大沢文夫さんの残した言葉【生物物理学者】1922年12月10日~2019年3月4日
「若い学生、研究者達のオリジナルな考えや提案を大切にし、決してケチをつけない」
「仕事の早さで能力の評価に差をつけない。おもしろさが最大のポイント。おもしろさについての感度が大切」
「自分自身のオリジナルな考え方によっておもしろい研究を自分で続ける」
「出身の違う若い学生たちが混ざっていろいろな実験をするのは非常によい」
「生物は積木細工」
生物は要素を1つ1つ足して出来ている。全体の設計などの特別な仕組みはない。「1機能・1分子」
生物の1つの機能にはそれを担う分子が1つある。機能を担う分子を探せば発見できる。「そもそも研究なんて、質問そのものを決めるのに2年くらいはかかるもの」
研究の「目的」を決めてから研究を始めるのではなく、面白いから研究をする。「試料をよそからもらって研究したのではダメだ。自分たちで全部プレパレーションする」
物理学教室で筋肉タンパク質の研究を始めた時、自分で筋肉タンパク質を調製した。日本の生物物理学者。名古屋大学名誉教授/大阪大学名誉教授。理学博士。日本の生物物理学の創設・開拓・牽引者。 戦後、学問研究では異端とも思える状況の中で、物理学者の立場から生物の研究を開始した。海外の研究に依存しないで日本で独自の研究を展開し、世界的な研究をした。
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