ジョージ・エリオットさんの残した言葉【ミドルマーチ】1819年11月22日~1880年12月22日
「I like not only to be loved, but to be told that I am loved; the realm of silence is large enough beyond the grave.」
(愛されるだけでは物足りない。愛の言葉もかけてほしい。静寂の世界は、お墓の中で十分に味わえるのだから。)
「Our deeds determine us, as much as we determine our deeds.」
(私たちが行動を決定するように、行動も私たちの人間性を決めている。)
「Any coward can fight a battle when he’s sure of winning; but give me the man who has pluck to fight when he’s sure of losing. That’s my way, sir; and there are many victories worse than a defeat.」
(臆病者は勝つと分かっている戦いしかできない。だがどうか、負けると知りつつも戦える勇気を。時に勝利よりも価値ある敗北というのもあるのだから。)
「I’m not denyin’ the women are foolish. God Almighty made ‘em to match the men.」
(私は女性が愚か者であるということを否定はいたしませんが、全能の神は男性につりあうように女性を作られたのです。)
「What makes life dreary is the want of a motive.」
(人生を退屈なものにするのは動機の欠如である。)
「Animals are such agreeable friends – they ask no questions, they pass no criticisms.」
(動物ほど気持ちのよい友達はいない。彼らは質問もしなければ批判もしない。)
「Wear a smile and have friends; wear a scowl and have wrinkles.」
(微笑めば友達ができる。しかめっ面をすればしわができる。)
「It is never too late to be what you might have been.」
(なりたかった自分になるのに遅すぎるということはない。)
「What do we live for, if it is not to make life less difficult for each other?」
(お互いの人生をもっと楽にするためでないのなら、私たちはなんのために生きているのでしょうか?)
「Marriage must be a relation either of sympathy or of conquest.」
(結婚とは、同情か征服かのいずれかの関係である。)
「Our words have wings, but fly not where we would.」
(言葉は翼を持つが、思うところに飛ばない。)
「Only in the agony of parting do we look into the depths of love.」
(別れの激しい苦痛によってのみ、愛の深みを見ることができるのだ。)
「Gossip is a sort of smoke that comes from the dirty tobacco-pipes of those who diffuse it: it proves nothing but the bad taste of the smoker.」
(ゴシップはパイプやたばこがまき散らす一種の煙で、スモーカーの悪趣味以外の何ものでもない。)
「Blessed is the man who, having nothing to say, abstains from giving us wordy evidence of the fact.」
(何も言うべきことがないときに、それを口で証明するのでなく慎んでいてくれる人というのは、ありがたいものです。)
「It is surely better to pardon too much, than to condemn too much.」
(過ちを非難しすぎるよりも、過ちを許しすぎる方がずっといい。)
「The happiest women, like the happiest nations, have no history.」
(最も幸福な女性は、最も幸福な国と同じように、歴史を持っていない。)
「What loneliness is more lonely than distrust?」
(信用されないほど寂しいことがあるだろうか。)
「Life began with waking up and loving my mother’s face.」
(人生は、目を覚まして母の顔を愛するところから始まった。)
「The golden moments in the stream of life rush past us, and we see nothing but sand; the angels come to visit us, and we only know them when they are gone.」
(人生の流れの中で、輝かしい瞬間はあっという間に過ぎ去り、今は砂原しか見えない。天使が私たちを尋ねてくる。だけどそのことに気が付くのは、彼らが去ってしまったあとのこと。)
「Hold up your head! You were not made for failure, you were made for victory. Go forward with a joyful confidence.」
(さあ顔を上げて!君は失敗するために生まれてきたんじゃない、成功するために生まれてきたんだ。嬉々とした自信を持って前に進め。)
「It will never rain roses: when we want to have more roses we must plant more trees.」」
(バラが空から降ってくることはない。もっとバラが欲しければ、もっと多くの木を植えなさい。)
「悪魔が私たちを誘惑するのではない。私たちが悪魔を誘惑するのだ。」
「空の星になれないなら、せめて家庭の灯になりなさい。」
「何事も実現するまでが一番楽しい。」
「Our dead are never dead to us, until we have forgotten them.」
(死者も我々がまったく忘れてしまうまで、本当に死んだのではない。)
「詩とは、感情の解放ではなくて感情からの脱出であり、人格の表現ではなく人格からの脱出である。」
「人にお世辞を言われた時、いい気になって嬉しそうな顔をする者は傲慢な人である。他人の悪口を聞いて喜ぶ者は心のいやしい人である。」
「前向きな態度 - それは生きるための目的ではなく、手段である。」
「確かさばかり求めてぐずぐずしている人には、大きなことは決してできない。」
「私たちが成し遂げたものは、遠く離れて私たちのあとをついてきている。何を成し遂げたかで、私たちという人間が決まるのだ。」
「自分のためだけに心の狭い楽しみを、ひたすら追い求めた結果訪れる幸福は、次元の低い幸福だけである。広い考え方を持ち、自分ばかりでなく、世の中の他の人々にも関心を示してはじめて、大いなるものと歩調を共にするような、次元の高い幸福を手にすることができる。」
「盗んだ蜜を味わったからには、金で無実を買うわけにはいかない。」
「機会を利用できない者にとって、『機会』とは時の波が虚無の海へ流し去る、決して孵化しない卵である。」
「自分の仕事が最高と思えたら、成功です。」
「性格とは、固くもなければ不変でもない。活動し、変化し、肉体と同じように病気にもなるのだ。」
「婦人の運命はその愛される分量の如何にある。」
「無知は大きな可能性の枠を与える。」
イギリスの作家。本名はメアリー・アン・エヴァンズ。ヴィクトリア朝を代表する作家の一人で、心理的洞察と写実性に優れた作品を発表した。
『アダム・ビード』『サイラス・マーナー』『ミドルマーチ』などの作品で知られており、特に『ミドルマーチ』は後世のヴァージニア・ウルフによって賞賛され、マーティン・エイミスやジュリアン・バーンズによって英語で書かれた最高の小説のひとつに数えられている。
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