故人が残した名言集【5月11日】
夏八木勲さんの残した言葉【俳優】1939年12月25日~2013年5月11日
「(演じることは)車でいうなら、いつもニュートラルにして、トップでもバックでもセコンドでもすぐ入る、肉体的にやわらかい状態がベストなんです。」
日本の俳優・声優・歌手。本名同じ。東京府東京市足立区北千住出身。東京都立墨田工業高等学校を経て慶應義塾大学文学部仏文科中退。特技は乗馬・合気道・空手。愛称はなっちゃん・パパ。
小田晋さんの残した言葉【犯罪精神医学の第一人者】1933年7月28日~2013年5月11日
「聖書や神話や、中国の古典や、イロハがるた、民話やことわざにいたるまで、人々に知恵と勇気を与えてくれた『ことば』の力は私たちを支えてきました。今日の情報化社会には、映像や記号化された情報や断片化された、あるいは長々しい言葉があふれていますが、私たちに人生の知恵を与えてくれ、生き方のパラダイム(枠組み)を与えてくれるものはそんなに多くはありません」
「(賢人の)名言には、私たちが心の中の深いところではすでに知っている『本当のこと』を『ことば』にして、浮き上がらせてくれるという効能があるのです。それは長い文章やくだくだした説明を抜きにして、私たちに知恵を与えてくれます。そして、賢人たちの人生の経験を凝縮して、私たちに伝えてくれるのです」
大阪府生まれの日本の医学者、精神科医。専門は精神病理学。筑波大学名誉教授。国際医療福祉大学名誉教授。元帝塚山学院大学教授。医学博士。
三木たかし さんの残した言葉【作曲家】1945年1月12日~2009年5月11日
「自分は偉大なる素人で、好奇心を持って何か空から自分の体に降ってくるものを僕は書きたい。」
「こんなに簡単に流行を作れる国も、忘れる国も少ない。 ファッション、本、映画…、自分自身で良いものを見つけることが少なく音楽もそうなんです。 例えば、若い人が演歌を聴くと『かっこ悪い』『バカだな』と言われる。(そうではなく)『私は嫌い』というなら よくわかる。だから みんな同じ様な格好をしてるんです。」
「ありがとう。とよさん、ごめんね。 つまんない歌を書いちゃダメだ。」
(荒木とよひささんとの筆談)(最後の言葉)
日本の作曲家。本名は渡邊 匡。歌手・女優の黛ジュンは実妹にあたる。
ボブ・マーリーさんの残した言葉【魂の反逆者】1945年2月6日~1981年5月11日
「Say you just can’t live that negative way. You know what I mean. Make way for the positive day. Cause it’s a new day.」
(後ろ向きなやり方では、とても生きては行けないよ。分かるかい。前向きに進むんだ。毎日が新しい日なんだから。)「One good thing about music, when it hits you, you feel no pain.」
(音に打ちのめされて傷付くものはいない。それが音楽のいいところさ。)「Before you point your fingers, make sure your hands are clean.」
(指をさして人を非難する前に、君のその手がよごれていないか確かめてくれ。)「Love the life you live. Live the life you love.」
(自分の生きる人生を愛せ。自分の愛する人生を生きろ。)「Some people feel the rain. Others just get wet.」
(雨を感じられる人間もいるし、ただ濡れるだけの奴らもいる。)「Every man gotta right to decide his own destiny.」
(誰もが自分の運命を決定する権利を持っている。)「Your life is worth much more than gold.」
(君の命には、黄金なんて比べ物にならないほどの価値がある。)「Judge not, before you judge yourself. Judge not, if you’re not ready for judgment.」
(批判するな。自分自身を批判する前に。批判するな。批判する覚悟がないのなら。)「Don’t worry about a thing. Cause every little thing gonna be all right.」
(心配しなくていいんだよ。どんな些細なことでもすべてうまくいくからさ。)「In this bright future you can’t forget your past, so dry your tears.」
(これからの明るい未来のなかでも、君は過去を忘れることはないんだ。だからもう、涙をふいて。)「When one door is closed, many more is open.」
(ひとつのドアが閉まっている時、もっとたくさんのドアが開いているんだよ。)「Don’t gain the world and lose your soul. Wisdom is better than silver and gold.」
(世界を手に入れるために自分の魂を失うな。賢明さは金銀よりも価値がある。)「We don’t have education, we have inspiration; if I was educated I would be a damn fool.」
