柴田トヨさんの残した言葉【詩人】1911年6月26日～2013年1月20日

「ねえ　不幸だなんて溜息をつかないで　陽射しやそよ風はえこひいきしない　夢は平等に見られるのよ　私　辛いことがあったけれど　生きていてよかった　あなたもくじけずに」

「もうすぐ百歳になる私　天国に行く日も　近いでしょう　その時は日射しとなり　そよ風になって　皆様を応援します　これから　辛い日々が　続くでしょうが　朝はかならず　やってきます　くじけないで！」

「私ね　人からやさしさを貰ったら心に貯金しておくの　さびしくなった時はそれを引き出して元気になる　あなたも　今から積んでおきなさい　年金よりいいわよ」

「何か　つれえことがあったら　母ちゃんを　思い出せ　誰かに　あたっちゃあ　だめだ　あとで　自分が　嫌になる」

「いいことありますよ、悪いことばっかりじゃない。確かにいいこともありますから、それで生きていく」

「98歳でも恋はするのよ。夢だってみるの。雲にだって乗りたいわ」

「人生、いつだってこれから。だれにも朝はかならずやってくる」

日本の詩人。栃木県栃木市出身。