栄久庵憲司さんの残した言葉【工業デザイナー】1929年9月11日~2015年2月8日

「デザインの一番の根本は、何をしたいかをはっきりさせること。使わない技術をなんとなくつなげたのでは駄目です」


「デザインが進化すれば、ロボットや宇宙ロケットがあちこちにあるような未来を思い浮かべるかもしれないが、そういうことはない」


「道具は道の具え(そなえ)。モノに心を感ずれば人に新しい世界が出来る。今までとは異なる世界が出てくる」


「未来という言葉は希望のように見えて、意外と救いにならない。これは非常に残酷なことです」


「僕にとって一番怖いのは退屈。どんなにお金があって、どんなにたらふく食えていても、退屈というのはどうしようもない」


「みんな欲が少なすぎる。もう少し欲ばりの方がいい」


「だいたいがものを決めるのに、そんなに深い考えはないものでね。相談に相談を重ねて、やっと核の部分が見えてくる」


「(終戦後の広島にて)凄惨な無に対して、僕が何を感じたかというと「『有(ゆう)』が欲しい」だった」


「道具やデザインの世界を俯瞰して見ると、横に広げれば国や文化ごとの違いがある。縦に開けばそれぞれの時代の変化がある。つまり、大きく動いている雲のようなもの」


日本の工業デザイナー。静岡文化芸術大学名誉教授。 GKインダストリアルデザイン研究所所長、世界デザイン機構会長、静岡文化芸術大学デザイン学部学部長などを歴任した。

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