(俺たちには学はないけど、インスピレーションがある。もしも教育なんて受けていたら、とんでもない愚か者になっていたさ。)「Some people say great God come from the sky take away everything and make everybody feel high, but if you know what life is worth, you will look for yours on earth.」
(偉大な神が空から舞い降り、すべてを取り除き、みんなをハイな気分にさせてくれると言う奴もいる。でも、どんな人生に価値があるのか分かっているなら、君自身のものをこの世で探すんだ。)「A hungry mob is an angry mob.」
(飢えた群衆は、怒れる群衆なんだ。)「It is better to live on the house top than to live in a house full of confusion.」
(混乱でいっぱいの家の中に住むより、屋根の上で生きた方がいいね。)「One love, one heart. Let’s get together and feel alright.」
(ひとつの愛、ひとつの心。みんなで一つになれば、いい気分になれるさ。)「もう、言葉は充分だろ。今すぐ、行動に移そう。」
「お前は逃げる。でも、自分自身からは逃げられない。」
「誰もが、自分が望む生き方で、自分の人生を、精一杯生きていこう。」
「どうやって生きるかなんてことは、誰も他人に教えられないよ。それは、自分自身で見つけるものだ。」
ジャマイカ出身のレゲエミュージシャン。レゲエの先駆者の一人とみなされており、レゲエ、スカ、ロックステディの要素を融合した曲作り、滑らかで独特な歌声と宗教的・社会的な作詞スタイルで知られる。
10年以上にわたるポピュラーカルチャーの世界的な人物としての活躍により、ジャマイカ音楽の世界的な認知度を高めることに貢献した。
また、彼はラスタファリの象徴、ジャマイカの文化とアイデンティティの世界的なシンボルとみなされている。マリファナ合法化支持者であり、汎アフリカ主義。史上最も売れている音楽アーティストの1人としてランク付けされ、推定売上高は世界中で7,500万枚を超え、彼の音楽と思想は数多くの人々に多大な影響を与えた。
アンリ・フレデリック・アミエルさんの残した言葉【アミエルの日記】1821年9月27日~1881年5月11日
「決心する前に、完全に見通しをつけようとする者は、決心することはできない。」
「嫉妬は利己心の一番情熱的な形式、自分を忘却し、自分を従属させることができない専制的な気難しい虚栄心の強い自我の高揚である。」
「他者を幸福にすることは、一番確実な幸福である。」
「社会生活では習慣は格言に勝る。習慣は生きた格言が本能となり、肉となったものである。」
「民衆を自分の道具にするために民衆に媚びるというのが普通選挙の手品師・ペテン師の業である。」
「生活とは、習慣の織物である。」
「将来を思い煩うな。現在為すべきことを為せ。その他は神の考えることだ。」
「信用は鏡のガラスのようなものである。ひびが入ったら元通りにはならない。」
「いかに老年に成長するかを知ることは英知の傑作であり、生活の偉大な技術における最も難しい章のひとつである。」
「心が変われば態度が変わり、態度が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わり、人格が変われば人生が変わる。」
「幸福の真の名前は『満足』である。」
「正直にしよう。正直であることは雄弁と徳業との秘訣であり、正直であることには道徳的な影響力がある。」
「革命とは何か。それは自分の旗に記したある主義の名のもとに、権力の把握に成功した暴徒のことである。」
「才ある人間は才のみしか認めず、才しか許さない。すべての権威を嘲笑し、すべての迷信を面白がり、すべての掟に反抗したい気持ちを起こす。」
「女はなぜとか、何のためにとかいった理由なしに愛されることを望むものだ。つまり、美しいからとか、善良であるとか、聡明であるとかいった理由によってではなく、彼女が彼女自身であるという理由によって愛されることを望むものだ。」
スイスの哲学者、詩人、批評家。30年にわたって書かれ、死後に出版された「アミエルの日記」が有名である。
アミエルは数多くの詩集、歴史研究や哲学研究の著作、哲学的エッセイを刊行している。それらはドイツ観念論の影響を受けたものである。彼が存命時に出版した最も世間の評判をとった作品は、愛国主義的で戦争賛歌的な詩、Roulez, tambours! である。
アミエルが有名になったのは、その『日記』による。これは彼の死後発見されたものである。発見されて間もなく2巻本として刊行されるやいなやその思想の明晰さ、内省の誠実さ、個々の正確さ、実存の諦念的な幻想や自己批判的な傾向などにより、世間の耳目を引き寄せた。
この日記は、19世紀末から20世紀のスイスのみならずヨーロッパの作家たちにも大きな影響を及ぼした。その影響をこうむった作家の中には、レフ・トルストイも挙げられる。日本でも戦前から翻訳され、河野与一訳や土居寛之抄訳で長く読まれている。
「心が変われば行動が変わる/行動が変われば習慣が変わる/習慣が変われば人格が変わる/人格が変われば運命が変わる/運命が変われば人生が変わる」が有名である。
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