故人が残した名言集【4月16日】
森謙治さんの残した言葉【化学者】1935年3月21日~2019年4月16日
「有機合成に限らず、人間が何事かを成し遂げるためには、まず健康第一だ。」
日本の化学者。東京大学名誉教授、日本学士院会員。農学博士。専攻は有機合成化学、生物活性物質化学。元日本農芸化学会会長。元社団法人有機合成化学協会会長。
高田渡さんの残した言葉【フォークシンガー】1949年1月1日~2005年4月16日
「大事なのは最初は学生が疑問を持つ。次に労働者が疑問を持つ。次のその嫁さんとかお母さんが握り飯を握った時に世の中が変わる」
日本のフォークシンガー。使用楽器はギター、マンドリン、オートハープ。 詩人・労働者・活動家の高田豊は父。弦楽器奏者の高田漣は息子。日本画家の中尾蔦一は叔父。1969年から興隆した関西フォークムーブメントの中心人物として活躍。孤高のフォークシンガーと評されている。
河島英五さんの残した言葉【シンガーソングライター】1952年4月23日~2001年4月16日
「心から 心へ」
「自分の思いだけでなく、人の誰かの思いを表現することも大事やぞ」
(娘へ)(遺言)
日本のシンガーソングライター、俳優。大阪府東大阪市出身。長女・河島あみるはタレント、次女・亜奈睦、長男・翔馬は歌手。公称身長184cm。
川端康成さんの残した言葉【小説家】1899年6月14日~1972年4月16日
「言葉が痛切な実感となるのは痛切な体験の中でだ。」
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」
「自分は『怠け者』であり、川端文学は『怠け者の文学』である。」
「力を入れようと思った時には済んじゃっているんです。」
「あの作品は睡眠薬を飲んで書いたから、私にも訳わからないんですよ。」
(古都について)「一輪の花は百輪の花よりもはなやかさを思わせるのです。」
「男が家庭を持ちたいってのは、思い切り阿呆になれる場所がほしいからだ。」
「結婚の相手を選ぶといったって、つきつめて考えれば、結局のところ、おみくじを引くような、銀貨の表か裏かを判じるくらいのものだ。」
「騙されないで人を愛そう、愛されようなんてずいぶん虫のいいことだ。」
「健全な愛は健全な人にしか宿らないものだよ。」
「画竜点睛といってね、結婚も確かに点睛の一つだよ。夫を持ったり、子供を持ったりする度に、人間の心の眼は開けてゆくものだよ。」
「自分の愛情は疑っても、嫉妬は疑わないわ。」
「親の生涯の成功か失敗かは、子供の結婚の成功か失敗かにもよるらしい。」
「長い結婚は必ずしも出発に支配されない。」
「別れる男に、花の名を一つは教えておきなさい。花は毎年必ず咲きます。」
「自分の年とってゆくのを忘れさせてくれるのは子供しかないってことは、あらゆる生物の楽しい悲劇ですよ。」
「一人のよき友は、地上のすべての宝玉よりも、どんなに勝っていることか。」
「ささいなことが私たちを慰めるのは、ささいなことが私たちを悩ますからだ。」
「一生の間に一人の人間でも幸福にすることが出来れば、自分の幸福なのだ。」
「自分を犠牲にした者は、自分を犠牲にしたことを忘れるのが、美しい犠牲の完成なのだ。」
「日本の子供には、もっと孤独を教えないと、思想は生まれませんね。」
「いかに現世を厭離するとも、自殺は悟りの姿ではない。いかに徳行高くとも自殺者は大聖の域に遠い。」
「たとえばどんなにいいことにしろ、それを知るべき年齢よりも早くそれを知れば、それは悲劇の色しか帯びない。」
「大病をして死を身近に感じると、深くたしなめられた気持ちがして、それまで重大に思えたことが、そうではなかったと悟るようになるものだ。」
「一輪の花美しくあらば、われもまた生きてあらん。」
「霊魂が不滅であるという考え方は、生ける人間の生命への執着と死者への愛着とのあらわれでありましょう。」
「死んだ者の罪を問わないのは、今は生きていてやがて死ぬ者の、深い真理かもしれませんよ。」
「誰にもかれにも、同じ時間が流れていると思うのはまちがいだ。」
「人間は、みんなに愛されているうちに消えるのが一番良いと思います。」
「僕は生きている方に味方するね。きっと人生だって生きている方に味方するよ。」
「死んだ時に人を悲しませないのが、人間最高の美徳さ。」
「散歩に行く」
(最後の言葉)日本の小説家、文芸評論家。大正から昭和の戦前・戦後にかけて活躍した近現代日本文学の頂点に立つ作家の一人である。1968年、ノーベル文学賞受賞。1972年、ガス管をくわえ自殺。遺書は無かった。 大阪府出身。東京帝国大学国文学科卒業。
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