マーク・トウェインさんの残した言葉【トム・ソーヤーの冒険】1835年11月30日~1910年4月21日
「Twenty years from now you will be more disappointed by the things that you didn’t do than by the ones you did do.」
(今から20 年後、あなたはやったことよりも、やらなかったことに失望することだろう。だから、はらみ網を解いて、安全港から出航するのだ。貿易風を帆に受け、探検し、夢を抱き、発見せよ。)
「Don’t part with your illusions. When they are gone you may still exist, but you have ceased to live.」
(夢を捨ててはいけない。夢がなくても、この世にとどまることはできる。しかし、そんな君はもう生きることをやめてしまったのだ。)
「The best way to cheer yourself up is to try to cheer somebody else up.」
(自分を元気づける一番良い方法は、誰か他の人を元気づけてあげることだ。)
「Keep away from people who try to belittle your ambitions. Small people always do that, but the really great make you feel that you, too, can become great.」
(あなたの大きな夢を萎えさせるような人間には近づくな。たいしたことない人間ほど人の夢にケチをつけたがるものだ。真に器量の大きな人間は自分にも成功できると思わせてくれる。)
「He liked to like people, therefore people liked him.」
(彼は人を好きになることが好きだった。だから、人々は彼のことを好きだった。)
「To play billiards moderately well is the sign of a gentleman; to play it too well is the sign of a misspent life.」
(ビリヤードをまあまあ上手にプレーできるのは、紳士のしるしである。あまり上手すぎるのは、時間の使い方を間違えた人生のしるし。)
「When in doubt, tell the truth.」
(迷う時には真実を話せ。)
「When angry, count to four; when very angry, swear.」
(怒りを感じたら、4つ数えろ。怒りが頂点に達したら、罵れ。)
「The trouble is not in dying for a friend, but in finding a friend worth dying for.」
(難しいのは友のために死ぬことではない。命をかけるだけの価値がある友を見つけることが難しいのだ。)
「The man who doesn’t read good books has no advantage over the man who can’t read them.」
(良書を読まない者は、良書を読む能力のない者と少しも変わるところがない。)
「Forgiveness is the fragrance that the violet sheds on the heel that has crushed it.」
(許しとは、踏みにじられたスミレの花が、自分を踏みにじったかかとに放つ香りである。)
「It is not best that we should all think alike; it is a difference of opinion that makes horse races.」
(我々が皆同じ考え方をしたからといって、それが一番いいということにはならない。競馬だって、意見の違いがあるからこそ成り立つのだ。)
「When your friends begin to flatter you on how young you look, it’s a sure sign you’re getting old.」
(友人たちが『若く見えるよ』と誉めだしたら、あなたが年をとったしるしだ。)
「The human race has one really effective weapon, and that is laughter.」
(人類は一つのとても効果的な武器をもっている。それは笑いだ。)
「The proper office of a friend is to side with you when you are in the wrong. Nearly anybody will side with you when you are in the right.」
(正しい友人というものは、あなたが間違っているときに味方してくれる者のこと。正しいときには誰だって味方をしてくれるのだから。)
「It is a good idea to obey all the rules when you’re young just so you’ll have the strength to break them when you’re old.」
(若いうちはどんなルールにも従っておくのが良い。どうせ歳をとればルールを破る力が手に入るのだから。)
「Advertisements contain the only truths to be relied on in a newspaper.」
(新聞の中で、唯一信頼できる事実が書かれているのは、広告である。)
「Courage is resistance to fear, mastery of fear – not absence of fear.」
(勇気とは、恐怖に抵抗することであり、恐怖を克服することである。恐怖を抱かないことではない。)
「Let us endeavor so to live that when we come to die even the undertaker will be sorry.」
(死んだら葬儀屋も悲しんでくれるくらいに一生懸命生きよう。)
「It usually takes me more than three weeks to prepare a good impromptu speech.」
(気の利いた即席のスピーチの準備には、大抵3週間以上かかる。)
「I can live for two months on a good compliment.」
(よいお世辞があれば、2ヶ月はそれで生きられる。)
「Kindness is a language which the deaf can hear and the blind can see.」
(優しさとは、耳の聞こえない者も聞くことができ、目の見えない者も見ることができる言葉なんだ。)
「If you tell the truth, you don’t have to remember anything.」
(真実をしゃべるなら、何も覚えておかなくていい。)
「I don’t mind what the opposition say of me so long as they don’t tell the truth about me.」
(私に批判的な人たちが私のことを何と言おうと、彼らが真実を語らない限りは気にしない。)
「I was gratified to be able to answer promptly. I said I don’t know.」
(私は即座に答えることができて満足した。私は知らない、と言ったのだ。)
