故人が残した名言集【6月1日】

ミシェル・セールさんの残した言葉【哲学者】1930年9月1日~2019年6月1日



「自分がいかに力強い者に見えようとも、支配者は自分が思うほど多くの力を持ってはいない。自分がいかに弱い者に見えようとも、各人は自分が思う以上の力を持っている。(中略)暴君も奴隷も自分の度量を算定することはできないのだ。明日には、暴君が、おのずから失脚するかもしれない。そして奴隷が、権力を握ることを軽蔑して、もっとばかげていない世界を作り出そうとするかもしれない。」



フランスの哲学者、文筆家。特に科学史、科学哲学。



イヴ・サン=ローランさんの残した言葉【モードの帝王】1936年8月1日~2008年6月1日



「Dressing is a way of life.」

(着こなしは生き方だ。)



「Without elegance of the heart, there is no elegance.」

(心の優雅さがなければ、エレガンスはない。)



「I wish I had invented blue jeans. They have expression, modesty, sex appeal, simplicity – all I hope for in my clothes.」

(わたしがブルージーンズを発明したかったね。それには表情があり、控えめで、性的魅力もあり、シンプルだ。それらはすべてわたしの服に求めているものだ。)



「Fashions fade, style is eternal.」

(ファッションは色あせるけど、スタイルは永遠さ。)



「A good model can advance fashion by ten years.」

(優れたモデルというのはファッションを10年進展させる。)



「I have always believed that fashion was not only to make women more beautiful, but also to reassure them, give them confidence.」

(ファッションとは、女性をより美しくするだけでなく、安心感と自信をも与えるものだと常に信じてきた。)



「The most beautiful makeup of a woman is passion. But cosmetics are easier to buy.」

(女性にとって最も美しいメイクは情熱なんだ。でもより手に入れやすいのは化粧品さ。)



「We must never confuse elegance with snobbery.」

(エレガンスとセレブ気取りを決して混同しないように。)



「Over the years I have learned that what is important in a dress is the woman who is wearing it.」

(ドレスにとって大切なものは、それを着る女性だということを長年かけて学んだ。)



「The most beautiful clothes that can dress a woman are the arms of the man she loves. But for those who haven’t had the fortune of finding this happiness, I am there.」

(女性を飾る最も美しい服は、愛する男の腕です。しかし、この幸せにめぐり合う幸運を持っていない女性のために、わたしはここにいます。)



「I am no longer concerned with sensation and innovation, but with the perfection of my style.」

(もはやセンセーションやイノベーションを起こすことに関心がなんだ。わたしは自分のスタイルの完成に取り組んでいる。)



フランス領アルジェリア出身のファッションデザイナー。または、イヴの名を冠したファッションブランド。

ココ・シャネル、クリスチャン・ディオール、ポール・ポワレらとともに20世紀のフランスのファッション業界をリードした。

2002年の引退まで、トップデザイナーとして40年にわたり活躍し、「モードの帝王」と呼ばれた。



石立鉄男さんの残した言葉【俳優】1942年7月31日~2007年6月1日



「俳優は夢を売る仕事だから、だから素顔は見せない。」



日本の俳優。所属事務所は其田事務所、鈴木とし江事務所、アクターズプロモーション、アンクルベイビーに所属していた。本名は同じ。



ヘレン・ケラーさんの残した言葉【偉人】1880年6月27日~1968年6月1日



「I thank God for my handicaps. For through them, I have found myself, my work and my God.」

(私は、自分の障害を神に感謝しています。 私が自分を見出し、生涯の仕事、そして神を見つけることができたのも、この障害を通してだったからです。)



「Although the world is full of suffering, it is full also of the overcoming of it.」

(世の中はつらいことでいっぱいですが、それに打ち勝つことも満ち溢れています。)



「Life is an exciting business and most exciting when it is lived for others.」

(人生は胸おどるものです。そしてもっともワクワクするのは、人のために生きるときです。)



「Science may have found a cure for most evils; but it has found no remedy for the worst of them all – the apathy of human beings.」

(科学は、たいていの害悪に対する解決策を見出したかもしれないが、その何にもまして最悪のものに対する救済策を見出してはいない。すなわち人間の無関心さに対する策を。)



「You have set yourselves a difficult task, but you will succeed if you persevere; and you will find a joy in overcoming obstacles.」

(あなたは困難な仕事を自分に課しましたが、あきらめずにがんばれば、うまく行くのです。そして、成功への障害を克服することが喜びとなるでしょう。)



