とともに死去) (最後の言葉) 日本の小説家、詩人。 饒舌体と呼ばれる手法で『故旧忘れ得べき』を『日暦』に発表、第1回芥川賞候補となり、作家としての地位を確立した。

ゲーテさんの残した最後の言葉【詩人】1749年8月28日〜1749年8月28日

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「窓を開けてくれ。明りがもっと入るように。」 (最後の言葉) ドイツの詩人、劇作家、小説家、自然科学者、政治家、法律家。ドイツを代表する文豪であり、小説『若きウェルテルの悩み』『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』、叙事詩『ヘルマンとドロテーア』、詩劇『ファウスト』など広い分野で重要な作品を残した。 その文学活動は大きく3期に分けられる。初期のゲーテはヘルダーに教えを受けたシュトゥルム・ウント・ドラングの代表的詩人であり、25歳のときに出版した『若きウェルテルの悩み』でヨーロッパ中にその文名を轟かせた。その後ヴァイマル公国の宮廷顧問(その後枢密顧問官・政務長官つまり宰相も務めた)となりしばらく公務に没頭するが、シュタイン夫人との恋愛やイタリアへの旅行などを経て古代の調和的な美に目覚めていき、『エグモント』『ヘルマンとドロテーア』『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』などを執筆、シラーとともにドイツ文学における古典主義時代を築いていく。 シラーの死を経た晩年も創作意欲は衰えず、公務や自然科学研究を続けながら『親和力』『ヴィルヘルム・マイスターの遍歴時代』『西東詩集』など円熟した作品を成した。大作『ファウスト』は20代から死の直前まで書き継がれたライフ・ワークである。ほかに旅行記『イタリア紀行』、自伝『詩と真実』や、自然科学者として「植物変態論」、「色彩論」などの著作を残している。

ヴィクトル・ユーゴーさんの残した最後の言葉【レ・ミゼラブル】1802年2月26日~1885年5月22日

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「ここで夜と昼が戦っている」 「黒い光が見える」 (亡くなった日は、激しい嵐がパリを襲い、雷が鳴っていた。) (最後の言葉) フランス・ロマン主義の詩人、小説家。七月王政時代からフランス第二共和政時代の政治家。『レ・ミゼラブル』の著者として著名。 1959年から1965年まで発行されていた5フラン紙幣に肖像画が採用されていた。

坂村真民さんの残した言葉【癒しの詩人】1909年1月6日~2006年12月11日

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「よい本を読め よい本によって己れを作れ 心に美しい火を燃やし 人生は尊かったと叫ばしめよ。」 「長く生きていることは無駄ではなかったとしみじみ思う年になった 見えなかったものや聞こえなかったものが 見えだし聞こえだしたのもありがたい喜びの一つだが 一番大きな喜びは色々の悲しみを知ったことだった。」 「いのちいっぱい生きるのだ 念じ念じて生きるのだ 一度しかない人生を 何か世のため人のため 自分にできることをして この身を捧げ生きるのだ。」 「冬がきたら うすら陽ざしのなかに咲く冬花のつつましさをじっと見つめてゆこう 冬花の持つ香気と清純さとをわが体のなかに浸透させよう。」 「生きているものはみな美しい 妙な顔をした虎魚(おこぜ)でも実に愛嬌(あいきょう)がある 一体この美しさはどこからくるのだろう やはり懸命に生きるという命から発する美しさだ それにくらべてこの美しさを持たない人間が急に増えてきた。」 「決して妥協するな 妥協したらもうおしまい 一番恐ろしいのは 自己との妥協だ つねに鞭うち つねに叱し つねに前進せよ。」 「つきつめてものを思えばみなかなし されどこのかなしさのなかにこそ花も咲くなれ 匂うなれ 人の心も通うなれ。」 「あとから来る者のために 田畑を耕し 種を用意しておくのだ 山を 川を 海を きれいにしておくのだ ああ あとから来る者のために苦労をし我慢をし みなそれぞれの力を傾けるのだ あとからあとから続いてくるあの可愛い者たちのために みなそれぞれ自分にできるなにかをしてゆくのだ。」 「美しい花より よい香りを持つ花がいい 美しい人より よい性質の人がいい。」 「日々の生活を人間らしく生きてゆくのも立派な修行である。そしてそれらはすべて喜びを持って行ってゆかねばならない。喜びなくして行うものは、どんな難行を果しても、よい実を結ぶことはできない。」 「万巻の書を読んでもその姿勢が正しくなかったら何の価値もない 大切なのは人間を見る眼の人間に対する姿勢の 正しさにある 真実さにある 純粋さにある。」 「大切なのは、かつてでもなく、これからでもない。ひと呼吸ひと呼吸の今である。」 「順調に行く者が必ずしも幸せではないのだ 悲しむな タンポポを見よ 踏まれても平気で花を咲か

