手塚治虫さんの残した言葉【漫画家】1928年11月3日~1989年2月9日

「仕事に強い信念と情熱を長く持ち続けられる女性。しかも世の中すべてに、やさしい愛を注げる心の広い女性…。それをぼくは望みます。」


「僕の体験から言えることは、好きなことで、絶対にあきないものをひとつ、続けて欲しいということです。」


「人間は、生きている間に、なぜもっと素晴らしい人生を送らないのかなぁ。素晴らしい満足しきった人生を送れば、死ぬ時にそんなに苦しまなくたっていいんだろうなぁ。」


「今は失われてしまったそれらは、しかし、決して取り戻せないわけではないのです。」


「自然への畏怖をなくし、傲慢になった人類には必ずしっぺ返しが来る。」


「子供は、その時点時点で常に現代人であり、また、未来人でもある。」


「時代は移り変わっても、子供たちの本質は変わらない。」


「現代の教育は、どこか衰弱しているというか、勘違いでもしているようだ。」


「反戦だの平和だのの政治的なお題目では、子供はついてこない。率先して生命の尊厳から教えていく姿勢が大事。」


「子どもに殺しを教えることだけはごめんだ。世界中の子どもが正義だといって殺しを教えられたら、いつか世界中の人間は全滅するだろうな。」


「『ダメな子』とか、『わるい子』なんて子どもは、ひとりだっていないのです。もし、そんなレッテルのついた子どもがいるとしたら、それはもう、その子たちをそんなふうに見ることしかできない。大人たちの精神が貧しいのだ。」


「日本の明日を担う子供達に、こんなものを読ませるのですか?」


「40年間負けん気でもってたみたいなもんです。逆に言うと、劣等感や怯えがあったから、続いたともいえるんですね。」


「漫画から漫画の勉強するのはやめなさい。一流の映画をみろ、一流の音楽を聞け、一流の芝居を見ろ、一流の本を読め。そして、それから自分の世界を作れ。」


「仮病は、この世でいちばん重い病気だよ。」


「漫画に必要なのは、風刺と告発の精神である。」


「名声も財産もできて、あぐらをかいてしまうと、逆に面白くなくなるわけです。」


「人間の『善』が、常に『悪』よりも先んじてほしいものです。」


「合理化はゆとりや遊びの空間を消して、むしろ人を遠ざけることになります。」


「人の命なんて、心配してもしなくても、終わる時には無情に終わるもの。」


「今ここで自分が描かなければ、誰が描くんだろう。」


「後世に残る作品をなどと気張らず、百歳まで描きたい。」


「睡眠は三日間で三時間。こんなつらい仕事を四十年続けるなんて、馬鹿じゃないとできないですよ。」


「終始一貫して、僕が自分の漫画の中で描こうとしてきたのは、次の大きな主張です。『命を大事にしよう!』」


「ぼくたちは、かけがえのない地球に『同乗』している、仲間です。」


「人の後をついていたら安全というのは、この世界じゃ通りません。」


「インプットがないのに、アウトプットは出来ません。」


「一攫千金は偽りの成功。真の人生の勝負は、じっくり腰を落ち着かせてかかるべきだ。」


「医者は生活の安定を約束していた。しかし、僕は画が描きたかったのだ。」


「数えきれないほど、悔しい思いをしてきたけれど、その度にお袋の『我慢しなさい』って言葉を思い浮かべて、なんとか笑ってきたんです。」


「最後まで努力をするってのが、本当の生き甲斐ではないでしょうか。」


「井の中の蛙を決め込んでいるのは、敗北だと思う。」


「好奇心というのは道草でもあるわけです。確かに時間の無駄ですが、必ず自分の糧になる。」


「物語は、ここから始まるのだ。」


「人間は何万年も、あした生きるために今日を生きてきた。」


「人生は一人じゃない。二人三脚で走らねばならんこともある。」


「人を信じよ、しかし、その百倍も自らを信じよ。」




日本の漫画家、アニメーター、アニメ監督。戦後日本においてストーリー漫画の第一人者として、漫画表現の開拓者的な存在として活躍した。 兵庫県宝塚市出身同市名誉市民。大阪帝国大学附属医学専門部を卒業。医師免許取得のち医学博士。血液型A型。

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