福沢諭吉さんの残した言葉【慶應義塾創設者】1835年1月10日~1901年2月3日
「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず。」
「政治は悪さ加減の選択である。」
「結婚は人生の重大事なれば、配偶の選択は最も慎重ならざるべからず。」
「妊娠中に母を苦しめ、生れて後は三年父母の懐を免れず、その洪恩は如何と言えり。」
「親子だというても、親は親、子は子だ。その子の為に節を屈して子に奉公しなければならぬということはない。」
「家の美風その箇条は様々なる中にも、最も大切なるは家族団欒、相互にかくすことなき一事なり。」
「一家は習慣の学校なり。父母は習慣の教師なり。」
「活用なき学問は、無学に等しい。」
「読書は学問の術であり、学問は事業の術である。」
「人生、万事、小児の戯れ。」
「難きを見て為さざるは、丈夫の志にあらず。」
「浮世を棄つるは、即ち、浮世を活発に渡るの根本なると知るべし。」
「自分の悪かったことに気が付いて改めるというのは立派なことだ。」
「自由と我儘(わがまま)との界は、他人の妨げをなすとなさざるとの間にあり。」
「私は軽蔑されて侮辱されても、その立腹を他に移して他人を辱めることはドウしてもできない。」
「顔色容貌の活溌愉快なるは人の徳義の一箇条にして、人間交際において最も大切なるものなり。」
「人は、生まれながらに、貴賤貧富の別なし。ただ、良く学ぶ者は、貴人となり、富人となり、そして、無学なる者は、貧人となり、下人となる。」
「賢人と愚人との別は、学ぶと学ばざるとによって出来るものなり。」
「ペンは剣よりも強し」
「人は他人に迷惑を掛けない範囲で自由である」
「自ら労して自ら食うは、人生独立の本源なり。」
「社会共存の道は、人々自ら権利をまもり幸福を求むると同時に、他人の権利幸福を尊重し、いやしくもこれを侵すことなく、もって自他の独立自尊を傷つけざるにあり。」
「学問の本趣意は、読書に非ず、精神の働きに在り。」
「未だ試みずして、先ず疑うものは、勇者ではない。」
「信の世界に偽詐多く、疑の世界に真理多し。」
「人生は芝居のごとし、上手な役者が乞食になることもあれば、大根役者が殿様になることもある。とかく、あまり人生を重く見ず、捨て身になって何事も一心になすべし。」
「一度、学問に入らば、大いに学問すべし。農たらば大農となれ、商たらば大商となれ。」
「空想はすなわち実行の原案」
「学問は米をつきながらも出来るものなり。」
「今日も、生涯の一日なり。」
「人間は、負けるとわかっていても、戦わねばならない時がある。だから、たとえ負けても勝っても、男子は男子なり。勝負をもって人物を評することなかれ。」
「独立の気力なき者は必ず人に依頼す、人に依頼する者は必ず人を恐る、人を恐るる者は必ず人にへつらうものなり。」
「進まざる者は必ず退き、退かざる者は必ず進む。」
「行為する者にとって、行為せざる者は最も過酷な批判者である。」
日本の武士、蘭学者、著述家、啓蒙思想家、教育者。諱は範。字は子囲。揮毫の落款印は「明治卅弐年後之福翁」。雅号は、三十一谷人。もともと苗字は「ふくさわ」と発音していたが、明治維新以後は「ふくざわ」と発音するようになった。現代では「福沢諭吉」と表記されることが一般的である。
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