シャルル・ボードレールさんの残した言葉【近代詩の父】1821年4月9日~1867年8月31日

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「A sweetheart is a bottle of wine, a wife is a wine bottle.」 (恋人は一瓶のワインであり、妻はワインの空き瓶である。) 「Never despise a person’s sensitivity. His sensitivity is his genius.」 (他人の感受性を軽蔑してはいけない。感受性はその人の才能なのだ。) 「恋愛の厄介なのは、それが共犯者なしには済まされない罪悪だという点にある。」 「過去は幻影としての刺激を保ちながら、その生命の光と動きを取り戻して現在となる。」 「思い出せ!『時間』という奴は、ごまかしはしないが何とかして勝たずにはおかない強欲な博徒だぞ!」 「美の探求とは、そこで打ち負かされるに先立って芸術家が恐怖の叫びを上げる、一つの決闘である。」 「God is the only being who need not even exist in order to reign.」 (神は支配するために存在することすら必要としない唯一の存在である。) 「Even if it were proven that God didn’t exist, Religion would still be Saintly and Divine.」 (神が存在しないとしても、やはり宗教は神聖であり神性を備えているであろう。) 「孤独でいかに暮らすかを知らない者は、忙しい群集の中でいかに忙しく暮らすかも知らない。」 「人生をあるがままに受け入れない者は、悪魔に魂を売り渡す。」 「This life is a hospital where each patient is possessed by the desire to change his bed.」 (人生とは、病人の一人一人がベッドを変えたいという欲望に取り憑かれている、一個の病院である。) 「何より自分自身に対して偉人に、聖者になることだ。」 「勤労は日々を豊かにし、酒は日曜日を幸福にする。」 「ライバルのいない女は老けるのが早い。」 「女と猫は呼ばないときにやってくる。」 「酒と人間とは、絶えず闘い絶えず和解している仲の良い二