「The man who is a pessimist before 48 knows too much; if he is an optimist after it he knows too little.」
(48歳より前に悲観主義者になる者は物事を知りすぎ、48歳を越えてもなお楽観主義者である者は物事を知らなさすぎる。)
「A person with a new idea is a crank until the idea succeeds.」
(新しいものを考えついた人も、それが成功するまではただの変人にすぎない。)
「Quitting smoking is easy. I’ve done it a thousand times.」
(禁煙なんて簡単さ。私はもう何千回もやめてきたのだから。)
「Good friends, good books and a sleepy conscience: this is the ideal life.」
(良き友、良き本、眠りかけた良心、これぞ理想の人生。)
「If you pick up a starving dog and make him prosperous, he will not bite you. This is the principal difference between a dog and a man.」
(もし腹をすかせた犬を拾って不自由なく暮らせるようにしてやれば、噛んだりしないものだ。これが犬と人間の根本的な違いである。)
「Love seems the swiftest, but it is the slowest of all growths.」
(愛はもっともすばやく育つものに見える、だがもっとも育つのに遅いもの、それが愛なのだ。)
「Everyone is a moon, and has a dark side which he never shows to anybody.」
(人間は誰でも月である。誰にも見せない暗い面を持っている。)
「A banker is a fellow who lends you his umbrella when the sun is shining, but wants it back the minute it begins to rain.」
(銀行家というのは、太陽が照っているときに自分の傘を差し出して、雨が降り始めるやいなや、それを返せと言うような奴だ。)
「Name the greatest of all inventors. Accident.」
(最も偉大な発明家は誰か。それは「偶然」である。)
「Truth is stranger than fiction, but it is because Fiction is obliged to stick to possibilities; Truth isn’t.」
(真実は小説より奇なり。なぜなら、フィクションは可能性を持っていなければならないが、真実はそうではない。)
「Foreigners always spell better than they pronounce.」
(外国人ってのは、たいてい、発音は下手だが綴りは正確だ。)
「The only way to keep your health is to eat what you don’t want, drink what you don’t like and do what you’d rather not.」
(健康を保つ唯一の方法は、食べたくないものを食べ、飲みたくないものを飲み、したくないことをすることだ。)
「What gets us into trouble is not what we don’t know. It’s what we know for sure that just ain’t so.」
(やっかいなのは、何も知らないことではない。実際は知らないのに、知っていると思い込んでいることだ。)
「Education: the path from cocky ignorance to miserable uncertainty.」
(教育とは、うぬぼれた無知からみじめな曖昧さへの道である。)
「A lie can travel half way around the world while the truth is putting on its shoes.」
(真実が靴を履いている間に、嘘は世界を半周する。)
「Clothes make the man. Naked people have little or no influence on society.」
(洋服が人間をつくる。裸の人間は社会にほとんど、あるいはまったく影響力をもたない。)
「人生で必要なものは無知と自信だけだ。これだけで成功は間違いない。」
「自分が多数派の側にいると気づいたら、もう意見を変えてもいいころだ。」
「人をほめたら同時にものを頼んではいけない。ほめ言葉は無料でなければ価値がない。」
「アダムこそは、気の利いた台詞を口にした時に、自分よりも先に同じことを言った者は一人もいないと確信できた唯一の人間である。」
「正しいことに一生懸命挑戦するなら、人々の賛同を得られる。だが自分の賛同が得られれば、百人力である。」
「アダムはリンゴを食べたかったから食べたのではない。禁じられていたからこそ、食べたのだ。」
「誘惑に対する防御法はいろいろあるが、最も確実な方法は臆病になることだ。」
「人間はカメレオンだ。その天性、法則によって、終始行く場所の色をおびる。」
「カエルを二匹飲み込まねばいけないときは、大きい方から飲み込むこと。それと、あまり長いあいだ見つめないことだ。」
「やったことは、例え失敗しても、20年後には、笑い話にできる。しかし、やらなかったことは、20年後には、後悔するだけだ。」
「私がこれまで思い悩んだことのうち、98パーセントは取り越し苦労だった。」
「わが国には、言葉では言い表せぬほど尊い宝物が三つある。それは、言論の自由と良心の自由とその両者を決して使おうとしない慎重さだ。」
「私の本は水だ。偉大な天才の本はぶどう酒だ。しかし、みんなは水を飲む。」
「成功の秘訣は、自分の職業をレジャーとみなすことだ。」
「先に進むための秘訣は、先に始めること。先に始めるための秘訣は、複雑で圧倒する仕事を扱いやすい小さな仕事に分解して、最初のひとつを始めることだ。」
「毎年、数千人の天才が自分にも他人にも見出されることなく死んでいく。」
「名声は霧、人気は偶然の出来事。この世でただ一つ確実なもの、それは忘却。」
「勝者と敗者を分けるのは、一日5分間、考えるかどうかで決まる。」
「友情という神聖な情熱は、実に美しく、揺るぎ無く、気高く、永続的な性質を持っている。だから、それは全生涯を通して存続するものだ。ただ、金を貸してくれとさえいわれぬ限り。」
「世の中には地位を崇拝する人間もいるし、英雄を崇拝する人間もいる。また、権力を崇拝する人間もいるし、神を崇拝する人間もいる。そしてこうした架空のものをめぐって、彼らは議論をたたかわせている。しかし彼らの誰もが一様に崇拝しているのは、金だ。」
「ユーモアの源泉は歓びにあるのではなく、悲しみにある。天国にはユーモアはない。」
「人間とは、顔をあからめる唯一の動物である。あるいは、そうしなければならない唯一の動物である。」
「私は文明という言葉が大嫌いだ。というのは、それは虚位を意味するからである。」
アメリカ合衆国の著作家、小説家。ミズーリ州出身。『トム・ソーヤーの冒険』の著者として知られ、数多くの小説やエッセーを発表、世界中で講演活動を行うなど、当時最も人気のある著名人であった。
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