サマセット・モームさんの残した言葉【月と六ペンス】1874年1月25日~1965年12月16日

「The tragedy of love is indifference.」

(恋の悲劇は、無関心である。)


「To eat well in England, you should have a breakfast three times a day.」

(イギリスでよい食事をしようと思うなら、朝食を三度とればいい。)


「Love is what happens to men and women who don’t know each other.」

(愛とは、お互いに相手を知らない男女の間に発生するものである。)


「The important thing was to love rather than to be loved.」

(大事なことは、愛されることよりも愛することだった。)


「An unfortunate thing about this world is that the good habits are much easier to give up than the bad ones.」

(この世の不幸は、良い習慣をあきらめるほうが、悪い習慣をあきらめるよりも、ずっと簡単だということにある。)


「There’s always one who loves and one who lets himself be loved.」

(この世には、愛する人と愛される自分になろうとする人がいる。)


「People ask you for criticism, but they only want praise.」

(人は批評してくれというが、称賛を欲しているだけである。)


「The only way to live is to forget that you’re going to die.」

(生きるための唯一の方法は、自分がいつか死ぬことを忘れることだ。)


「We know our friends by their defects rather than by their merits.」

(我々は、その長所よりも欠点によって友を知るのだ。)


「Life isn’t long enough for love and art.」

(愛と芸術を求めるには人生は短すぎる。)


「The crown of literature is poetry.」

(詩は文学の王である。)


「“Why do nice women marry dull men?” “Because intelligent men won’t marry nice women.”」

(なぜ、美人はいつもつまらない男と結婚するんだろう?賢い男は美人と結婚しないからさ。)


「The great tragedy of life is not that men perish, but that they cease to love.」

(人生の最大の悲劇は死んでしまうことではなく、愛することを止めてしまうことだ。)


「It is an illusion that youth is happy, an illusion of those who have lost it.」

(「青春がすばらしい」というのは幻想である。青春を失った人達の幻想である。)


「Great art can’t exist without a moral element.」

(偉大な芸術は、道徳的要素なしには存在しえない。)


「It’s a funny thing about life; if you refuse to accept anything but the best, you very often get it.」

(人生とはおかしなものだ。最高のものしか受け付けずにいると最高のものを得られる場合が多い。)


「I’ve always been interested in people, but I’ve never liked them.」

(私はいつも人々に興味を持ってきたが、彼らを好きになったためしはない。)


「Marriage is a very good thing, but I think it’s a mistake to make a habit out of it.」

(結婚生活はとてもよいものだ。しかしそれを習慣にしてしまうのは誤りだと思う。)


「Money is like a sixth sense without which you cannot make a complete use of the other five.」

(金は第六感のようなものだ。これがないと、他の五感も十分に機能しない。)


「The ability to quote is a serviceable substitute for wit.」

(人の言葉を引用する能力は機知のなさを補うのに役立つ。)


「The love that lasts the longest is the love that is never returned.」

(最も永く続く愛とは、決して報われぬ愛のこと。)


「The secret to life is meaningless unless you discover it yourself.」

(人生の秘訣とは、自分でそれを見つけないと意味がないのだ。)


「There is only one thing about which I am certain, and that is that there is very little about which one can be certain.」

(私が確信できることがたった一つある。それは確信できることはほとんどないということだ。)


「There are three rules for writing a novel. Unfortunately, no one knows what they are.」

(小説を書くためのルールは三つある。残念なことに、誰もそれを知らない。)


「どうやら美というものも、幸福や発明と同様、計画的に追求されない時の方が獲得しやすいようである。」


「ユーモアのセンスを持っていると、人間性の矛盾を楽しむようになる。」


「金だけが人生ではない。が、金が無い人生もまた人生とは言えない。十分な金が無ければ、人生の可能性のうち半分は締め出されてしまう。」


「芸術家の最大の敵は自己懐疑だ。」


「女はいつも、機会さえあれば、自分を犠牲に捧げたがる。あれは自己陶酔の一形式であり、しかも女たちのお好みの形式なのだ。」


「人生とは、切符を買って軌道の上を走る車に乗る人には分からないものである。」


「読書は人を聡明にしない。ただ教養ある者にするだけだ。」


「恋は、人間を何ほどか自己以上のものにし、同時に、何ほどか自己以下のものにする。」


「どんな男でも育ちのいい女ほど皮肉な心を持っていない。」


「何ひとつ為した事はない。このまま死んでしまえば、全くいなかったのも同然なのだ。」


「苦労が人間を気高くするというのは、事実に反する。幸福が、時にはそうすることはあるが、苦労は大抵、人間をけちに意地悪くするものなのだ。」


「才能のない人たちが芸術を追求するほど悲惨なことはない。」


「新しい考えはおおかた新しい感動のせいなのだ。それは思慮によってではなくて、情熱によって得られるものなのだ。」


「毎日、自己の嫌いなことを二つずつ行うのは、魂のためによいことだ。」


「恋人として男と女とが違う点は、女は一日中恋愛をしていられるが、男はときどきしかできないということである。」


「完璧には一つの重大な欠点がある。退屈になりがちなのだ。」


「苦労人というのは、ややこしい苦境を優雅に切り抜ける人のことである。」


「思い煩うことはない。人生に意味はないのだ。」


「真に重大な自由はただ一つです。それは経済的な自由なのです。」


「長い目で見れば、利口者や金持ちに生まれつくよりも、運の良い人間に生まれついた方がいい。」


「良い妻というものは、夫が秘密にしたいと思っている些細なことを常に知らぬふりをする。それが結婚生活の礼儀の基本である。」


「老年の最大の報酬は精神の自由だ。」


イギリスの小説家、劇作家。 フランス、パリ生まれ。10歳で孤児となり、イギリスに渡る。医師になり第一次大戦では軍医、諜報部員として従軍した。
1919年に『月と六ペンス』で注目され、人気作家となった。平明な文体と物語り展開の妙で、最良の意味での通俗作家として名を成した。作品に『人間の絆』『お菓子とビール』や短編「雨」「赤毛」、戯曲「おえら方」など。ロシア革命時は、イギリス情報局秘密情報部に所属した情報工作員であった。
同性愛者としても知られている。

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