アレキサンダー・ポープさんの残した言葉【詩人】1688年5月21日~1744年5月30日

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「多くの人は、今朝方ほめそやしたものを夕方にはもう謗(そし)りはじめる。そして、つねに正しいことを言っているつもりだ。」 「天はすべての人間から運命の帳簿を隠す。」 「浅学ほど危険なものはない。」 「女は彼女と恋に陥っている男を憎むことはまずないが、多くの場合、女は彼女と友だちである男を憎む。」 「殺された者はすべて復仇(ふっきゅう)者を育む。」 「嫉妬は、学問にもあり、気質の優れた者にあっては競争心となる。」 「人間の真の研究対象は人間である。」 「弁解は飾られたウソにすぎない。」 「我々の判断は腕時計と似ている。一つとして同じ時を指さないのに、めいめい自分の時計をあてにしている。」 「私の人生というこの長い疾病。」 「斯く私は生きたい、誰にも聞かれず知られず。嘆かれずに死にたいものだ、世間からひそかに消えて、横たわる場所を語る墓石もないままに。」 「言葉は木の葉のようである。それが非常に多くある所には多くの意味の果実がひそんでいる事は稀である。」 「愚者は、天使も恐れて入らないような場所にも突進する。」 「夢見るのが恋人たち。目覚めているのが夫婦だ。」 「あやまちは人間の常、許すのは神のわざ。」 「言い訳は、嘘をつくより悪質で恐ろしい。なぜなら、言い訳は嘘を守ってしまうからだ。」 「幸せというものは、探し出すと見つからないが、どこにでもある。また、金では決して手に入れられないが、誰でもいつでも手に入れられる。」 「応報の病は豪奢なおごりに続き、殺された者はすべて復仇者を育む。」 「自愛は現在の意識で当面の利益をみ、理性は未来と結果を考える。」 「理性は羅針であり、欲望は嵐である。」 「あとの子は自然の愛情が、先の子は習慣的な愛情が養う。」 「人間はすべての善であり、悪でもある、極端はほとんどなく、すべて中途半端だ。」 「神の謎を解くなどと思い上がるな、人間の正しい研究課題は人間である。」 「男たちの中には仕事を選んだり、亭楽を選んだりする者がいる。一方、女はすべて心では放蕩者である。男たちのある者は静寂を、他の者は政争を好む。だが、淑女は誰でも人生の女王でありたいと願っている。」 「女は彼女と恋に陥っている男を憎むことはまずないが、多くの場合、女は彼女と友だちである男を憎む。」 「空虚な称讃を呪え。」 「人に物

中原中也さんの残した言葉【汚れっちまった悲しみは】1907年4月29日~1937年10月22日

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「こんな思ひをするのなら 花や草に生まれたかつた」 「まことに人生、一瞬の夢、ゴム風船の美しさかな。」 「私の上に降る雪は いと貞潔でありました」 「昔私は思っていたものだった 恋愛詩なぞ愚劣なものだと けれどもいまでは恋愛を ゆめみるほかに能がない」 「月は聴き耳立てるでせう、すこしは降りても来るでせう、われら接唇する時に月は頭上にあるでせう。」 「汚れつちまつた悲しみは 倦怠のうちに死を夢む」 「幸福は、和める心には一挙にして分かる。頑(かたくな)な心は、不幸でいらいらして、せめてめまぐるしいものや数々のものに心を紛らす。そして益々不幸だ。」 「思えば遠くきたもんだ 此の先まだまだ何時までか 生きてゆくのであろうけど」 「幾時代かがありまして 茶色い戦争ありました」 「それに陽は、さらさらと さらさらと射しているのでありました。」 「土手づたい きえてゆくかな うつくしき さまざまの夢。」 「空は晴れてても、建物には蔭があるよ」 「月夜の晩に、ボタンが一つ 波打際に、落ちていた。」 「ポッカリ月が出ましたら、舟を浮べて出掛けましょう。」 「あれはとおいい処にあるのだけれど おれは此処で待っていなくてはならない」 「私はもう歌なぞ歌わない 誰が歌なぞ歌うものか」 「青い空は動かない、雲片一つあるでない。」 「ああ おまえはなにをして来たのだと…… 吹き来る風が私に云う」 「春が来たって何になろ あの子が返って来るじゃない」 日本の詩人、歌人、翻訳家。旧姓は柏村。 代々開業医である名家の長男として生まれ、跡取りとして医者になることを期待され、小学校時代は学業成績もよく神童とも呼ばれたが、8歳の時、弟がかぜにより病死したことで文学に目覚めた。中也は30歳の若さで死去したが、生涯で350篇以上の詩を残した。

