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向田邦子さんの残した遺書【シナリオライター御三家】1929年11月28日~1981年8月22日

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「どこで命を終わるのも運です。体を無理したり、仕事を休んだりして、骨を拾いに来ることはありません」 (遺書) テレビドラマ脚本家、エッセイスト、小説家。第83回直木賞受賞。 週刊誌のトップ屋時代は幸田 邦子名義で執筆していた。共同ペンネーム「葉村彰子」の一員でもある。

向田邦子さんの残した言葉【シナリオライター御三家】1929年11月28日~1981年8月22日

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「私はできるだけ卓袱台と畳にしまして、お父さんお母さんってやっているんですけど。」 「長い人生でここ一番というときにモノを言うのは、ファッションではなくて、言葉ではないのかな。」 「水商売ってのは、七年やりゃ一人前になれるもんだけど、夫とか妻ってのは、七年じゃあ、ダメなのねえ。」 「自分に似合う、自分を引き立てるセーターや口紅を選ぶように、ことばも選んでみたらどうだろう。ことばのお洒落は、ファッションのように遠目で人を引きつけはしない。無料で手に入る最高のアクセサリーである。流行もなく、一生使えるお得な『品』である。ただし、どこのブティックをのぞいても売ってはいないから、身につけるには努力がいる。本を読む、流行語を使わない、人真似をしない。何でもいいから手近なところから始めたらどうだろう。」 「おかしな形はおかしな形なりに均衡があって、それがみんなにとってしあわせな形ということも、あるんじゃないかなあ。」 「言葉は恐ろしい。たとえようもなく気持ちを伝えることの出来るのも言葉だが、相手の急所をグサリと刺して、生涯許せないと思わせる致命傷を与えるのも、また言葉である。」 テレビドラマ脚本家、エッセイスト、小説家。第83回直木賞受賞。 週刊誌のトップ屋時代は幸田 邦子名義で執筆していた。共同ペンネーム「葉村彰子」の一員でもある。