故人が残した名言集【12月30日】

ジュディス・リッチ・ハリスさんの残した言葉【子育ての大誤解】1938年2月10日~2018年12月30日



「大人の形成には遺伝子も仲間も重要だが、親は重要ではない」



「私たちの思いどおりに子どもを育て上げることができるという考えは幻想にすぎない。あきらめるべきだ。子どもとは親が夢を描くための真っ白なキャンパスではない。育児アドバイザーの言葉に気をもむことはない。子どもには愛情が必要だからと子どもを愛するのではなくて、いとおしいから愛するのだ。彼らとともに過ごせることを楽しもう。自分が教えられることを教えてあげればいいのだ。気を楽に持って。」



アメリカ合衆国の心理学者。親は子の発達にとって最も重要な要因であるという信念を批判し、それらを否定する証拠を提示した『子育ての大誤解』の著者である。



渡辺和子さんの残した言葉【シスター】1927年2月11日~2016年12月30日



「置かれた場所で咲きなさい。」



「いのちは大切だ。と、言われるより、あなたが大切だ。と、 言われた方が生きてゆける。」



「一生の終わりに残るものは、自分が集めたものではなく、自分が与えたもの。」



「何もかもぶちまけるのが親しさではありません。親しさというのは開示性の度合いではなく、相手の独自性を尊重する度合いです。お互いが一個の人格であるということを認め合う。そこには淋しさ、孤独があります。しかし、その孤独を澱(おり)まで味わって飲み干すことが私たちの成長のために必要です。」



「相手に気に入られるため、嫌われないために、あなたが自分をなくしてまで相手の言いなりになったり、無理をしたりすることはないのです。」



「『自分と仲良く生きる』といい。 好きな自分と四六時中一緒にいる人は、自然と笑顔が多くなり、 言葉から刺がなくなり、相手の言葉をふんわりと 受け止めることができるようになるから不思議です。」



「養護老人ホームにボランティアに行っていた学生たちの報告を聞きながら、気になる言葉があるのに気づきました。『本を読んであげました』『肩を叩いてあげました』と言うのです。ボランティアというものは、本来『させていただく』ものだと私は思っています。」



「人間は弱いものです。口ではきれいなことを言っても、なかなか体がついていかないことがあります。自分の敵を頭では許しても、体がいうことを聞かないということもあります。そんなときは、相手を愛せなくても、せめて相手の不幸を願わないことです。」



「置かれたところこそが、今のあなたの居場所なのです。」



「咲けない時は、根を下へ下へと降ろしましょう。」



「人はどんな場所でも幸せを見つけることができる。」



「結婚しても就職しても子育てをしても『こんなはずじゃなかった』と思うことが次から次に出てきます。そんな時にもその状況の中でも『咲く』努力をしてほしいのです。」



「どうしても咲けない時もあります。雨風が強い時、日照り続きで咲けない日そんな時には無理に咲かなくてもいい。その代わり根を下へ下へと降ろし根を張るのです。次に咲く花がより大きく美しいものとなるために。」



「思い通りにいかない時こそ自分らしさを輝かせる道がある。」



「時間の使い方は、そのまま、いのちの使い方なのですよ。」



「一生懸命はよいことだが休息も必要。」



「何ができても、できなくてもいい。どんな人でも生きているだけで価値がある。」



「嫌いな相手でもその価値は否定しない。」



「許さない間は、相手の支配下にある。自由になるために思いを断ち切ることが大切。」



「相手を自由にするのが本当の愛。」



「愛される一番の近道は、自らが愛情深い人になること。」



「しあわせは、求めるのではなく、自らの力で作りだすもの。」



「小さなことに、大きな愛をこめて。」



「『ていねいに生きる』とは、自分に与えられた試練を感謝すること。」



「人に恥じない生き方は、心を輝かせる。」



キリスト教カトリック修道女 。 学校法人ノートルダム清心学園理事長。北海道旭川市生まれ。

1945年、18歳でキリスト教(カトリック)の洗礼を受ける。聖心女子大学に進学し、学生自治会の会長を務めた。



宮尾登美子さんの残した言葉【小説家】1926年4月13日~2014年12月30日



「人にしてあげたことはすぐに忘れないかん。してもろうとことは死ぬまで忘れるな。」



日本の小説家。高知県高知市生まれ。高坂高等女学校卒業。

作品のテーマは一貫して女性であり、自伝ものから出発して、さまざまな分野に新境地を開いている。徹底した取材で知られ、小説『きのね』では十二代市川團十郎をとりあげた産婆まで見つけ出し、聞き取り取材をもとにしている。



大滝詠一さんの残した言葉【ミュージシャン】1948年7月28日~2013年12月30日



「人生は暇つぶし。」



「今日生きているのだって途中だし、なんだって途中なんだから。一生未完で終わるわけですよ。」



「忙しいと思ったことは一度もないよ。だって、人に言われてやってることじゃないんだもの。」



「エヴェレストは高い エルヴィスは深い。」 



「働いてはいないが遊んではいない。引いてはいるが、こもってはいない。」



「期待は失望の母である。」



「ママ、ありがとう!」

(最後の言葉)



日本のミュージシャン。 シンガーソングライター、作曲家、アレンジャー、音楽プロデューサー、レコードレーベルのオーナー、ラジオDJ、レコーディング・エンジニア、マスタリング・エンジニア、著述家、元Oo Records取締役など、多くの顔を持つ。

