樋口一葉さんの残した最後の言葉【たけくらべ】1872年5月2日~1896年11月23日
「その時分には、私は何になっていましょう、石にでもなっていましょうか。」 (亡くなる20日前、お見舞いにきた教師の馬場から「冬休みにまた上京しますから、そのときまた参りましょう。」への返答。) (最後の言葉) 日本の小説家。東京生まれ。戸籍名は「奈津」だが本人は「夏子」と名乗ることが多かった。 中島歌子に歌、古典を学び、半井桃水に小説を学ぶ。生活に苦しみながら、「たけくらべ」「にごりえ」「十三夜」といった秀作を発表、文壇から絶賛される。わずか1年半でこれらの作品を送ったが、24歳6ヶ月で肺結核により死去。 没後に発表された『一葉日記』も高い評価を受けている。