酒井雄哉さんの残した言葉【比叡山の大阿闍梨】1926年9月5日~2013年9月23日
「大事なのは『いま』そして『これから』なんだ」 「すぐに分からなくていい。時間がかかってもいいから、自分が実践してみたことや体験したことの意味を、大切に考え続けてみる。『ああ、あれはそういうことなのかもしれない・・・』と思ったとき、自分のものになっているのに気づく。」 「余計なことを考えず、今、目の前にあることを一生懸命やるという気持ちだけをもっていればいい。そしてひとつ道を見つけたら、生涯それで生きていくと決める。腹をくくっていれば動揺したり迷ったりすることはない。」 「今までこれだというものを見つけられなかった人は、今からでも『これをやろう』と決めて進んでいけばいい。大事なのは年齢じゃなくて、決めたことをやり続けること。」 「いま良いことをしても、その結果は今日すぐに来るかもしれないし、三代くらい後かもしれない。でも、それは早いか遅いかの違いで、いました行いの結果が必ずあらわれると思うと、前向きになれる。いま良いことをしていけば、未来は変わっていくかもしれない。」 「生き残ったのは、生き『残された』ということ。生き残るんじゃなくて、生き『残される』ものなのかもしれないな。」 「今日のできごとは今日でおしまい。『一日が一生』という気構えで生きていくと、あんまりつまらないことにこだわらなくなる。」 天台宗の僧侶。比叡山延暦寺の千日回峰行を2度満行した行者として知られる。天台宗北嶺大行満大阿闍梨、大僧正、比叡山一山 飯室谷不動堂長寿院住職を務めた。