ジャン・コクトーさんの残した言葉【芸術のデパート】1889年7月5日~1963年10月11日

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「The worst tragedy for a poet is to be admired through being misunderstood.」 (詩人にとって最大の悲劇は、誤解によって賞嘆されることだ。) 「Film will only become an art when its materials are as inexpensive as pencil and paper.」 (鉛筆や紙と同等の費用で映画が創れたときにのみ、映画は芸術作品となるだろう。) 「Style is a simple way of saying complicated things.」 (スタイルとは、複雑なことを表現するための簡単な方法だ。) 「Find first, seek later.」 (先に見出し、後に捜し求めよ。) 「In Paris, everybody wants to be an actor; nobody is content to be a spectator.」 (パリでは誰もが役者になりたがり、見物人に満足するものはいない。) 「The poet is a liar who always speaks the truth.」 (詩人はつねに真実を語る嘘つきである。) 「青年は決して安全な株を買ってはならない。」 「Hasten slowly. Run faster than beauty.」 (ゆっくり急げ。美よりも速く走れ。) 「いかなる革命も、3日目から堕落が始まる。」 「If I prefer cats to dogs, it’s only because there are no police cats.」 (もし私が犬よりも猫が好きだというのなら、それは警察猫というものがいないからである。) 「An artist cannot speak about his art any more than a plant can discuss horticulture.」 (芸術家は自分の芸術について語ることはできない。植物が園芸を語れないように。) 「Beauty cannot be recognized with a cursory glance.」 (美はざっと見てもわからない。) 「富は一つの才能であり、貧しさも同様

高村光太郎さんの残した言葉【道程】1883年3月13日~1956年4月2日

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「私はあなたの愛に値しないと思ふけれど あなたの愛は一切を無視して私をつつむ。」 「女が付属品を棄てるとどうしてこんなにも美しくなるのだろうか。」 「私は老人の首すじのシワを見るときほど深い人情に動かされることはない。なんという人間の弱さ、寂しさを語るものかと思う。」 「老人になって死でやっと解放され、これで楽になっていくという感じがする。まったく人間の生涯というものは苦しみの連続だ。」 「進歩は実に遅く不確かなものです。やがて出しぬけにそれがひらかれます。人は前に出ます。けれども暗中模索の幾年かあとの事です。」 「詩を書かないでいると死にたくなる人だけ、死を書くといいと思います。」 「いくら非日本的でも、日本人が作れば日本的でないわけには行かないのである。」 「日常の瑣事にいのちあれ 生活のくまぐまに緻密なる光彩あれ われらのすべてに溢れこぼるるものあれ われらつねにみちよ。」 「命の糧は地面からばかり出るのぢやない 都会の路傍に堆く積んであるのを見ろ そして人間の生活といふものを考へる前に まづぢつと翫味しようと試みろ。」 「おれは思ふ、人間が天然の一片であり得る事を。おれは感ずる、人間が無に等しい故に大である事を。ああ、おれは身ぶるひする、無に等しい事のたのもしさよ。無をさへ滅した必然の瀰漫よ。」 「わたくし事はけちくさいから一生を棒にふつて道に向ふのだ。」 「人を信じることは人を救ふ。」 「悪魔に盗まれそうなこの幸福を明日の朝まで何処へ埋めて置こう。」 「僕の前に道はない 僕の後ろに道は出来る。」 「一生を棒に振りし男此処に眠る。彼は無価値に生きたり。」 「どこかに通じている大道を 僕は歩いているのじゃない。」 「道は僕のふみしだいて来た 足あとだだから道の最端にいつでも僕は立っている。」 「前後のわからないような、むつかしい考えに悩んだりする事がある度に、小父さんはまず足の事を思ってみる。自分がほんとにしっかり立って、頭を上にあげているかしらと思ってみる。」 「重いものをみんな棄てると 風のように歩けそうです。」 「私は人から離れて孤独になりながら あなたを通じて再び人類の生きた気息に接します ヒユウマニテイの中に活躍します すべてから脱却して ただあなたに向ふのです 深いとほい人類の泉に肌をひたすのです。」 「人間

