故人が残した名言集【9月23日】
中村勝広さんの残した言葉【阪神GM】1949年6月6日~2015年9月23日
「僕が思うに本物のプロというのは、人が見ていないところでいかに自分自身と闘争しているかですよ。自分自身と葛藤しながら向上心を燃やし続ける。」
「器用でチヤホヤされる若者は意外と長続きしない。反対に何となく鈍だなと思うけど本人は一生懸命。自分は仕事が遅いし、物覚えも悪いと自覚しながらコツコツコツコツやる。これが三年、五年経って気づいた時には、すごい実力を備えているんです。」
「(夢を目指す)過程で厳しいとか苦しいと言う人がいるけど、過程で苦労と思ったら、その人はそれでストップ。 進化しません。本当に上を目指している人というのは、はたから見たら凄い努力をしているように見えるけど、本人は苦労だなんて少しも思ってないんですよ。まっしぐらに上を見ているから。」
「夢を持つのは簡単だけど、それを実現するには普通にやっていても駄目ですよ。」
「どんな仕事もそうですけど伸びるか伸びないかは本人の情熱いかんに比例しますね。一番大事なことは自分の仕事を好きになることですよ。」
「明日、負けたら本当に厳しいな……。でも、俺も最後まで遠征には行くよ」
(亡くなる前日の会話)(最後の電話)
千葉県山武郡九十九里町出身のプロ野球選手・監督、野球解説者、野球評論家。愛称は「カツ」「カッちゃん」。
2012年9月5日より、プロ野球阪神タイガースの取締役ゼネラルマネージャーを務めていた。
酒井雄哉さんの残した言葉【比叡山の大阿闍梨】1926年9月5日~2013年9月23日
「大事なのは『いま』そして『これから』なんだ」
「すぐに分からなくていい。時間がかかってもいいから、自分が実践してみたことや体験したことの意味を、大切に考え続けてみる。『ああ、あれはそういうことなのかもしれない・・・』と思ったとき、自分のものになっているのに気づく。」
「余計なことを考えず、今、目の前にあることを一生懸命やるという気持ちだけをもっていればいい。そしてひとつ道を見つけたら、生涯それで生きていくと決める。腹をくくっていれば動揺したり迷ったりすることはない。」
「今までこれだというものを見つけられなかった人は、今からでも『これをやろう』と決めて進んでいけばいい。大事なのは年齢じゃなくて、決めたことをやり続けること。」
「いま良いことをしても、その結果は今日すぐに来るかもしれないし、三代くらい後かもしれない。でも、それは早いか遅いかの違いで、いました行いの結果が必ずあらわれると思うと、前向きになれる。いま良いことをしていけば、未来は変わっていくかもしれない。」
「生き残ったのは、生き『残された』ということ。生き残るんじゃなくて、生き『残される』ものなのかもしれないな。」
「今日のできごとは今日でおしまい。『一日が一生』という気構えで生きていくと、あんまりつまらないことにこだわらなくなる。」
「それがねえ、なんにも、思い出さないねえ……。欲がなんにもなくなっちゃったの。なんにもないんだな。人間って、なにか持っているつもりでいて、なにも持っていないんだな……」
(いま、どんなことが頭に浮かぶかと聞かれて)(最後の言葉)
「思考力がなくなってきたんだよなあ。痛みもなんもないんだよ。人間の体はうまくできてんねえ」
(最後の言葉)天台宗の僧侶。比叡山延暦寺の千日回峰行を2度満行した行者として知られる。
天台宗北嶺大行満大阿闍梨、大僧正、比叡山一山 飯室谷不動堂長寿院住職を務めた。
藤子・F・不二雄さんの残した言葉【ドラえもん】1933年12月1日~1996年9月23日
「子どもの夢と願望はすべての人間の基本」
日本の漫画家、脚本家。 富山県高岡市定塚町出身。 富山県立高岡工芸高等学校電気科卒。
安孫子素雄(藤子不二雄Ⓐ)と共に“藤子不二雄”としてコンビを組み、数多くの作品を発表。
児童漫画の新時代を築き、第一人者となる。代表作は『ドラえもん』『パーマン』『キテレツ大百科』『エスパー魔美』『21エモン』など。作品の著作権管理は生前に活動拠点としていた藤子・F・不二雄プロが担当している。
ジークムント・フロイトさんの残した言葉【精神分析学の創始者】1856年5月6日~1939年9月23日
「It is impossible to escape the impression that people commonly use false standards of measurement — that they seek power, success and wealth for themselves and admire them in others, and that they underestimate what is of true value in life.」
