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連城三紀彦さんの残した言葉【直木賞作家】1948年1月11日~2013年10月19日

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「ただ一言で別れられるなら、やはり一言でやり直せるかもしれない。」 「人間関係というのは、相手との距離さえ置けばうまくいく。もめるのはその距離を越えようとするからだ。」 日本の小説家。真宗大谷派の僧侶。本名は加藤 甚吾。 1977年「変調二人羽織」で第3回幻影城新人賞(小説部門)を受賞し、同作が探偵小説専門誌『幻影城』1978年1月号に掲載されデビュー。大胆な仕掛けや叙情性溢れる美文体を用いたトリッキーな作風で評価を得る。その後ミステリ的筆致を心理の機微を表現することに応用した恋愛小説を著すようになり、直木賞を受賞した『恋文』以降は大衆小説に執筆の主軸を移した。しかしその後もフレンチミステリ的心理劇や謀略サスペンス、誘拐もの、叙情的な幻想ミステリ、メタミステリなど、多彩なミステリの執筆も行っている。 共同事務所「オフィス・レム」に関口苑生(評論家)、北澤和彦(翻訳家)、香山二三郎(コラムニスト)、上原ゼンジ(写真家)らと所属していた。 2002年には『白光』、『人間動物園』とミステリー作品を連続して発表し、話題となった。 若い頃からの映画好きで、大学在学中にシナリオの勉強のため、フランスへ留学した経験を持つ。 父の実家が浄土真宗の寺であったことから、1985年に東本願寺で得度している。法名は智順。名古屋市の同朋大学で修学するため1年間休筆し、田代俊孝教授に師事している。