デイヴィッド・ロックフェラーさんの残した言葉【ロックフェラー家第3代当主】1915年6月12日~2017年3月20日

「Success in business requires training and discipline and hard work. But if you’re not frightened by these things, the opportunities are just as great today as they ever were.」

(ビジネスでの成功は訓練と規律と労働が必要である。だが、それらを苦としないのであれば、今日の機会は過去よりもさらに大きいものである。)


「必要が発明の母なら、不満は進歩の父である。」


「利益は事業にも人生にも重要。」

「利益」の魅力が雇用を創出し、富を生み出し、その他のいずれの社会的、経済的システムも成し得なかった方法で人々に力を与える。

「離婚と政治にはカネがかかる。」


「仕事を通じて作るのは金と友人。」


「ボスは2人より1人がいい。」

最高経営責任者を2人置く体制は機能しない。気まずい妥協の結果が方針に反映されるからだ。

「友人とビジネスを始めるのを迷うことはない。」

一緒にビジネスをして最もうまくいくのは、相手との間に信頼関係と理解、忠誠心があるときだ。これらは、友人関係に欠かせないものでもある。

「資本主義は擁護すべき。」

金を稼ぐことに罪悪感を持つべき人間などいない。

「資本主義に必要なのは政府と市場の協力。」

全ての問題を解決し、全ての病気を治すために政府と市場のどちらか一方だけに依存することは、現実的ではない。

「オフィスの外に出ること。」

(チェース・マンハッタン)銀行の顧客に会うために私が訪れたのは50の州のうち42州。ビジネスのために誰かとした食事は約1万回(ニューヨークでの食事は除く)。取引先や顧客との会議は何千回にも上る。

「できる限り遠くまで出かけること。」

私が飛行機で移動した距離は、世界200周分。銀行で仕事をしていた35年間に、103か国を訪問した。

「腹立たしいことがあるなら、議員に手紙を書くこと。」

誰でも議会や政府に自分の意見や懸念を伝えることができなければならない。

「名字が『扉を開く』こともある。」

「ロックフェラー」の名が有利に働くこともある。私からの電話には、誰でも出てくれるようだ。

「反対に『閉じる』こともある。」

一方で、人から疑われたり、皮肉を言われたりすることもある。自分の努力で何かを達成しても、「名前のおかげ」と言われることもある。 言いたい奴には言わせておけ。ほんのわずかでも「出る杭」になる人が、面の皮を厚くしておくことは非常に重要だ。

「父親になることが、新しい視点を与えてくれる。」


「家族を大切にする。」

祖父とパートナーたちは、仕事の上では厳しくやり合うこともあった。だが、それは仕事上に限ってのことだった。

「家族のために行動する。」

(兄の)ネルソンの選挙運動に表立って協力することはあまりなかったが、時には一緒に人前に顔を出す義務も感じた。

「(しかし、)一番驚かせてくれるのは家族だ ─ ネルソンと(二番目の妻となった)マーガレッタ・ハッピーの不倫関係を知ったときには、ショックを受けた。一番近くにいる者が最後まで気付かないというのは、よくあることだ。。」


「趣味を持つ。」


「良き師を見つける。」

私が歴史に興味を持ち、ずっと関心を失わなかったのは、6年生のときの先生のおかげだ。

「人間は自分にないものに引かれる ─ 妻と一緒に過ごす時間は楽しかったが、私たちはそれぞれ異なる関心事を持ち、相手がそれに時間を費やすことを互いに認めてきた。それが、長く幸せな結婚生活を送るためのカギだったのだろう。」


「分相応に暮らす。」

簡単に借りられる金は投機に使うこともできるし、手を広げすぎることにもつながる。

「冒険心を大切にする。」

兄のローレンスは、何でも一度は試してみるという考えの持ち主だった。新しいアイデアに対する兄の関心は決して衰えることがなく、ベンチャーキャピタリストとして大きな成功を収めた。

「外国について知る。」


「後悔せずに生きる ─ 祖父は後悔のため息をついたことがなかった。(違法だとして解散を命じられた石油トラストの)スタンダード・オイルも、社会に利益をもたらしたと確信していた。」


「永遠に残るものを作る。」


「ビジネスを通じて得ることができる喜びには、永続性と自分自身を超える価値の創出がある。」


アメリカの銀行家であり、実業家であり、慈善家であり、ロックフェラー家第3代当主である。チェース・マンハッタン・コーポレーションの会長兼最高経営責任者を務めた。 デイヴィッド・ロックフェラーは2004年7月以来、ロックフェラー家と一族の家長の中で最も長生きしていた。

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