特攻隊員の遺書 谷暢夫少尉【母親へ】

母親と面会して

子を思う御国の母は有難し 千里万里もわれを訪ぬつ
山よりもはるかに高し 海よりもはるかに深き 親の恩かな

家郷への最後の書簡

親を惟ひ 国を憂ふる心あらば 身を桜花となりて 散りゆかん

遺書

 はじめありて 終りあるもの 鮮し
 永らくのご厚思を謝す。何一ツ親孝行らしきことなき小生も、最初の最後の親孝行を致します。
 忠孝一致、とは古人、実によく云ったものと感心します。ご両親の長命を切に祈ります。
 日の本の空征くものの心なれ 散るを惜しまぬ桜花こそ

辞世

身は軽く つとめは重きを思ふとき 今は敵艦に ただ体当り
身はたとひ 機関もろとも沈むとも 七たび生れ撃ちてしやまん

コメント

このブログの人気の投稿

花の慶次の名言

レミー・キルミスターさんの残した言葉【モーターヘッド】1945年12月24日~2015年12月28日