吉野弘さんの残した言葉【詩人】1926年1月16日~2014年1月15日

「他人を励ますことはできても、自分を励ますことは難しい。 だから・・・というべきか、しかし・・・というべきか、自分がまだひらく花だと思える間はそう思うがいい」


「生命は自分自身だけでは完結しないようにつくられているらしい。花もめしべとおしべが揃っているだけでは不充分で虫や風が訪れて、めしべとおしべを仲立ちする。生命はその中に欠陥を抱き、それを他者から満たしてもらうのだ。私もあるとき誰かのための虻だったろう。あなたもあるとき、わたしのための風だったかもしれない」


「自分を愛することをやめるとき、ひとは他人を愛することをやめ、世界を見失ってしまう」


日本の詩人。

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