キャサリン・アン・ポーターさんの残した言葉【花咲くユダの木】1890年5月15日~1980年9月18日

「I was right not to be afraid of any thief but myself, who will end by leaving me nothing.」

(わたしはどんな泥棒も恐れません。でも、自分に何も残さずに生涯を終える、わたし自身を恐れるのです。)


「Don’t sidestep suffering. You have to go through it to get where you’re going.」

(つらい道を避けないこと。自分の目指す場所にたどりつくためには進まなければ。)


「Defeat in this world is no disgrace if you really fought well and fought for the right thing.」

(ほんとうに正しいことのために戦ったのなら、負けても恥じることはない。)


「It is such a relief to be told the truth.」

(本音を言われると、気持ちがとっても楽になる。)


「Love must be learned, and learned again; there is no end to it.」

(愛は学ばなければなりません。そして再び学ぶのです。それに終わりはないのですから。)


「She always kept things secret in such a public way.」

(友人とは秘密を上手にばらしてくれるもの。)


「One of the marks of a gift is to have the courage of it.」

(才能のひとつの特徴は、それに従い行動することです。)


「I’ve never felt that the fact of being a woman put me at a disadvantage.」

(女であることで不利だと感じたことはありません。)


「You waste life when you waste good food.」

(おいしい食事を無駄にする人は、人生を無駄にしている。)


「You do not create a style. You work, and develop yourself; your style is an emanation from your own being.」

(スタイルは作り出すものではありません。働き、自らを成長させれば、あなたのスタイルは自身の存在から発せられるのです。)


「I have not much interest in anyone’s personal history after the tenth year, not even my own. Whatever one was going to be was all prepared before that.」

(わたしは15歳の頃からだれかの生い立ちなんてさほど興味がなかったし、自分のことでさえそうだった。だれがどうなるかってことは、あらかじめすべて用意されていたんだから。)


「I shall try to tell the truth, but the result will be fiction.」

(真実を伝えようとしても、結末はフィクションになってしまう。)


「自分の運命を変えることなんて、本当はだれにもできません。でも、わたしたちを心の底から突き動かす力は存在します。」


「The past is never where you think you left it: you are not the same person you were yesterday.」

(過去は、決してそのままにしておけないのです。あなたも昨日とは違う人間なのです。)


「Miracles are instantaneous, they cannot be summoned, but come of themselves, usually at unlikely moments and to those who least expect them.」

(奇跡はいつ起きるかわかりません。呼び出すことはできなくて、思いがけない時に期待もしていなかった人のもとにやって来ます。)


「God does not know whether a skin is black or white. He sees only souls.」

(神は肌の色が黒いか白いかを知りません。魂だけを見るのです。)


「無益なことも無意味なことも存在しません。結果が出るのを待てば、その意味は自然にわかります。」


アメリカのジャーナリスト、小説家。
テキサス州インディアン・クリーク生まれ。
南部の旧家に生まれ、修道院の学校で教育を受ける。週刊誌「クリティック」記者、教師などの経験をもち、アメリカ、ヨーロッパ、メキシコなどを広く旅行した。
1930年短編集「花咲くユダの木」を発表。簡潔な文体と複雑な人間の心理への鋭い洞察が批評家の注目を集め、以来少数ながら独特の知的な文体、微妙にして強靭な象徴の駆使、その一種幽玄なすぐれた作品を発表し、第一級の女流作家となる。
ブック・オブ・ザ・マンス賞、ピューリッツァー賞など多くの賞を受賞したほか、多くの大学から文学博士号を授与される。他の作品に「幻の馬、幻の騎手」(’39年)、評論集「過ぎ去った日々」(’52年)等。

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