マーガレット・サッチャーさんの残した言葉【鉄の女】1925年10月13日~2013年4月8日
「I do not know anyone who has got to the top without hard work. That is the recipe. It will not always get you to the top, but should get you pretty near.」
(懸命に働かずしてトップに立った人など、私は一人も知りません。それがトップに立つための秘訣です。必ずしもそれでトップになれるとは限りませんが、かなり近いところまでは行けるはずです。)
「I am extraordinarily patient, provided I get my own way in the end.」
(最終的に自分の思い通りになるなら、私はいくらでも忍耐強くなれる。)
「If you just set out to be liked, you would be prepared to compromise on anything at any time and you would achieve nothing.」
(好かれようとしているだけなら、いつでも何でも妥協する用意があり、何も達成しないだろう。)
「Watch your thoughts, for they become words. Watch your words, for they become actions. Watch your actions, for they become habits. Watch your habits, for they become character. Watch your character, for it becomes your destiny.」
(考えは言葉となり、言葉は行動となり、行動は習慣となり、習慣は人格となり、人格は運命となる。)
「Being powerful is like being a lady. If you have to tell people you are, you aren’t.」
(影響力があるかないかは、レディーの資格があるかないかに似ている。自分で自分はレディーよと言わなければ分かってもらえないようでは、レディーの資格はない。)
「In politics, if you want anything said, ask a man; if you want anything done, ask a woman.」
(政治において、言ってほしいことがあれば、男に頼みなさい。やってほしいことがあれば、女に頼みなさい。)
「Any woman who understands the problems of running a home will be nearer to understanding the problems of running a country.」
(家庭の問題を理解できる女性ならば、国家を運営する問題をより理解できる。)
「People think that at the top there isn’t much room. They tend to think of it as an Everest. My message is that there is tons of room at the top.」
(頂上にはあまり場所はないと人は考えます。頂上はエベレストのようであると考える傾向があります。私が言いたいのは頂上はとても広いということです。)
「What is success? I think it is a mixture of having a flair for the thing that you are doing; knowing that it is not enough, that you have got to have hard work and a certain sense of purpose.」
(成功には素質も必要でしょう。しかし、それだけでは十分でないことを自覚し、目的を持って努力しなければ、成功は得られません。)
「You may have to fight a battle more than once to win it.」
(勝つためには、一度ならず戦わなければならないこともある。)
「Defeat? I do not recognize the meaning of the word.」
(敗北?私はその言葉の意味を存じ上げません。)
「I am not a consensus politician. I’m a conviction politician.」
(私は意見の一致を求める政治家ではない。信念の政治家だ。)
「I don’t think there will be a woman Prime Minister in my lifetime.」
(私が生きている間に女性の首相が誕生するとは思えません。)
「Pennies don’t fall from heaven, they have to be earned here on earth.」
(お金は天から降ってこない。地上で稼ぎ出さねばならない。)
「There’s no such thing as society. There are individual men and women and there are families.」
(社会なんてものはない。個人としての男がいて、個人としての女がいて、家族がある。ただそれだけだ。)
「A man may climb Everest for himself, but at the summit he plants his country’s flag.」
(彼自身のためにエベレストを登る男でも、山頂には祖国の国旗を立てるものだ。)
「My job is to stop Britain going red.」
(私の仕事は英国が共産主義に向かうのを防ぐことです。)
「A world without nuclear weapons would be less stable and more dangerous for all of us.」
(核兵器をもたない世界なんて、全人類にとってより安定を欠いた、より危険な世界となるだろう。)
「I have done battle every single day of my life.」
(私が戦わなかった日など一日たりともありません。)
「Where there is discord, may we bring harmony. Where there is error, may we bring truth. Where there is doubt, may we bring faith. And where there is despair, may we bring hope.」
(不一致があれば、私たちは調和をもたらしたい。誤りがあれば、私たちは真実をもたらしたい。疑問があれば、私たちは信頼をもたらしたい。絶望があれば、私たちは希望をもたらしたい。)
「No-one would remember the Good Samaritan if he’d only had good intentions; he had money as well.」
(心がやさしいだけだったら、誰一人として『善きサマリア人』のことなど覚えていなかったでしょう。彼にはお金もあったのだ。)
「Europe was created by history. America was created by philosophy.」
(ヨーロッパは歴史によってつくられ、アメリカは哲学によってつくられた。)
「It may be the cock that crows, but it is the hen that lays the eggs.」
(高々と鳴くのは雄鶏かもしれません。しかし、卵を産むのは雌鶏です。)
「リーダーは好かれなくてもよい。しかし、尊敬されなくてはならない。」
「意見の一致には危険が潜む。何についても特定の意見を持たない人々を満足させようと試みることになりかねない。」
「強者を弱くすることによって、弱者を強くすることはできない。」
「私はコンセンサスというものは、さほど重要なものであるとは思いません。あれは時間の浪費の原因のようなものですから。」
「大英帝国の旗の下、祖国に救援を求める国民が一人でもいる限り、我が国政府が見捨てることは絶対にない。」
「私たち政治家は、後戻りをしてはならない。立ち止まった姿を世間にさらすことも許されない。前に進んだ時こそ未来が約束される。」
「女性運動を声高にやる人は嫌いです。男女の別に関係なく、人間は能力で決まる。」
「幸運だったわけではありません。私はそれだけの努力をしてきました。」
「物事に反対するだけでは勝てない。物事に賛成し、自分のメッセージを完全に明確にすることによってのみ勝利できる。」
「お金持ちを貧乏にしても、貧乏な人はお金持ちになりません。」
「労働組合が若者から仕事を奪っている。」
「家計のバランスは自然にとれるものではありません。毎年努力してバランスをとるものです。」
「人の一生は、最終的にその人の品格に左右され、品格は自分をどう形成するかにかかっている。」
「多数に追随するな。自分自身で決断せよ。そして人々をも納得させ、リードしていけ。」
「もちろん、みんな私にほくそえむべきではないと言いますわ。私はそうねとほほえむのです。」
「人間として必要なことは全て父から学んだ。」
「我々は核兵器のない世界ではなく、戦争のない世界を目指すべきです。」
「民主主義の眼目は、率直で力を込めた討論である。」
「料理や育児や掃除だけじゃなく、人生にはもっと大切なことがある。私は食器を洗って一生を送りたくない。」
「男から女への最高の誉め言葉は、『あなたは考え方が女らしい』と言うこと。」
イギリスの政治家、一代貴族。旧姓はロバーツ。 イギリス保守党初の女性党首、イギリス初の女性首相。1992年からは貴族院議員。 保守的かつ強硬なその政治姿勢から「鉄の女」の異名を取ったことで知られる。
その非常に強硬な政治方針と信念から、在任中もその後も、イギリス国内では非常に毀誉褒貶の激しい二分された評価がある。財政赤字を克服しイギリス経済を立て直した救世主として国内外の新保守主義・新自由主義の政治家・経済論者からはいまだに高い評価を受けているが、一方で失業者を増大させ、地方経済を不振に追いやった血も涙もない人間としての評価もある。富裕層優遇政策をとったことから、リベラリズムや労働者からの評価は低い。旧来の保守勢力からも、古き良き英国の伝統を破壊した政治家として批判に晒されることがある。
コメント