なだいなだ さんの残した最後の言葉【作家】1929年6月8日~2013年6月6日

きつい一日

6月6日
脈拍だけ130 台血圧上下はまあ平常。痛み止めに頼る生活だ。
月末、フランスに行って、そこでフランス語で最後の講演をするつもりだったが、どうもこの状況では、難しくなってきた。講演のテキストを準備して向こうで配ってもらおうと思うのだが、その翻訳の中で、コモンセンスの訳として作られた日本語常識なのだが、もう元には戻れない。さりとて、新しい言葉にぶつからない。フランス語にぴったりしたことばがないのだ。
あまりにも進化して、コモンセンスにもどらない。
訳してもらおうと思うアイノコの長女にもよく分からないといわれるしまつだ。
ただ、かなり体の状況が厳しいことになって来た。

(最後のメッセージ)


精神科医・作家・評論家。日本テレビ放送番組審議会委員。本名は堀内 秀。「なだいなだ」はペンネームで、スペイン語の "nada y nada"に由来する。本名名義での翻訳書もある。

コメント

このブログの人気の投稿

花の慶次の名言

レミー・キルミスターさんの残した言葉【モーターヘッド】1945年12月24日~2015年12月28日