宮川ひろ さんの残した言葉【るすばん先生】1923年3月15日~2018年12月29日

「春が来るから 冬もいいんさ いいんさ」


日本の児童文学作家。群馬県出身。金華学園教員養成所卒業。 長男は児童文学研究者の宮川健郎。

坪田譲治の講演を聴いたことで文学を志し、1965年に日本児童文学者協会が開講した「新日本童話教室」に参加[。 同人誌『どうわ教室』をあまんきみこらと創刊したほか、雑誌『びわの実学校』に作品を投稿した。この時期には今西祐行の指導を受けていた。

1969年、『るすばん先生』でデビュー。小学校教員時代には産休補助教員を務めた経験があり、『るすばん先生』は産休補助教員を題材とした作品である。

学校や家庭など、日常の風景の中で子どもが大人と接し、お互いが時に相手を支えながら成長していくと評されている。古田足日は「現代のおとなの文学には、日常生活のこまごまとした悩みをどうとらえるかという読者の要求に応えていない広大な空白があり、その空白の一部を宮川作品や他の児童文学作品が埋めている」と記した。

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