エラ・ウィーラー・ウィルコックスさんの残した言葉【君が笑えば、世界も笑う】1850年11月5日~1919年10月30日

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「All love that has not friendship for its base, is like a mansion built upon the sand.」 (友情が土台にない愛は、砂上の楼閣でしかない。) 「With every deed you are sowing a seed, though the harvest you may not see.」 (収穫期を迎えることはないかもしれないが、あなたの一つ一つの行動が種をまいているのです。) 「To sin by silence, when we should protest, Makes cowards out of men.」 (沈黙の罪とは、抗議すべきときに黙り込む卑怯者を生み出すことである。) 「この世には二種類の人間がいる。努力する人と人の努力にたよる人。」 「Laugh, and the world laughs with you; Weep, and you weep alone.」 (君が笑えば、世界は君とともに笑う。君が泣けば、君は一人きりで泣くのだ。) 「年齢なんか単なる思い込み。こちらが無視してしまえば、あちらだって無視してくれる。」 「幸せだって言いなさい。信念があって健康で、元気いっぱいだと言いなさい。そうすれば神様はあなたの声をきいて、その通りにしてくださるでしょう。」 「Whatever comes, This too shall pass away.」 (来るものは何でも、必ず去っていく。) 「It is easy enough to be pleasant, When life flows along like a song; But the man worth while is the one who will smile when everything goes dead wrong.」 (人生が歌のように流れているときに楽しい気分になるのはたやすい。だが、立派な男とは八方ふさがりのときでも笑える男だ。) 「A weed is but an unloved flower.」 (雑草とは、ただ人に愛されていない花。) 「Love lights more fires

ヴィクトル・ユーゴーさんの残した言葉【レ・ミゼラブル】1802年2月26日~1885年5月22日

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「The first symptom of true love in man is timidity, in a girl it is boldness.」 (真の恋の兆候は、男においては臆病さに、女は大胆さにある。) 「第一歩は何でもない。困難なのは、最後の一歩だ。」 「不運は人物を作り、幸運は怪物を作る。」 「未来にはいくつかの名前がある。意志薄弱な者はそれを不可能と呼び、臆病者は未知と呼ぶ。しかし勇敢な者はそれを理想と呼ぶ。」 「空っぽのポケットほど、人生を冒険的にするものはない。」 「人生は、愛という蜜をもつ花である。」 「人は強さに欠けているのではない。意志を欠いているのだ。」 「人生最大の幸福は、愛されているという確信である。自分のために愛されている、否、もっと正確には、こんな自分なのに愛されているという確信である。」 「女は非常に完成した悪魔である。」 「強く辛辣な言葉は、根拠が弱いことを示している。」 「人は軍隊の侵入には抵抗するが、思想の侵入には抵抗しない。」 「大きな悲しみには勇気をもって立ち向かい、小さな悲しみには忍耐をもって立ち向かえ。労して一日の仕事を終えたら安らかに眠れ。あとは神が守ってくださる。」 「友よ、逆境にあっては、常にこう叫ばねばならない。「希望、希望、また希望」と。」 「女性が話しかけてきたときは、彼女の目が発する言葉に耳を傾けることだ。」 「愛すること、それは行動することだ。」 「夢、これ以外に将来を作り出すものはない。」 「生きている者とは、闘っている者だ。」 「財布が軽くなるほど、心が満たされる。」 「四十歳は青年の老年期であり、五十歳は老年の青年期である。」 「宇宙をただ一人の者に縮め、ただ一人の者を神にまで広げること。それが恋愛である。」 「愛することは、ほとんど信じることである。」 「音楽は人間が言葉で言えないことで、しかも黙ってはいられない事柄を表現する。」 「常識の有無は教育の有無とは関係ない。」 「女を美しくするのは神であり、女を魅惑的にするのは悪魔である。」 「喜びとは、苦悩の大木に実る果実である。」 「哲学は思考の顕微鏡である。」 「もし新聞