(人々が誤った測定基準を一般的に使用しているという印象を逃れることは不可能です。彼らは自分のために力、成功、富を求め、他の人にそれらを賞賛し、人生において真の価値があるものを過小評価しているのです。)「ほとんどの人間は実のところ自由など求めていない。なぜなら自由には責任が伴うからである。みんな責任を負うことを恐れているのだ。」
「人生は個人にとっても人類にとっても、等しく耐えがたいものである。」
「自ら進んで求めた孤独や他者からの分離は、人間関係から生ずる苦悩に対して、もっとも手近な防衛となるものである。」
「忘れるのは、忘れたいからである。」
「母親から特別に気に入られ育った者は、一生征服者の感情を持ち、その感情がしばしば本当の成功を引き起こす原因になる。」
「愛されていると確信している人間はどれほど大胆になれることか。」
「幸福になる方法は、自分で実験してみなければ分からない。」
「愛情をケチってはいけない。元手は使うことによって取りもどせるものだ。」
「宗教はたとえそれが愛の宗教と呼ばれようと、その外にいる人々には過酷で無情なものである。」
「生きる意味や価値を考え始めると、我々は気がおかしくなってしまう。生きる意味など、存在しないのだから。」
「子供が遊ぶ動機は、『大人になりたい』である。この願望は子供を教育する上で重要になる。」
「あらゆるものの中心に愛を置き、愛し愛されることに至上の喜びを見出せたとき、幸福は訪れる。」
「夢は現実の投影であり、現実は夢の投影である。」
「言い違い、聞き違い、読み違い、書き違いは、受ける側の願望を表わしてる。」
「夢の解釈は、無意識の活動を熟知する王道である。」
「恋に落ちているときほど、苦痛に対して無防備であることはない。」
「非常に強い悲しみというのは、時間が経つと薄らぐだろう。しかし、失われた者の代わりというのは、絶対に有り得ない。どんなに心の中にあいた穴を埋めようとしても、また埋められたと思っても、絶対に、それは最初のものの代わりにはなり得ない。」
「自分に完全に正直でいることは、よい修練になる。」
「力は、あなたの弱さの中から生まれるのです。」
「The great question that has never been answered, and which I have not yet been able to answer, despite my thirty years of research into the feminine soul, is ‘What does a woman want?’」
(30年に渡って女性心理を研究してきたにもかかわらず解答の出せない問題は「女性が何を求めているか」である。)「あらゆる生あるものの目指すところは死である。」
「人間は自分のコンプレックスを除去しようとつとめるべきではなく、それと調和を保つようにつとめるべきです。」
「秘密を守り通せる人間はいない。口を堅く閉じれば、今度は指先がしゃべり出す。全身の毛穴から裏切りがにじみ出るのだ。」
「知性の声は小さい。」
「心とは氷山のようなものである。氷山は、その大きさの7分の1を海面の上に出して漂う。」
「『否定と出会う』ことが出発点である。」
「人生の目的に対する疑問点は、無限といってよいほどにしばしば提出されてきているが、ついぞ満足できるような答えが与えられたことはない。また、そのような答えはおそらく決して許されないものなのだろう。」
「自分に対してとことん正直になること、それが心身によい影響を与えるのである。」
「インスピレーションが湧かないときは、こっちから迎えにいく。」
「最初に言葉で譲歩すれば、その次にはだんだんと事実についても譲歩してしまうものだ。」
「人は不快な記憶を忘れることによって防衛する。」
「ユーモアと言うものは機知や滑稽と同じく何かしら我々の心を開放するものを持つのみならず、何かしら魂を抑揚させるようなものを持っている。」
「宗教は、人間一般の強迫神経症である。」
「エネルギッシュで成功する人間は、欲望という幻想を現実に変えることに成功する人間である。」
「思考とは、行動の予行演習に他ならない。」
オーストリアの精神科医。神経病理学者を経て精神科医となり、神経症研究、自由連想法、無意識研究を行った。精神分析学の創始者として知られる。
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