独自の音楽理論を持ち、1990年代に隆盛を誇った渋谷系のように他ミュージシャンからの引用が多いのが特徴。



ロマン・ロランさんの残した言葉【ノーベル文学賞】1866年1月29日~1944年12月30日



「決して誤ることのないのは、何事もなさない者ばかりである。」



「人間の感情の四分の三は、子供っぽいものだ。残りの四分の一はもっと子供っぽい。」



「愛は信頼の行為である。神が存在するかしないかはどうでもよい。信ずるから信ずるのである。愛するから愛するのである。たいした理由はない。」



「真の偉大さは喜びの中でも苦難の中でも楽しむ力があることで見分けがつく。」



「他人の後ろから行くものは、決して前進しているのではない。」



「恋は決闘です。もし右を見たり左を見たりしていたら敗北です。」



「いつまでも続く不幸というものはない。じっと我慢するか、勇気を出して追い払うかのいずれかである。」



「A hero is a man who does what he can.」

(英雄とは、自分のできることをする人だ。)



「It is the artist’s business to create sunshine when the sun fails.」

(太陽がないときには、それを創造することが芸術家の役割である。)



「少しのきまじめさは恋愛においては結構だ。しかしあまり真面目すぎては困る。それは重荷であり、快楽でなくなる。」



「他人の上に太陽の光を注がんためには、自分のうちにそれをもっていなければいけない。」



「人生は往復切符を発行していません。ひとたび出発したら、再び帰ってきません。」



「人生で一番大切なことは、己の義務を果たすことである。」



「悪徳は、習慣が始まるところに始まる。習慣はサビである。それは魂の鋼鉄を蝕む。」



「私は世界に二つの宝を持っていた。私の友と私の魂と。」



「まさしく音楽こそ、精神の生活を感覚の生活へと媒介してくれるものです。」



「思想もしくは力によって勝った人々を私は英雄とは呼ばない。私が英雄と呼ぶのは心に拠って偉大であった人々だけである。」



「人は望むとおりのことができるものではない。望む、また生きる、それは別々だ。くよくよするもんじゃない。肝腎なことは、ねえ、望んだり生きたりするのに飽きないことだ。」



「人生の賭けで得をしようと損をしようと、賭けるべき肉が一ポンドでも残っていれば私はそれを賭けるでしょう。」



「自然の中には、僕の愛に値しないものは何もない。一人の人間も、一本の木も。」



「今日の新聞・雑誌は嘘の巣窟だ。そして読者の十中八九までが、嘘にまるめこまれる可能性がある。」



「魂の致命的な敵は、毎日の消耗である。」



「富の中でもなお健全な心情を保ちえる女性は、百万長者が天才を有すると同じく一つの奇跡である。」



「国家は祖国ではない。それを混同させるのは、それによって儲ける連中だけだ。」



「自己放棄は偽善である。」



「今最も革命的な人々も、知らないうちに、おそらく一番古い伝統の人間となる。」



「女性の愛情は、天才を飼い馴らし、平準化し、枝を切り、削り、香りをつけることに専念する。そして、ついには天才を自分の感受性、小さな虚栄心、平凡さ、それに自分たちの社交界の平凡さと同程度の者にしてしまう。」



「いちばん卑怯な暴君は、百万の卑怯者が一緒になったときです。」



「誰でも幸福について語るが、それを知っているものは少ない。」



「人生は人間が共同で利用するブドウ畑です。一緒に栽培して、共に収穫するのです。」



「ピラミッドは頂上から作られはしない。」



「旧道徳は危険を回避することを命じた。だが新道徳は、危険をおかさないものは、何ものをも得ない。」



「我々は平和を望んでいる。平和は社会組織の変革なしには真実なものとなり得ない。また安定したものとなり得ない。革命によって平和を。」



「生き、苦しみ、戦うことだ。苦しみと、戦いと、雄々しく耐えていくことによってのみ、一個の人間になれる。」



「人生は幾度かの死と、幾度かの復活の一続きである。」



「愛はそれが自己犠牲であるときのほかは、愛の名に値しない。」



「もし世の中の人の苦しみに、一々足を止めていた日には、人は生きて行かれないだろう。どんな幸福も、他の人間の苦悩を食って生きているのだ。」



「知識人は政治家を軽蔑し、政治家は知識人を軽蔑する。」



「われわれは戦い、そして勝利者とならねばならぬ。正義とは正しい者が勝つことだ。」



「もう思いわずうのはやめろ。なるようになる。すべてがなるようになる。ただ人間は、それを愛しさえすればよいのだ。 」



「復活の前に、死がある。」



「戦うことが、わが健康法なり。」



「大半の聴衆が興味を抱くのは、音楽ではなく音楽家である。」



「理想主義のない現実主義は無意味である。現実主義のない理想主義は無血液である。」



「真理への愛のみが、我々を決して裏切ることのない唯一の愛である。」



「幸福は世界のリズムの一瞬間であり、生の振子が往来する両極の一つである。」



「人間の野獣性に、虚偽の病的な理想主義の衣を着せるよりも、率直に野獣であるほうが人間にとっては危険が少ないだろう。」



「万人のうちで最も偉大なのは、万人のために鼓動する心をもった人である。」



「私は、自らの最後の日まで、私自身の人生をさらに広く、さらに高くすることに、挑み行くのだ。」



「民主主義というのは、民衆にとって代わって、その厳粛な名目のもとに、若干の布教者たちの利益のために民衆の毛を刈る技法です。」



「フランス大革命は『歓喜』から発したもので、決して道徳的義務から発したものではなかった。」



「真理!眼をしっかり開いて、生命の強烈な息吹を全身の毛穴から吸い込み、物事をあるがままに見、不幸をまともに見つめ、そして笑うのである!」



フランスの作家。 理想主義的ヒューマニズム、平和主義、反ファシズムを掲げて戦争反対を世界に叫び続け、国際的に多くの知友を持った。

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