日野原重明さんの残した言葉【医師】1911年10月4日~2017年7月18日
「人生には無駄というものはないもの。しかし、後にならないと、その意味がわからないということがたくさんあるのです。つらいことでも苦しいことでも、『体験』したことは、間違いなくその人の強みになります。」
「生きていることの意味は自分で探し勝ちとるものです。それがつまり生きがいにつながります。」
「誰しも幸福を望みますが、それを実感することにおいてはきわめて鈍感です。」
「人間が本当に自由になる時代が、人生の最後にくる。」
「最期に自分の生涯を顧みて、自らが生まれてこうなったことは意味があると考えられるように、今日を生きることである。」
「心の良い習慣というのは、表情やしぐさにあらわれる。人の顔つきも習慣なのです。」
「どんな困難に直面しても、『ここから始まるのだ』と、とらえ直すことができれば、私たちはかならず前進できます。」
「かつて自分ができなかったこと、やり残したことを、思い切ってやることが、『夢を叶える』ということなのです。」
「老いた身の一番の不幸は孤独であり、積極的に生きる方向と目標がともに定かでないことである。この孤独は、老いた人間を悲しく沈没させてしまう。」
「自分のためにでなく、人のために生きようとするとき、その人は、もはや孤独ではない。」
「これまでの教育は、出来あがったデータを記憶させる教育であった。困難な問題にぶつかったときに、問題解決が出来るような能力を与えられていない。本当に学ぶべきなのは、問題とどう取り組むか、どういう戦略を立てるべきかということである。学校を出てからも自分で出来るような頭の仕組みを作る。そして、その仕組みに従って生活をし、行動することが必要なのである。」
「何事も、今ある規則のとおりにやっていたのでは進歩はない。規則を破るようなことをやらないと、現状はなかなか変わらない。規則を破ったとしても、皆が応援するような破り方をすればよい。そうすれば、新しい良い規則がずっと早く出来る。」
「鳥は飛び方を変えることは出来ない。動物は這い方、走り方を変えることは出来ない。しかし、人間は生き方を変えることが出来る。」
「人間にとって最も大切なのは、命の長さだと思っている人は多い。しかし、私が出会った人を振り返ってみて、その人の命が素晴らしい命だと思える人においては、ごく少数の例外はあるにせよ、命の長さはあまり問題ではない。」
「私は、生きがいとは自分を徹底的に大事にすることから始まると信じている。」
「あなたに夢がなくなったとき、あなたの人生の半分を失います。あなたに勇気が無くなった時、あなたの人生の全てを失います。」
「人間は生き方を変えることができる。繰り返す毎日の行動を変えることにより、新しい習慣形成により、新しい習慣の選択を人間は決意できる。人間には選択の自由がある。そして、意志と努力により、新しい自己を形成することができる。」
日本の医師・医学博士。聖路加国際病院名誉院長、上智大学日本グリーフケア研究所名誉所長、公益財団法人笹川記念保健協力財団名誉会長、一般財団法人ライフ・プランニング・センター理事長、公益財団法人聖ルカ・ライフサイエンス研究所理事長などを務めた。
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