「Security is mostly a superstition. It does not exist in nature, nor do the children of men as a whole experience it. Avoiding danger is no safer in the long run than outright exposure. Life is either a daring adventure, or nothing.」

(安全とは思いこみにすぎない場合が多いのです。現実には安全というものは存在せず、子供たちも、誰一人として安全とは言えません。危険を避けるのも、危険に身をさらすのと同じくらい危険なのです。人生は危険に満ちた冒険か、もしくは無か、そのどちらかを選ぶ以外にはありません。)



「No pessimist ever discovered the secret of the stars, or sailed to an uncharted land, or opened a new doorway for the human spirit.」

(悲観論者が、星についての新発見をしたり、海図にない陸地を目指して航海したり、精神世界に新しい扉を開いたことは、いまだかつてない。)



「My sympathies are with all who struggle for justice.」

(私は正義のために戦っている人すべてに共感を覚える。)



「I would rather walk with a friend in the dark, than alone in the light.」

(光の中を一人で歩むよりも、闇の中を友人と共に歩むほうが良い。)



「Character cannot be developed in ease and quiet. Only through experience of trial and suffering can the soul be strengthened, vision cleared, ambition inspired, and success achieved.」

(個性は安らぎや静けさの中で生まれるものではありません。試練や苦しみを経験することでのみ、魂が鍛えられ、洞察力が研ぎ澄まされ、野心が鼓舞され、成功が手に入るのです。)



「Joy is the holy fire that keeps our purpose warm and our intelligence aglow.」

(喜びとは、目的をあたため続け、知性を輝かせ続ける神聖な炎である。)



「Remember, no effort that we make to attain something beautiful is ever lost.」

(何か素晴らしいことを達成するための努力というものは、決して無駄にならないことを覚えていなさい。)



「I long to accomplish a great and noble task, but it is my chief duty to accomplish small tasks as if they were great and noble.」

(私は素晴らしく尊い仕事をしたいと心から思っている。でも私がやらなければならないのは、ちっぽけな仕事をも素晴らしくて尊い仕事と同じように立派にやり遂げることなのだ。)



「The most pathetic person in the world is someone who has sight, but has no vision.」

(世界で最も哀れな人とは、目は見えてもビジョンのない人だ。)



「So long as you can sweeten another’s pain, life is not in vain.」

(人の苦しみをやわらげてあげられる限り、生きている意味はある。)



「When one door of happiness closes, another opens; but often we look so long at the closed door that we do not see the one which has been opened for us.」

(ひとつの幸せのドアが閉じる時、もうひとつのドアが開く。しかし、よく私たちは閉じたドアばかりに目を奪われ、開いたドアに気付かない。)



「When we do the best that we can, we never know what miracle is wrought in our life, or in the life of another.」

(ベストを尽くしてみると、あなたの人生にも他人の人生にも思いがけない奇跡が起こるかもしれません。)



「Face your deficiencies and acknowledge them; but do not let them master you. Let them teach you patience, sweetness, insight.」

(自分の欠点を直視し認めることです。ただし欠点に振り回されてはいけません。忍耐力、優しさ、人を見抜く目を欠点から学びましょう。)



「We could never learn to be brave and patient, if there were only joy in the world.」

(もしも、この世が喜びばかりなら、人は決して勇気と忍耐を学ばないでしょう。)



「Be of good cheer. Do not think of today’s failures, but of the success that may come tomorrow.」

(元気を出しなさい。今日の失敗ではなく、明日訪れるかもしれない成功について考えるのです。)



「Never bend your head. Always hold it high. Look the world straight in the eye.」

(うつむいてはいけない。いつも頭を高くあげていなさい。世の中を真っ正面から見つめなさい。)



「We can do anything we want to if we stick to it long enough.」

(あきらめずにいれば、あなたが望む、どんなことだってできるものです。)



「Keep your face to the sunshine and you cannot see the shadow.」

(顔をいつも太陽のほうにむけていて。影なんて見ていることはないわ。)



「The best and most beautiful things in the world cannot be seen or even touched. They must be felt with the heart.」

(世界で最も素晴らしく、最も美しいものは、目で見たり手で触れたりすることはできません。それは、心で感じなければならないのです。)



