岩田聡さんの残した言葉【任天堂】1959年12月6日~2015年7月11日

「わたしが見つけた天才の定義があります。人が嫌がるかもしれないことや、人が疲れて続けられないような事を、延々と続けられる人、それが『天才』だとわたしは思うんです。」


「プログラマーはノーと言ってはいけないんです。」


「今あるプログラムを使うと完成まで2年かかります。ですが私が一から作れば1年で出来ます。」


「アイデアのほとんどは失敗します。その中で数少ない成功があるのは、お客様がニコニコ喜んでくださる、というインセンティブがあるからです。とにかく、喜んでもらいたいと思う情熱から作り上がるのだと思います。」


「私はもともとプログラマーですから、自分がつくったものに対して、喜びにしろ、怒りにしろ、ユーザーの反応をすぐに知りたいという欲望がものすごく強いのです。」


「出口の見えないときは、つくりながら考える。一歩進むと根っこのコンセプトが具体的なアイデアで補強され、骨太になっていく。数えきれないやり取りの中でコンセプトが浸透し、共有され、プロダクトに結実した。重要なのは異なる部門が素早いキャッチボールを繰り返しながら、同じ目標、目標に突き進むことです。」


「なぜ我々はゲームをつくるのか。関西風に言えば、一人でも多くの人にウケたいからです。人が喜んでくれるのがたまらなくうれしい。それが生きがいです。」


「ロジックも必要ですが、機を見てロジックを脱する思考と行動がとても大切だと私は思っています。」


「自分が何に向いていて、何をすれば周囲に認めてもらえるかを一生懸命探していれば、必ず仕事のチャンスはくるし、そういう人のところに運も巡ってくるんじゃないでしょうか。」


「私の名刺には社長と書いてありますが、頭の中はゲーム開発者です。心はゲーマーです。」


「基本的には人間の本質は共通だと思います。マリオをいちばん初めに作った時には、海外で受けることなど考えていませんでしたから。」


「ゲームの売れ行きは、景気動向の影響を受けていません。景気動向よりも、我々のお客様への提案が魅力的だったかどうかが問題。」


「お客様に受けるまで、とにかく人間を観察し続けて、試行錯誤を繰り返す。」


「素晴らしい商品を作っても、飽きがきて半永久的に売れることはありませんから、強迫観念は常にあります。」


「何を作ってもお客様に伝わらなければ仕方ない。」


「みんなが『お客様を楽しませたい』と思っている集団じゃないといけない。そうしないとお客さん本位の対応ができる会社にはならない。」


「自分たちを取り巻く環境も大きく変わっている。どこかでこれから任天堂がやるべきことを定義し直したほうがいい。」


「自分の長所を見つけるには、自分が楽にできることを探すこと」


日本のプログラマ、経営者。 任天堂の元代表取締役社長で、HAL研究所代表取締役社長なども歴任した。

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