B.B.キングさんの残した言葉【ブルースの王様】1925年9月16日~2015年5月14日
「I never use that word, retire.」
(リタイア、私はこの言葉を絶対に使わない)
「When I do eventually drop, I pray to God that it will happen in one of three ways. Firstly, on stage or leaving the stage, then secondly in my sleep. And the third way? You’ll have to figure that out for yourself!」
(いずれ私がこの世を去るときは、3つの内のいずれかの死に方がいいと神に祈っている。1つ目はステージの上、2つ目は眠っている間。3つ目?それは君自身で見つけ出してくれ!)
「There are so many sounds I still want to make, so many things I haven’t yet done.」
(まだ作りたい音がたくさんある。まだやれていないことがたくさんある)
「I tried to connect my singing voice to my guitar an’ my guitar to my singing voice. Like the two was talking to one another.」
(私は歌声をギターに、そしてギターを歌声につなげようと努力した。まるでギターと歌声がお互いに語り掛けているように)
「I started to like blues, I guess, when I was about 6 or 7 years old. There was something about it, because nobody else played that kind of music.」
(私がブルースを好きになったのは、確か6、7歳の頃だった。ブルースには何かがあったんだ。なにしろ、あのような音楽をやっている人間は他に誰もいなかったからね)
「I never wanted to be like other blues singers. I might like hearing them play, but I’ve never wanted to be anyone other than myself. There are a few people that I’ve wished I could play like, but when I tried, it didn’t work.」
(私は他のブルース・シンガーのようになりたいと思ったことなど1度もない。彼らの演奏を聴くのは好きかもしれないが、自分以外の人間になりたいと思ったことはない。あんな風に演奏できれば、と思わされた人間は何人かいるが、いざトライしてみると上手くいかないのさ)
「I don’t have a favorite song that I’ve written. But I do have a favorite song: ‘Always on My Mind,’ the Willie Nelson version. If I could sing it like he do, I would sing I every night. I like the story it tells.」
(自分が作った曲でお気に入りはないね。だけど好きな曲は確かにある: ウィリー・ネルソンの『Always on My Mind』。彼のようにあの曲を歌えたなら、きっと毎晩歌っているはずさ。あの曲が語るストーリーが好きなんだ)
「If there was no ladies,I wouldn’t wanna be on the planet. Ladies, friends, & music, without those 3, I wouldn’t wanna be here.」
(もしレディーが存在しないのなら、私はこの惑星にいたくない。レディーと友人と音楽、もしこの3つがないのであれば、私はここにいたくない)
「The Blues was bleeding the same blood as me.」
(ブルースは私と同じ血を流していた)
「We all have idols. Play like anyone you care about, but try to be yourself while you’re doing so.」
(皆それぞれ憧れのアイドルを持っている。誰でも好きな人を真似て演奏すればよい。だがそうする間も、自分らしくいられるよう心がけろ)
「The beautiful thing about learning is that no one can take it away from you.」
(学ぶことの美しさは、誰も君からそれを奪うことができないところにある)
アメリカ合衆国のブルースギタリスト、歌手、作曲家。1950年代から晩年まで活躍したブルース界の巨人。 「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」において2003年は第3位、2011年の改訂版では第6位。
自らのギターにルシールと名づけている。その由来は、1950年代に遡る。キングがアーカンソー州トゥイストのクラブに出演した際、二人の男性が喧嘩を始めた。彼らはストーブを倒し燃料がこぼれて引火、クラブは大火事となってしまった。キングと観客は外に避難したが、外に出てからキングは愛用のアコースティック・ギターをクラブに忘れてきてしまった事を思い出し、自らの命の危険を省みずに火の燃え盛る建物に戻り、ギターを救い出した。その直後に建物は焼け落ちてしまったという。
翌日、キングは火事を起こした男性たちが「ルシール」という女性をめぐって争っていた事を知った。女性をめぐって争うような馬鹿なことを二度としないようにと以後彼のギターに「ルシール」という名をつけたのだという。
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