アメリカ合衆国の教育家、社会福祉活動家、著作家である。 視覚と聴覚の重複障害者でありながらも世界各地を歴訪し、障害者の教育・福祉の発展に尽くした。



徳川家康さんの残した言葉【三英傑】1543年1月31日~1616年6月1日



「あぶない所へ来ると、馬から降りて歩く。これが秘伝である。」



「最初に軽い者を遣わして埒があかないからといって、また重い者を遣わせば、初めに行った者は面目を失い、討ち死にをするほかはない。」



「われ独り出頭して、一人して事を埒あけたがるように致す、これ大なる病なり。」



「およそ人の上に立って下のいさめを聞かざる者の、国を失い、家を破らざるは、古今とも、これなし。」



「怒ったときには、百雷の落ちるように怒れ。」



「真らしき嘘はつくとも、嘘らしき真を語るべからず。」



「大将というものはな、家臣から敬われているようで、たえず落ち度を探されており、恐れられているようで侮られ、親しまれているようで疎んじられ、好かれているようで憎まれているものよ。」



「多くを与えねば働かぬ家臣は役に立たぬ。また、人間は豊かになりすぎると、結束が弱まり、我説を押し通す者が増えてくる。」



「人間は、健康でありすぎたり、得意すぎたりする時にも警戒を要するのだが、疲れたおりの消極性もまた厳に戒めなければならない。」



「不自由を、常と思えば、不足なし。心に望み起こらば、困窮したるときを思い出すべし。」 



「滅びる原因は、自らの内にある。」



「願いが正しければ、時至れば必ず成就する。」



「道理において勝たせたいと思う方に勝たすがよし。」



「大事を成し遂げようとするには、本筋以外のことはすべて荒立てず、なるべく穏便にすますようにせよ。」



「愚かなことを言う者があっても、最後まで聴いてやらねばならない。でなければ、聴くに値することを言う者までもが、発言をしなくなる。」



「われ志を得ざるとき、忍耐この二字を守れり。われ志を得んとするとき、大胆不敵この四字を守れり。われ志を得てのち、油断大敵この四字を守れり。」



「敵だというのも自制心を忘れた怒りである。」



「最も多くの人間を喜ばせたものが、最も大きく栄える。」



「人を知らんと欲せば、我が心の正直を基として、人の心底を能く察すべし。言と形とに迷ふべからず。」



「我がために悪しきことは、ひとのためにも悪しきぞ。」



「家臣を率いる要点は惚れられることよ。これを別の言葉で心服とも言うが、大将は家臣から心服されねばならないのだ。」



「家臣を扱うには禄で縛りつけてはならず、機嫌を取ってもならず、遠ざけてはならず、恐れさせてはならず、油断させてはならないものよ。」



「一手の大将たる者が、味方の諸人の『ぼんのくぼ(首の後ろのくぼみ)』を見て、敵などに勝てるものではない。」



「重荷が人をつくるのじゃぞ。身軽足軽では人は出来ぬ。」



「天下は天下の人の天下にして、我一人の天下と思うべからず。」



「いさめてくれる部下は、一番槍をする勇士より値打ちがある。」



「己を責めて、人を責むるな。」



「平氏を亡ぼす者は平氏なり。鎌倉を亡ぼす者は鎌倉なり。」



「人生に大切なことは、五文字で言えば『上を見るな』。七文字で言えば『身のほどを知れ』。」



「人は負けることを知りて、人より勝れり。」 



「決断は、実のところ、そんなに難しいことではない。難しいのはその前の熟慮である。」



「及ばざるは、過ぎたるより勝れり。」



「得意絶頂のときこそ、隙ができることを知れ。」



「いくら考えても、どうにもならぬときは、四つ辻へ立って、杖の倒れたほうへ歩む。」



「戦いでは強い者が勝つ。辛抱の強い者が。」 



「世におそろしいのは、勇者ではなく、臆病者だ。」



「堪忍は無事長久の基、怒りは敵と思え。」



「勝つことばかり知りて、負くること知らざれば、害その身に至る。」



「人の一生は、重荷を負うて遠き道をゆくがごとし。急ぐべからず。」



「先にゆき 跡に残るも 同じ事 つれて行ぬを 別とぞ思ふ」

(辞世の句)



「嬉やと 再び覚めて 一眠り 浮世の夢は 暁の空」

(辞世の句)



戦国時代から安土桃山時代にかけての武将・戦国大名。 江戸幕府の初代征夷大将軍。 三英傑の一人で「海道一の弓取り」の異名を持つ。 家系は三河国の国人土豪・松平氏。 幼名は竹千代。通称は次郎三郎、のちに蔵人佐。

コメント

このブログの人気の投稿

花の慶次の名言

レミー・キルミスターさんの残した言葉【モーターヘッド】1945年12月24日~2015年12月28日