ロマン・ロランさんの残した言葉【ノーベル文学賞】1866年1月29日~1944年12月30日
「決して誤ることのないのは、何事もなさない者ばかりである。」
「人間の感情の四分の三は、子供っぽいものだ。残りの四分の一はもっと子供っぽい。」
「愛は信頼の行為である。神が存在するかしないかはどうでもよい。信ずるから信ずるのである。愛するから愛するのである。たいした理由はない。」
「真の偉大さは喜びの中でも苦難の中でも楽しむ力があることで見分けがつく。」
「他人の後ろから行くものは、決して前進しているのではない。」
「恋は決闘です。もし右を見たり左を見たりしていたら敗北です。」
「いつまでも続く不幸というものはない。じっと我慢するか、勇気を出して追い払うかのいずれかである。」
「A hero is a man who does what he can.」
(英雄とは、自分のできることをする人だ。)
「It is the artist’s business to create sunshine when the sun fails.」
(太陽がないときには、それを創造することが芸術家の役割である。)
「少しのきまじめさは恋愛においては結構だ。しかしあまり真面目すぎては困る。それは重荷であり、快楽でなくなる。」
「他人の上に太陽の光を注がんためには、自分のうちにそれをもっていなければいけない。」
「人生は往復切符を発行していません。ひとたび出発したら、再び帰ってきません。」
「人生で一番大切なことは、己の義務を果たすことである。」
「悪徳は、習慣が始まるところに始まる。習慣はサビである。それは魂の鋼鉄を蝕む。」
「私は世界に二つの宝を持っていた。私の友と私の魂と。」
「まさしく音楽こそ、精神の生活を感覚の生活へと媒介してくれるものです。」
「思想もしくは力によって勝った人々を私は英雄とは呼ばない。私が英雄と呼ぶのは心に拠って偉大であった人々だけである。」
「人は望むとおりのことができるものではない。望む、また生きる、それは別々だ。くよくよするもんじゃない。肝腎なことは、ねえ、望んだり生きたりするのに飽きないことだ。」
「人生の賭けで得をしようと損をしようと、賭けるべき肉が一ポンドでも残っていれば私はそれを賭けるでしょう。」
「自然の中には、僕の愛に値しないものは何もない。一人の人間も、一本の木も。」
「今日の新聞・雑誌は嘘の巣窟だ。そして読者の十中八九までが、嘘にまるめこまれる可能性がある。」
「魂の致命的な敵は、毎日の消耗である。」
「富の中でもなお健全な心情を保ちえる女性は、百万長者が天才を有すると同じく一つの奇跡である。」
「国家は祖国ではない。それを混同させるのは、それによって儲ける連中だけだ。」
「自己放棄は偽善である。」
「今最も革命的な人々も、知らないうちに、おそらく一番古い伝統の人間となる。」
「女性の愛情は、天才を飼い馴らし、平準化し、枝を切り、削り、香りをつけることに専念する。そして、ついには天才を自分の感受性、小さな虚栄心、平凡さ、それに自分たちの社交界の平凡さと同程度の者にしてしまう。」
「いちばん卑怯な暴君は、百万の卑怯者が一緒になったときです。」
「誰でも幸福について語るが、それを知っているものは少ない。」
「人生は人間が共同で利用するブドウ畑です。一緒に栽培して、共に収穫するのです。」
「ピラミッドは頂上から作られはしない。」
「旧道徳は危険を回避することを命じた。だが新道徳は、危険をおかさないものは、何ものをも得ない。」
「我々は平和を望んでいる。平和は社会組織の変革なしには真実なものとなり得ない。また安定したものとなり得ない。革命によって平和を。」
「生き、苦しみ、戦うことだ。苦しみと、戦いと、雄々しく耐えていくことによってのみ、一個の人間になれる。」
「人生は幾度かの死と、幾度かの復活の一続きである。」
「愛はそれが自己犠牲であるときのほかは、愛の名に値しない。」
「もし世の中の人の苦しみに、一々足を止めていた日には、人は生きて行かれないだろう。どんな幸福も、他の人間の苦悩を食って生きているのだ。」
「知識人は政治家を軽蔑し、政治家は知識人を軽蔑する。」
「われわれは戦い、そして勝利者とならねばならぬ。正義とは正しい者が勝つことだ。」
「もう思いわずうのはやめろ。なるようになる。すべてがなるようになる。ただ人間は、それを愛しさえすればよいのだ。 」
「復活の前に、死がある。」
「戦うことが、わが健康法なり。」
「大半の聴衆が興味を抱くのは、音楽ではなく音楽家である。」
「理想主義のない現実主義は無意味である。現実主義のない理想主義は無血液である。」
「真理への愛のみが、我々を決して裏切ることのない唯一の愛である。」
「幸福は世界のリズムの一瞬間であり、生の振子が往来する両極の一つである。」
「人間の野獣性に、虚偽の病的な理想主義の衣を着せるよりも、率直に野獣であるほうが人間にとっては危険が少ないだろう。」
「万人のうちで最も偉大なのは、万人のために鼓動する心をもった人である。」
「私は、自らの最後の日まで、私自身の人生をさらに広く、さらに高くすることに、挑み行くのだ。」
「民主主義というのは、民衆にとって代わって、その厳粛な名目のもとに、若干の布教者たちの利益のために民衆の毛を刈る技法です。」
「フランス大革命は『歓喜』から発したもので、決して道徳的義務から発したものではなかった。」
「真理!眼をしっかり開いて、生命の強烈な息吹を全身の毛穴から吸い込み、物事をあるがままに見、不幸をまともに見つめ、そして笑うのである!」
フランスの作家。 理想主義的ヒューマニズム、平和主義、反ファシズムを掲げて戦争反対を世界に叫び続け、国際的に多くの知友を持った。
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